コールドジョイント
「コールドジョイント」とは、コンクリートの打継ぎ時間の間隔を過ぎて打設した場合に、前に打ち込まれたコンクリートと重ねて打ち込まれたコンクリートが一体化しない状態。打ち継いだ部分に不連続な面が生じてしまう。
打ち放しの建築物では、ある程度のコールドジョイントは模様としてコンクリートの美しさとしてみることもあるが、ただこの面は脆弱性があり、構造物の耐力、耐久性、水密性を著しく低下させる原因となる。
防止策
- コールドジョイントを避けるためには、はじめに打ち込んだコンクリートの凝結が始まる前に次のコンクリートを打ち、また棒形振動機などでよく締め固める。
- 打ち重ね時間の間隔をなるべく短くする。(この時の時間を監理者の承認を得る)
外気温25度未満:150分以内
外気温25度以上:120分以内
過去の出題(二級建築士)
出題(構造):平成24年度No.21、平成27年度No.21、平成29年度No.21
出題(施工):平成25年度No.11
確認等
コンクリート打ち込み後、せき板を取り外した後は、じゃんか、空洞、コールドジョイント等の有無の確認を行う。
出題(施工):平成21年度No.10