二級計画(地域計画)

建築士過去問解説

二級建築士試験分野別まとめ
計画
地域計画

二級建築士学科試験
2023年7月02日(日)

令和05年度試験日まであと 日!

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二級建築士試験の過去問13年分を
分野別にまとめました

(平成20年度から令和02年度まで)

二級建築士
計画
地域計画

〔H30 No.18〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.パークアンドライドは、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機 関を利用して、中心市街地へ移動することによって、中心市街地への自動車の流入を減らすための手法である。
2.トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除して、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものである。
3.ボンエルフは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
4.スプロールは、都市周辺部において、市街地が無計画、無秩序に拡大していく現象である。
5.ペデストリアンデッキは、歩行者と自動車の動線分離を目的とした高架の歩廊である。

解答 3:ボンエルフとは、歩行者の快適性を考えつつ、自転車や自動車の通行を可能にした方式(歩車共存)である。その手法として車の速度を抑制するため車路を蛇行させる「シケイン」、路面を部分的に盛り上げる「ハンプ」などがある。設問はペデストリアンデッキや、ラドバーンシステムなどの説明。

〔H29 No.18〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.クリストファー・アレグザンダーが提唱したパタン・ランゲージは、建築や環境の合理的な設計手法で、住民参加のや建築を目指したものである。
2.ラドバーン方式は、中心市街地への自動車の流入を減らすため、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して中心市街地へ移動する手法である。
3.景観法の特色の一つは、住民等による景観計画の策定・提案ができることである。
4.ボンエルフは、住宅地の道路において、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。
5.都市部において街区全体の防災性能を高める方法として、個々の建築物の建替に際しての、共同建替、協調建替がある。

解答 2:ラドバーン方式とは、住宅地において、クルドサックなどを用いて人と車を平面的に分離する方式(歩車分離)である。設問はパークアンドライドの説明である。

〔H27 No.18〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.景観法は、地方自治体の作成する景観計画や、住民などによって自主的に取り決められた景観協定などに実効性や強制力をもたせたことが、大きな特徴の一つである。
2.ラドバーンシステムは、住宅地において、クルドサックなどを採用して通過交通を排除し、歩行者と自動車との動線を完全に分離させる手法である。
3.パタン・ランゲージは、クリストファー・アレグザンダーが提唱した建築や環境の合理的な設計手法で、住民参加のや建築を目指したものである。
4.公開空地は、総合設計制度の適用によって確保される敷地内の広場等であり、歩行者が自由に通行、利用できる。
5.ハンプは、住宅地の道路において、車道部分を大きく蛇行させることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。

解答 5:車の速度を抑制するため車路を蛇行させる手法を「シケイン」といい、路面を部分的に盛り上げる手法を「ハンプ」という。

 

 

〔H26 No.18〕住宅地の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.近隣住区内の街路は、一般に、通過交通を防ぐために、ループ状やクルドサックとすることが多い。
2.地区公園は、2~3の近隣分区を合わせた程度の住民の利用を対象とした公園である。
3.近隣住区は、一般に、小学校を1校必要とする程度の人口規模を単位としたものである。
4.近隣グループごとに、公共施設として、プレイロットを設ける。
5.スプロールは、都市周辺部において、市街地が無計画、無秩序に拡大していく現象である。

解答 2:地区公園は、主として徒歩圏内の利用者を対象とする。「地区」の規模を対象とする。地区は、近隣住区が3~5程度集まった規模である。

〔H24 No.17〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除して、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものである。
2.景観法の特色の一つは、住民等による景観計画の策定・提案ができることである。
3.ペデストリアンデッキは、歩行者と自動車の動線分離を目的とした高架の歩廊のことである。
4.再開発は、既成の市街地を対象とする都市の改良事業で、主に建替え等によって行うのことである。
5.ラドバーンシステムは、住宅地の道路において、自動車の速度を低く抑え、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。

解答 5:ラドバーンシステムは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。設問はボンエルフに関する説明。

〔H23 No.18〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ボンエルフは、住宅地の道路において、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。
2.ハンプは、住宅地の道路において、車道部分を大きく蛇行させることによって、自動車の速度を低下させるための手法である。
3.ラドバーンシステムは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。
4.トランジットモールは、モール形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除し、路面電車やバス等の公共交通機関と歩行者の空間としたものである。
5.パークアンドライドは、中心市街地への自動車の流入を減らすため、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して、中心市街地へ移動する手法である。

解答 2:設問はシケインの説明。ハンプは路面を部分的に盛り上げる手法のこと。

〔H22 No.18〕住宅地の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.住宅地内の街路は、歩行者と自動車の共存を図るために、ボンエルフの手法を取り入れた。
2.近隣住区における住宅地総面積の約10%を、公園や運動場等のレクリエーション用地とした。
3.近隣住区における住宅地の周辺部の交差点近くに、商店群を配置した。
4.近隣分区ごとに、その中心付近に、小学校1校を配置した。
5.近隣グループごとに、公共施設としてプレイロットを計画した。

解答 4:「近隣住区」は「近隣分区」が2~4程度集まった構成単位で、小学校1校の学区に相当する規模となる。また小学校のほか図書館、郵便局が必要となる。

 

 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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