二級建築士試験分野別まとめ
計画
計画一般
2022年7月02日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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分野別にまとめました
(平成20年度から令和02年度まで)
二級建築士
計画
計画一般
屋根の形状
〔R01 No.16〕屋根伏図A〜Eとその屋根の名称との組み合わせとして、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、図中の矢印は屋根の流れ方向を示す。
解答 2
〔H23 No.17〕屋根に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.入母屋屋根は、上部を切妻とし、下部の屋根を四方に葺きおろした屋根である。
2.寄棟屋根は、大棟から四方に葺きおろした屋根である。
3.腰折れ屋根は、勾配が上部と下部とで異なり、上部が急勾配、下部が緩勾配の屋根である。
4.方形屋根は、四つの隅棟が一つの頂点に集まった屋根である。
5.陸屋根は、勾配が極めて小さく、平坦な屋根である。
解答 3:腰折れ屋根(マンサード)は、勾配が上部と下部とで異なり、上部が急勾配、下部が緩勾配の屋根である。
各部寸法等
〔R02 No.16〕建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一般の病室において、4床室の内法寸法を、幅6m、奥行5.8mとした。
2.乳幼児連れの親子が利用する便所のブースの広さは、ベビーカーを折りたたまずに入ることを考慮して、内法寸法を、幅1,000mm、奥行1,200mmとした。
3.保育所において、乳児及び2歳未満の幼児を対象とした定員10人のほふく室の床面積を40m2 とした。
4.出入口が一つのエレベーターにおいて、車椅子使用者の利用を考慮し、かご入口正面の壁面における床上400mmから1,500mm程度の範囲に、出入口状況確認用の安全ガラスの鏡を設けた。
5.鉛直型段差解消機の乗降スペースは、車椅子での転回を考慮し、幅1,600mm、奥行1,600mmを確保した。
解答 2:「子育てバリアフリー」の整備において、ベビーカー利用者にとっては車いす使用者に配慮した段差解消等のバリアフリー化の多くの部分が有効であり、広いスペースを持つ身体障害者向けトイレが整備されればベビーカーのままトイレブース内に入ることができ、乳幼児連れにとって有効である。このため、内法寸法2,000×2,000mm以上が望ましい。
〔H30 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.収納ユニット(幅 2,400 mm、奥行 600 mm)、シングルベッド 2 台、ナイトテーブル 2 台及び化粧台がある夫婦の寝室の広さを、内法面積で 15 m2とした。
2.和室を江戸間(田舎間)とするに当たって、柱と柱の内法寸法を、基準寸法(畳の短辺寸法)の整数倍とした。
3.食器棚(幅 1,800 mm、奥行 450 mm)と 6 人掛けの食卓があるダイニングの広さを、内法面積で 13 m2とした。
4.電灯の壁付きスイッチの高さを、床面から 1,200 mmとした。
5.屋内階段における手摺の高さを、踏面の先端の位置から 800 mmとした。
解答 2:関西地方は京間とし、1間を6.3尺×3.15尺で固定値であり、柱と柱の内法のり寸法を、基準寸法の整数倍とする。関東地方に多い江戸間は、柱の中心間隔で1間を6尺としているので、柱の間隔と太さで畳の寸法は変化する。
〔H30 No.16〕建築物の各室の内法寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なもの はどれか。
1.特別養護老人ホームにおいて、定員 1 人の居室の床面積を 12 m2とした。
2.軽費老人ホーム(ケアハウス)において、定員 1 人の居室の床面積を 24 m2とした。
3.病院において、定員 4 人の小児用病室の床面積を 20 m2とした。
4.保育所において、 4 歳児を対象とした定員 20 人の保育室の床面積を 44 m2とした。
5.保育所において、乳児及び 2 歳未満の幼児を対象とした定員 10 人のほふく室の床面積を28 m2とした。
解答 5:保育室のほふく室の面積計画では、幼児1人あたり、3.3m2以上とする。保育室や遊戯室は幼児一人当たり1.98m2となる。
(関連問題:平成24年1級学科1、No.16)
〔H29 No.16〕建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.食卓の高さが床面から700 mmであったので、大人用椅子は座面の高さが床面から400 mmのもの、子ども用椅子は座面の高さが床面から500 mmのものを採用した。
2.駐輪場において、自転車1台当たりの駐輪スペースを、700 mm × 1,900 mmとした。
3.自走式屋内駐車場の自動車用斜路の本勾配を、1/5とした。
4.診療所の療養病床の病室において、4床室の内法寸法を、幅6 m、奥行5.4 mとした。
5.住宅において、ツインベッドを用いる夫婦寝室の床面積を、収納家具を置くスペースも含めて16m2とした。
解答 3:屋内駐車場の自動車車路の勾配は、1/6以下とする。
〔H28 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高齢者に配慮して、階段の手摺の直径を35㎜とし、段鼻からの高さを750㎜とした。
2.ダブルベッドを配置する夫婦の寝室の内法寸法による床面積を、クロゼットも含めて13m2とした。
3.玄関のくつずりと玄関外側の高低差を、高齢者に配慮して30㎜とした。
4.収納スペースの床面積の合計を、延べ面積の20%程度として計画した。
5.高齢者に配慮して、階段の勾配を7/11以下となるようにし、踏面の寸法を280㎜とした。
解答 3:玄関の「くつずり」は、車椅子で容易に乗り越えられるように20mm以下とする。
〔H28 No.16〕建築物の各部の所要床面積等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.最大定員11人の乗用エレベーターとして、積載量750kgのものを採用した。
2.病院において、定員4人の小児用病室の内法寸法による床面積を24m2とした。
3.普通乗用車の最大収容台数が18台の機械式立体駐車場において、駐車場総床面積を1台あたり15m2として算出した。
4.保育所において、定員24人の保育室の床面積を36m2とした。
5.小学校において、30人学級の普通教室の床面積を48m2とした。
解答 4:保育室の面積計画では、幼児1人あたり、1.98m2以上とする。
〔H27 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.車椅子使用者に配慮し、居室の出入口扉の前後は段差を避け、内法寸法で140cm×140cm程度のスペースを確保する。
2.我が国において、窓を南面で大きく、東西面でなるべく小さく計画することは、 パッシブデザインの設計手法の一つである。
3.和室を江戸間(田舎間)とする場合、柱と柱の内法寸法を、基準寸法の整数倍とする。
4.コア型の住宅は、設備を1箇所にまとめた形式であり、設備工事費の低減や動線の単純化を図り、外周部には居室を配置することができる。
5.ユーティリティの延長として、屋外にサービスヤードを設ける。
解答 3:関西地方は京間とし、1間を6.3尺×3.15尺で固定値であり、柱と柱の内法のり寸法を、基準寸法の整数倍とする。関東地方に多い江戸間は、柱の中心間隔で1間を6尺としているので、柱の間隔と太さで畳の寸法は変化する。
〔H26 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ツインベッドを用いる夫婦寝室の内法面積を、収納スペースも含めて9m2とした。
2.キッチンの機器の配置において、L字型とする場合に、シンク、レンジ、冷蔵庫の各前面の中心を結ぶ動線によってできる三角形の3辺の和が、4m程度となるようにした。
3.浴槽の縁は、腰掛けて浴槽に出入りできる形状とし、その高さを洗い場の床面から400mmとした。
4.食器棚(幅1,200mm、奥行450mm)と4人掛けの食卓があるダイニングの内法面積を、11m2とした。
5.2階にあるバルコニーにおいて、バルコニーの床面からの高さが500mmの腰壁の上部に設置する手摺の高さを、腰壁の上端から800mmとした。
解答 1:ツインベッドを用いる夫婦寝室の広さは、収納スペースを含めないで13m2以上、収納スペースを含めると16m2以上が望ましい。ツインベッドを用いる夫婦寝室の広さは、収納スペースを含めないで13m2以上設けるのが望ましい。
〔H26 No.15〕駐車場及び駐輪場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一般用自転車の駐輪スペースを、1台当たり幅60cm、長さ190cmとした。
2.車椅子使用者専用の駐車スペースを、1台当たり幅300cm、長さ550cmとした。
3.屋内駐車場において、自動車用の斜路の本勾配を1/8とした。
4.屋内駐車場において、1台当たりの駐車所要面積をなるべく少なくできるように、60度駐車形式ではなく、直角駐車形式とした。
5.直角駐車形式の屋内駐車場において、自動車用の車路の幅員を6mとした。
解答 2:車椅子使用者専用の駐車スペースは、乗降スペースを含めて幅3,500mm以上とする(乗降スペース1,400以上、車体スペース2,100mm程度)。長さは乗降には影響しないので一般車と同じ寸法でも良い(5,000mm~6,000mm程度)。
〔H26 No.16〕建築物の各部の寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.飲食店において、立位で食事をするためのカウンターの高さを、床面から1,000mmとした。
2.診療所において、病室のベッド1床当たりの左右に設けるあき寸法を、ベッドの端から750mmとした。
3.病院において、患者4人収容の一般病室の内法面積を、20m2とした。
4.一般的な事務所において、12人が執務する事務室の床面積を、120m2とした。
5.図書館の便所において、隣り合うストール型小便器の心々間隔を、800mmとした。
解答 3:一般病室の床面積は、内法寸法で1床あたり、6.4m2以上と定められている。
〔H25 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.洋服だんす(幅2,400mm、奥行600mm)、シングルベッド2台、ナイトテーブル2台及び化粧台がある夫婦の寝室の広さを、内法面積で15m2とした。
2.ユーティリティに立位で使用するアイロン台を設け、その高さを850㎜とした。
3.食器棚(幅1,800㎜、奥行450㎜)と6人掛けの食卓があるダイニングの広さを内法面積で13m2とした。
4.和室の計画において、本勝手のしつらえとして、幅1,820mm(一間)の床の間の正面に向かって右に同寸法の床脇を設け、左側面には奥行360㎜の書院を計画した。
5.車椅子使用者が利用する洋式便所の広さを、介助スペースを考慮して、内法寸法で幅1,000㎜、奥行1,500㎜とした。
解答 5:車いす使用者が利用する洋式便所の広さは、転回・介助スペースも考慮して、1,400mm×1,400mm以上は確保したい。
〔H25 No.16〕建築物の各部の寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一般の病室において、4床室の内法寸法を、幅6m、奥行5.4mとした。
2.保育所において、4歳児を対象とした定員20人の保育室の床面積を44m2とした。
3.特別養護老人ホームにおいて、定員4人の入居者専用居室の床面積を48m2とした。
4.車椅子使用者の利用する高低差1mの屋外傾斜路において勾配を1/15とし、中間に踏幅2mの踊場を設けた。
5.自走式の地下駐車場にある高低差4mの自動車専用傾斜路において、傾斜路の始まりから終わりまでの水平距離を20mとした。
解答 5:屋内駐車場の自動車車路の勾配は、1/6以下とする。4/20=1/5なので、不適当。
〔H25 No.17〕窓又は扉等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一戸建住宅の車庫において、防犯と採光のため、グリルシャッターを設けた。
2.小学校において、出入口をガラス張りにするに当たって、安全性を考慮して、強化ガラスを用いた。
3.集合住宅において、共用廊下の通行の妨げとならないように、各住戸の玄関前にアルコーブを設けて、玄関扉を外開きとした。
4.一戸建住宅において、一方を片引き、他方をはめ殺しとした外窓の場合、雨仕舞を考慮して、片引き部分を屋内側に設けた。
5.飲食店において、客用の出入口を、タッチスイッチ式の自動ドアとした。
解答 4:一方を片引き、もう一方をはめ殺しとする場合、片引き部分を屋外とし、はめ殺し部分を屋内側とする。そうすることによって雨仕舞いが良くなる。
〔H23 No.10〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.台所は、家事室やサービスヤードなどとの動線を考慮して計画した。
2.車いす使用者が利用するキッチンタイプを、L字型とした。
3.浴室の出入口において、脱衣室との段差の解消と水仕舞を考慮して排水溝にグレーチングを設けた。
4.階段における手摺の高さは、踏面の先端の位置から110cmとした。
5.収納スペースは、各個室の床面積の20%程度とし、その一部をウォークインクロゼットとして寝室に計画した。
解答 4:階段に設ける手すりの高さは、成人の健常者の場合は800~850mm程度。高齢者等を使用者としてする場合は700~800mm程度で、使用者の体格に合わせて設置する。設問の「110cm」は踊場などに設置する転落防止用手すりの床面からの高さである。
〔H22 No.16〕建築物等の各部の勾配に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.車いす使用者用の屋外傾斜路の勾配を、1/20とした。
2.階段に変わる歩行用傾斜路の勾配を、1/10とした。
3.屋内駐車場の自動車用車路の勾配を、1/5とした。
4.エスカレーターの勾配を、1/2とした。
5.高齢者が使用する住宅の階段の勾配を、6/7とした。
解答 3:屋内駐車場の自動車車路の勾配は、1/6以下とする。
〔H22 No.17〕窓又は扉等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.集合住宅において、共用通路の通行の妨げとならないように、各住戸の玄関前にアルコーブを設けて、玄関扉を外開きとした。
2.一戸建住宅において、一方を片引き、他方をはめ殺し とした窓の場合、雨仕舞を考慮して、はめ殺し 部分を屋外側とした。
3.病院において、手術室には前室を設け、出入口を自動ドアとした。
4.物品販売店において、利用頻度の高い物品搬入口の扉を、両開きとした。
5.飲食店において、客用の出入口を、タッチスイッチ式自動ドアとした。
解答 2:一方を片引き、もう一方をはめ殺しとする場合、片引き部分を屋外とし、はめ殺し部分を屋内側とする。そうすることによって雨仕舞いが良くなる。
〔H21 No.16〕建築物の各部の寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.診療所において、病室のベッド1床当たりの左右に設けるあき寸法を、ベッドの端から750mmとした。
2.飲食店において、立位で食事をするためのカウンターの高さを、床面から1,000mmとした。
3.駐輪場において、自転車1台当たりの駐輪スペースを、700mm×1,900mmとした。
4.劇場において、座席の幅(1人分の間口)を550mmとし、前後間隔(背もたれ相互の間隔)を、1,000mmとした。
5.住宅において、車いす使用者が利用するキッチンの流し台上部に固定した食器戸棚の上端までの高さを、車いすの座面から1,200mmとした。
解答 5:車椅子の座面から食器戸棚の上端までの高さを800mm程度とするのが望ましい。床面からは1,200mm程度。
〔H27 No.16〕平面計画における防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.集合住宅において、水平方向の避難動線となるバルコニーの戸境務所ビルの避難経路は、避難による混乱を起こさないため、日常の動線と明確に区別する。 は、容易に破壊できるものとする。
2.事務所ビルにおいて、防災センターを設ける場合、消防隊が屋外からアクセスしやすい場所に配置することが望ましい。
3.事務所ビルの避難経路は、避難による混乱を起こさないため、日常の動線と明確に区別する。
4.避難時の群集歩行速度は、一般に、1.0~1.3m/s程度であるが、群集密度が高くなると低下する傾向にある。
5.不特定多数の人が利用する大規模な物販店舗においては、出火したエリアから防火区画された出火していないエリアへ、一時的に水平避難できることが有効である。
解答 3:避難経路は、馴れた経路を使用するほうが望ましいので、なるべく日常の動線とを同一にする。
〔H21 No.18〕建築物の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.多数の人が廊下を同一方向に、同時に避難するときの群集歩行速度は、一般に、約1.0m/sとして計画する。
2.鉄筋コンクリート造のバルコニーは、下階からの延焼防止に有効である。
3.非常用エレベーターは、建築物を利用する者の避難を主な目的として計画する。
4.火災発生時において、フラッシュオーバーに至る時間が長いほうが、避難に有利である。
5.住宅用防災警報器を屋内の天井面に取り付ける場合には、壁又は梁から0.6m以上、 換気口等の空気吹出し口から1.5m以上離れた位置とする。
解答 3:非常用エレベーターは、火災時に消防隊の消防活動のために使用される非常時用設備。普段・平常時は誰でも使えるようにしても良いが、避難経路としては計画はできない。
〔H20 No.17〕公共建築物における傾斜路の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.車いす使用者の利用に配慮し、階段に併設する屋内傾斜路の幅を、1.2mとした。
2.車いす使用者の利用に配慮し、屋外傾斜路における踊場の踏幅を、1.5mとした。
3.車いす使用者の利用に配慮し、屋外傾斜路は、その勾配を1/12とし、高さ1mごとに踊場を設けた。
4.2階建の立体駐輪場において、階段を利用しながら自転車を手押しで移動するための傾斜路の勾配を、1/5とした。
5.自走式の地下駐車場において、傾斜路の始まりと終わりを緩和勾配とし、その勾配を本勾配の1/2とした。
解答 3:屋外傾斜路の勾配は1/20以下とする。敷地内通路における傾斜路は、高さが75cmを超えるものにあっては、高さ75cmごとに、踏幅が150cm以上の踊場を設ける。建築物移動等円滑化基準。
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