平成24年度2級建築士-学科Ⅰ計画

建築士過去問解説

平成24年度  学科Ⅰ-計画
25問掲載

二級建築士学科試験
2022年7月03日(日)

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〔H24 No.01〕日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.伊勢神宮内宮正殿(三重県)は、正面入口を妻側に設けた神明造りの建築物である。
2.法隆寺金堂(奈良県)は構造上の特徴として、てんびん式に釣り合うように計画された雲形組物を有する建築物である。
3.鹿苑寺金閣(京都府)は、方形造りの舎利殿で、最上層を禅宗様仏堂風の形式とし、二層を和様仏堂風、一層を住宅風とした建築物である。
4.清水寺(京都府)は、急な崖に建っている本堂の前面の舞台を、長いつか柱で支えるかけ造りの建築物である。
5.桂離宮(京都府)は、古書院、中書院、新御殿等から構成され、書院造りに茶室建築の特徴を取り入れた数寄屋造りの建築物である。

解答 1:伊勢神宮内宮正殿は、神明造りの代表的建築であり、正面入り口を平側(平入り)に設けている。屋根は切妻造り

〔H24 No.02〕住宅作品とその設計者との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.母の家(アメリカ)–––––––––––––––––––––––ロバート・ヴェンチューリ
2.落水荘(アメリカ)–––––––––––––––––––––––フランク・ロイド・ライト
3.ファンズワース邸(アメリカ)––––––––––––––ミース・ファン・デル・ローエ
4.シュレーダー邸(オランダ)––––––––––––––––ルイス・カーン
5.サヴォア邸(フランス)––––––––––––––––––– ル・コルビュジエ

解答 4:シュレーダー邸は、G.T.リートフェルトの住宅作品である。ルイス・カーンの代表的作品にはフィッシャー邸などがある。

〔H24 No.03〕用語・単位に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.熱伝導率の単位は、熱伝達率の単位と異なり、W/(m・K)である。
2.照度は、単位面積に入射する光束の密度で表され、その単位はlm/m2である。
3.絶対湿度の単位は、相対湿度の単位と異なり、kg/kg(DA)である。
4.騒音レベルは、人の聴覚の特性を考慮した量であり、一般に、その単位はdB(A)である。
5.着衣量は、人の温熱感覚に影響し、その単位はmetである。

解答 5:着衣量の単位はcloである。metは代謝量の単位。

〔H24 No.04〕換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.室内の汚染質濃度を基準として計算した必要換気量は、室内許容濃度と新鮮外気の汚染質濃度との差に反比例し、室内の汚染質発生量に正比例する。
2.住宅の居室において、二酸化炭素の濃度を基準として必要換気量を計算する場合、一般に、二酸化炭素の許容濃度は0.1%(1,000ppm)である。
3.必要換気回数0.5回/hの室においては、2時間で少なくともその室の容積と同じ量の新鮮な空気が供給される必要がある。
4.室における全般換気は、一般に、室全体に対して換気を行い、その室における汚染質濃度を薄めることをいう。
5.冬期において、屋内の温度より外気温のほうが低い場合、屋内外の温度差によって、上部には外気が流入する力が生じ、下部には屋内の空気が流出する力が生じる。

解答 5:温度差による換気は自然換気の一つ。空気は温められると軽くなり、膨張して上昇する。逆に冷たくなると重くなり、凝縮して下降する。冬場の寒い日には外気温が冷たく、室内が暖かくなるので、「室の下部から冷たい空気が室内に入り、上部からは暖かい空気が流出する」。

〔H24 No.05〕伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.低放射ガラスを用いた複層ガラス熱貫流率は、普通ガラスを用いた複層ガラスに比べて小さい。
2.グラスウール熱伝導率は、繊維の太さが同じであれば、かさ比重が16kg/m3のものより、32kg/m3のもののほうが小さい。
3.中空層において、内部が真空であっても、放射によって熱移動が生じる。
4.壁体の外気側表面の熱伝達抵抗の値は、一般に、室内側の熱伝達抵抗の値に比べて大きい。
5.白色ペイント塗の壁の場合、日射等など短波長放射の反射率は高いが、遠赤外線などの長波長放射の反射率は低い。

解答 4:熱伝達の大きさの指標は1つある。伝わりやすさを表す「熱伝達率」、伝わりにくさを表す「熱伝達抵抗」である。一般に屋外側は風速が大きいため、室内側よりも熱は伝わりやすい。なので屋外側は「熱伝達抵抗」は小さく、「熱伝達率」は大きくなる。





〔H24 No.06〕室内の湿度と結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地下室において、夏期に生じる結露は、換気をすることによって増加する場合がある。
2.外壁の室内側に生じる表面結露は、防湿層を設けても防ぐことができない。
3.保温性の高い建築物であっても、暖房室と非暖房室がある場合、非暖房室では結露が発生しやすい。
4.絶対湿度が同じであれば、空気を冷却しても、その空気の水蒸気圧は変化しない。
5.内断熱の場合、冬期における外壁の内部結露は、断熱材を厚くすることによって軽減できる。

解答 5:内部結露は、壁体内の低温部で結露する現象である。これを防ぐ方法の一つとして防湿層を設けるが、それを冬場の高温多湿側になる断熱材の「室内側」に切れ目なく設ける。断熱材内部でも内部結露が生じてしまうことから、断熱材の厚みは内部結露の防止には関係ない。

〔H24 No.07〕日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.我が国においては、北向きの鉛直面に、約半年間、直達日射がある。
2.日射遮蔽係数が大きい窓ほど、日射の遮蔽効果が大きい。
3.昼光率は、全天空照度が変化しても変化しない。
4.夏期において、開口部から侵入する日射熱をブラインドによって防止する場合、窓の屋内側より屋外側に設けるほうが効果的である。
5.我が国においては、快晴日の夏至の積算日射量は、南向き鉛直面より水平面のほうが大きい。

解答 2:遮熱性能は、日射熱取得率(η値)又は日射遮蔽係数(SC値)で評価する。SC値は、厚さ3㎜の透明ガラスの日射熱取得率を基準(1.0)とし、各種ガラス等の任意の遮蔽物の日射熱取得率の割合を表したもので、値が大きいほど遮蔽効果は小さくなる

〔H24 No.08〕光と色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.輝度は、光を発散する面をある方向から見たときの明るさを示す測光量である。
2.光の三原色は、赤、黄、青である。
3.演色性は、物体色の見え方についての光源の性質である。
4.純色は、ある色相の中で最も彩度の高い色である。
5.無彩色は、明度のみを有する色である。

解答 2:加法混色による光の三原色は、R(赤)・G(緑)・B(青)である。対して減法混色による色材の三原色は、シアン・マゼンタ・イエローである。

〔H24 No.09〕音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.人の可聴周波数の上限は、一般に、年齢が上がるにつれて低下するので、高齢者は周波数の高い音が聞き取りにくくなる。
2.日本工業規格(JIS)における床衝撃音遮断性能の等級Lrについては、その数値が小さくなるほど床衝撃音の遮断性能が高くなる。
3.板状材料と剛壁の間に空気層を設けた吸音構造は、一般に、低音域の吸音よりも高音域の吸音に効果がある。
4.壁体における音響透過損失の値が大きいほど、遮音性能が優れている。
5.残響時間は、室容積に比例する。

解答 3:薄いベニヤ板のような材料に音があたると、材料が振動して吸音し、高音域より低音域を吸音する。

〔H24 No.10〕屋外気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.快晴日の夜間における建築物の表面温度は、鉛直面より水平面のほうが、低くなりやすい。
2.真冬日は日最高気温が0℃未満の日であり、真夏日は日最高気温が30℃以上の日である。
3.快晴日の屋外の相対湿度は、一般に、1日のうちでは、夜間は低く、日中は高くなる。
4.寒冷地においては、凍上による被害を防ぐために、建築物の基礎下端を地下凍結線より深くする必要がある。
5.我が国においては、月平均外気温は、7月又は8月に最高になるが、快晴日の日射量は夏至の頃に最大になる。

解答 3:絶対湿度が一日において一定であるから、気温の高い日中の相対湿度は低くなり、気温の低くなる夜間の相対湿度は高くなる。




〔H24 No.11〕高齢者等に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.階段の昇り口の側壁に設ける足元灯の高さを、昇り口の1段目の踏面から上方に300mmとした。
2.各居室の出入口は引き戸とし、引き戸の下部の床面にV溝レールを埋め込んだ。
3.車いす使用時に居室の掃出し窓から直接出入りできるように、スロープを設けた。
4.車いす使用時の洗顔を考慮して、洗面器の上端の高さを、床面から600mmとした。
5.高齢者の使用する居室の作業領域の照度を、日本工業規格(JIS)における照明基準の2倍とした。

解答 4:車椅子使用者の洗面器の上端の高さは床面から750mm程度とする。また下部は床面から600~650mm程度の空間を設ける。

〔H24 No.12〕集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スキップフロア型は、2~3階ごとに共用廊下を設け、共用廊下のない階の住戸については、共用廊下から階段で上下し、住戸に入る形式である。
2.コーポラティブハウスは、各居住者が独立した生活を確保しながら、厨房や食堂等を共用する方式の住宅であり、高齢者住宅にも適している。
3.リビングアクセス型は、一般に、各住戸の表情を積極的に表に出すことを意図して、共用廊下側に居間や食事室を配置する形式である。
4.接地型におけるコモンアクセスは、共用庭に接したアクセス路を通って各住戸に入るので、居住者同士の交流を促しやすい。
5.スケルトン・インフィル住宅においては、居住部分の間取りや内装仕上げ、設備等について、入居者の希望を反映しやすい。

解答 2:コーポラティブハウスは、自ら居住するための住宅を建設しようとするものが集まり、協力して企画・設計から居住・管理までを運営していく方式の共同住宅。設問の「各居住者が独立した生活を確保しながら、厨房や食堂等を共用する方式の住宅」はコレクティブハウスの説明。

〔H24 No.13〕商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.事務所ビルのエレベーターの設置台数の算定に用いる「ビルの在籍者数に対する最も利用者が多い時間帯の5分間に利用する人数の割合」は、一般に、自社専用ビルよりも複数のテナントが入る貸しビルの方が少ない。
2.オフィスレイアウトにおけるランドスケープ方式は、事務室に固定した個人専用の座席を設けず、在籍者が座席を共用し、効率的に利用する方式である。
3.延べ面積に対する客室部分の床面積の合計の割合は、一般に、シティホテルよりビジネスホテルの方が多い。
4.喫茶店において、厨房の床面積は、一般に、延べ面積の15~20%程度である。
5.量販店において、売り場部分の床面積の合計(売場内通路を含む)は、一般に、延べ面積の60~65%程度である。

解答 2:ランドスケープ方式は、一般に、ローパーティション・家具・植物などによって事務室のレイアウトを行い、固定間仕切は使用しない形式。設問の「事務室に固定した個人専用の座席を設けず、在籍者が座席を共用し、効率的に利用する方式」はフリーアドレス方式のことである。

〔H24 No.14〕教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスルームを設けた。
2.地域図書館において、書架を設置しない40人収容の閲覧室の床面積を、100m2とした。
3.中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
4.小学校において30人学級の普通教室の床面積を、56m2とした。
5.幼稚園において、保育室の1人当たりの床面積は、5歳児学級用より3歳児学級用の方を広くした。

解答 1:レファレンスコーナーは、図書館において来館者の相談や、調査を受け、本や資料等を探す手伝いをする場所である。設問はブラウジングコーナーの説明。

〔H24 No.15〕文化施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンサートホールにおいて、アリーナ型は、客席がステージを取り囲むので、演奏者と聴衆の一体感が得られやすい。
2.劇場において、プロセニアムステージの主舞台からフライロフト上部までの高さは、プロセニアムの開口部の高さの1.5倍程度は必要である。
3.博物館において、学芸員の研究部門は、収蔵部門と近接して配置する。
4.郷土資料館において、収蔵品のくん蒸室は、荷解室及び収蔵庫に近接して配置する。
5.コミュニティーセンターにおいて、図書室や会議室などのゾーンと体育室や実習室などのゾーンとは離して設けるとよい。

解答 2:プロセニアムステージの主舞台からフライロフト上部までの高さは、プロセニアム開口部の高さの少なくとも2.5倍以上は必要である。




〔H24 No.16〕車いす使用者に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.室内の廊下・通路において、幅木と兼用したキックプレートの高さを、床面から35cmとした。
2.腰掛け便座の高さを、42cmとした。
3.収納棚を、床面からの高さ45~110cmの範囲に設けた。
4.壁付きコンセントの取付け高さを、床面から40cmとした。
5.エレベーターのかごの内のり寸法は、車いすの回転を考慮して、間口120cm、奥行130cmとし、出入り口の有効幅員を75cmとした。

解答 5:エレベーターのかごの内法寸法は、間口140cm以上、奥行135cm以上とし、出入口の有効幅員は80cm以上とする。

〔H24 No.17〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.トランジットモールは、歩行者用の空間であるモールの形態の一つであり、一般の自動車の進入を排除して、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものである。
2.景観法の特色の一つは、住民等による景観計画の策定・提案ができることである。
3.ペデストリアンデッキは、歩行者と自動車の動線分離を目的とした高架の歩廊のことである。
4.再開発は、既成の市街地を対象とする都市の改良事業で、主に建替え等によって行うのことである。
5.ラドバーンシステムは、住宅地の道路において、自動車の速度を低く抑え、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。

解答 5:ラドバーンシステムは、住宅地において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である。設問はボンエルフに関する説明。

〔H24 No.18〕住宅の生産方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米において発展した木造建築の工法で、断面が2インチ×4インチの部材を主体に構成される工法である。
2.プレカット方式は、従来大工が行っていた木材の継手・仕口等の加工を、工場の機械によって行う方式である。
3.木質パネル工法は、工場において床や壁などの主要部材を、木製枠組と構造用合板によってパネル化し、これを現場で組み立てる工法である。
4.ボックスユニット工法は、プレキャストコンクリート板を使用して現場で箱状に組み立てる工法である。
5.プレファブ工法は、部材をあらかじめ工場で生産する方式で、品質の安定化、工期の短縮等を目的とした工法である。

解答 4:ボックスユニット工法は、工場で住宅の各部分をボックス状に組み立て、現場でボックスを接合する工法である。設問はパネル工法の説明。

〔H24 No.19〕建築設備に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.CAV–––––変風量単一ダクト方式のことであり、空調対象室の熱負荷の変動に応じて、給気量を変動させる空調方式である。
2.LED–––––発光ダイオードのことであり、消費電力が少なく寿命が長いなどの特徴がある。
3.AHU–––––中央式空調方式に用いられる空気調和機のことであり、エアフィルタ、熱交換器、加湿器、送風機などにより構成される。
4.PBX–––––構内電話交換機のことであり、「事業所内などでの電話機相互の接続」と「電話局の回線と事業所内の電話機との接続」を行う装置である。
5.PMV–––––予測平均温冷感申告のことであり、温度湿度気流及び放射の四つの温熱要素に加え、着衣量代謝量を考慮した温熱指標である。

解答 1:CAV(Constant Air Volume)は定風量単一ダクト方式のことである。VAV(Variable Air Volume)は変風量方式。

〔H24 No.20〕空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.10~12℃程度の低温冷風を利用した低温送風空調方式は、送風搬送動力の低減が可能であり、空調機やダクトスペースを小さくすることができる。
2.変風量単一ダクト方式は、OA機器等の室内発熱等が減り低負荷運転となった場合、換気量や外気量が不足するがある。
3.床吹出し空調方式は、一般空調よりも冷房時の給気温度を下げることが可能であり、少ない風量で居住域を快適に冷房できる。
4.二重ダクト空調方式は、冷風と温風の2系統のダクトによる給気を混合させて温度制御を行うため、個別制御性は高いが、エネルギー損失が大きい。
5.マルチパッケージ型空調機の冷房暖房同時型は、冷房負荷と暖房負荷が同時に発生する場合、消費電力を軽減することができる。

解答 3:床吹出し空調方式は、床上1.8mまでの人の居住範囲に限定して冷暖房を行うので省エネが期待される。ただし冷房時は頭と足の温度差が大きくならないように一般の給気温度を高めに設定する。




〔H24 No.21〕機械換気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.喫煙室は、煙や臭気が禁煙エリアに漏れないように、第3種換気方式とした。
2.厨房の排気フードを、火源からフード下端までの高さが1m以下となるように設置した。
3.圧縮冷凍機械室において、冷媒ガスが漏えいした時に滞留しないよう、排気設備の吸込口を床面近くに設けた。
4.ボイラー室は、燃焼ガスが他の室に漏れないように、第3種換気方式とした。
5.外壁に換気口を設けられない地階の電気室は、第1種換気方式とした。

解答 4:ボイラー室はボイラー運転に必要な燃焼のための空気を一定に送り込む必要があるので、第1種換気方式もしくは第2種換気方式を用いる。採用例としては第1種換気方式が多い。

〔H24 No.22〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.グリース阻集器に接続する排水管には、器具トラップを設ける必要がある。
2.節水のための無水小便器は、尿からの臭気拡散を防ぐため、トラップ内に水より比重の小さいシール液を入れている。
3.FRP製の水槽は、内部で藻類が増殖することを防ぐため、水槽内への光の透過率を下げたものとなっている。
4.循環式の中央給湯設備の給湯温度は、レジオネラ属菌対策として、貯湯槽内で60℃以上に維持する必要がある。
5.病院の洗面器は、一般に、菌繁殖の影響を受けにくいオーバーフロー穴のない洗面器が有効である。

解答 1:グリース阻集器はトラップの役割も持つので、器具トラップを設けてしまうと二重トラップになってしまう。流れを阻止してしまうので、二重トラップは禁止されている。

〔H24 No.23〕電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.一般の需要家に供給される電力には、低圧、高圧及び特別高圧の3種類の電圧があり、低圧は直流で750V以下、交流で600V以下である。
2.かご形三相誘導電動機の始動方式の一つであるスターデルタ始動は、直入始動に比べて始動電流を小さくすることができる。
3.接地工事には、接地工事の対象施設、接地抵抗値及び接地線の太さに応じて、A種、B種、C種及びD種の4種類がある。
4.照明方式の一つであるタスク・アンビエント照明は、ある特定の部分だけを照明する方式である。
5.中小規模の事務所ビルにおいて、電灯・コンセント用幹線の電気方式には、一般に、単相3線式100/200Vが用いられる。

解答 4:「タスク・アンビエント照明」とは、全般(アンビエント)照明と、局部(タスク)照明を併用する照明法。

〔H24 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.閉鎖型スプリンクラー設備には、湿式、乾式及び予作動式の3種類がある。

2.連結散水設備は、地階の火災発生時に備えて天井に散水ヘッドを設置し、火災時に消防ポンプ自動車から送水口・配管を通じて送水を行い、消火する設備である。

3.光電式スポット型煙感知器は、煙の濃度が一定値を超えた時に作動する。

4.不活性ガス消火設備は、電気火災に適している。

5.非常警報設備は、火災の感知と音響装置による報知とを自動的に行う設備である。

解答 5:非常警報設備は、火災発見者が手動にて起動させる報知設備。

〔H24 No.25〕省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.雨水利用システムにおける雨水の集水場所は、一般に、屋根や屋上である。

2.空気調和設備において、空調用冷水ポンプの台数制御による変水量方式を採用すると、搬送動力を低減することができる。

3.CASBEE(建築環境総合性能評価システム)により算出されるBEE(建築物の環境効率)の数値が小さくなるような環境対策を行うと、建築物の環境性能が高まる。

4.窓システムにおいて、日射による窓部からの熱負荷低減を図るには、一般に、エアバリアよリダブルスキンのほうが効果が高い。

5.電気設備において、配電電圧が高いほうが、配電経路における電力損失が少ない。

解答 3:CASBEEは建築物の総合的な環境性能評価であるが、BEEが高いほど環境性能効率が高い。

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投稿日:2018年12月13日 更新日:

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