2級建築士試験

温熱感覚とは?建築士試験頻出用語

投稿日:2019年1月9日 更新日:




温熱感覚

人が「熱い」とか「寒い」などを感じることを「温熱感覚」という。これは人体の2要素と、環境による4要素「温熱環境要素(温熱要素)」が与えている。

人体2要素

代謝量着衣量

温熱4要素

気温(温度)湿度気流(壁面)放射

  

予測平均温冷感申告(PMV)

上の6つの温熱要素の組み合わせで、人が感じる「温熱感覚」の指標として示している。

予測平均温冷感申告(PMV)、有効温度(ET)、修正有効温度(CET)、新有効温度(ET*)、作用温度(OT)、不快指数(DI)など)

その中でも「予測平均温冷感申告(PMV)」は11年間で7回も出題している頻出用語であるが、PMVは温熱6要素全てを算出利用し、以下の7評価で表している。

+3(暑い)

+2(暖かい)

+1(やや暖かい)

0(どちらでもない)

-1(やや涼しい)

-2(涼しい)

-3(寒い)

出題:平成20年度No.2平成21年度No.3平成22年度No.19平成24年度No.19平成27年度No.3平成28年度No.19平成30年度No.3







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