二級建築士試験分野別まとめ
計画
消火・防災設備
2022年7月02日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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(公益財団法人よりWEB上での公開認定取得済)
分野別にまとめました
(平成20年度から令和02年度まで)
二級建築士
計画
消火・防災設備
〔R02 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.非常警報設備の非常ベルは、音響装置の中心から1m離れた位置で90dB以上の音圧が必要である。
2.閉鎖型スプリンクラー設備には、湿式、乾式及び予作動式の3種類がある。
3.不活性ガス消火設備は、電気室などの電気火災の消火には適さない。
4.非常用の照明装置は、床面積が30m2の居室で地上への出口があるものには、設置しなくてもよい。
5.水噴霧消火設備は、油火災の消火に適している。
解答 3:「不活性ガス消火設備」は、電気室や美術館、精密機械、電気通信機室等に設置される。ただし消火剤の種類によっては人への影響を及ぼす危険性があるので、設置場所や安全対策には十分に考慮する必要がある。
〔H28 No.24〕消防設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.自動火災報知設備の定温式感知器は、周囲温度が一定の温度上昇率になった時に作動する。
2.屋外消火栓設備は、屋外から建築物の1階及び2階の火災を消火し、隣接する建築物への延焼を防止するための設備である。
3.泡消火設備は、泡により燃焼面を覆うことでの窒息効果、及び冷却効果により消火を行う設備であり、液体燃料の火災に有効である。
4.連結送水管設備は、消防隊が消火活動をするための設備であり、消防ポンプ車で送水して使用する。
5.粉末消火設備は、燃焼を抑制する粉末状の消火剤を加圧ガスで放出する消火設備であり、液体燃料の火災に有効である。
解答 1:定温式感知器は、設定した温度を超えると作動する。一定の温度上昇率になった時に作動するのは作動式感知器である。
〔H27 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.閉鎖型スプリンクラー設備には、湿式、乾式及び予作動式がある。
2.非常警報設備の非常ベルは、音響装置の中心から1m離れた位置で 90dB以上の音圧が必要である。
3.避雷設備は、高さ 20mを超える建築物において、その高さ 20mを超える部分を雷撃から保護するように設ける。
4.連結散水設備は、地階の火災に備えて天井に散水ヘッドを設置し、火災時に消防ポンプ自動車から送水口・配管を通じて送水を行い、消火する設備である。
5.水噴霧消火設備は、油火災の消火には適さない。
解答 5:油火災はB火災であるが、水噴霧火消火設備はA・B・C火災いずれにも有効である。
〔H26 No.24〕次の消防用設備等のうち、消防隊による本格的な消防活動を目的とした設備として、最も不適当なものはどれか。
1.無線通信補助設備
2.連結散水設備
3.連結送水管設備
4.非常コンセント設備
5.屋内消火栓設備
解答 5:「屋内消火栓設備」は、主に火災発生時に在館者や管理者などが手動操作により初期消火活動にあたる設備である。
〔H25 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.非常用エレベーターは、火災時における館内人員の避難に使用することを主目的として設置される。
2.屋内消火栓設備は、主に火災初期段階に用いられ、手動操作により放水する設備である。
3.水噴霧消火設備は、油火災に対して有効である。
4.不活性ガス消火設備は、電気室、発電機室、コンピューター室等の電気火災に対して有効である。
5.自動火災報知設備の定温式感知器は、周囲の温度が一定の温度以上になったときに作動する。
解答 1:非常用エレベーターは、火災時における消防隊の消火活動などに使用することを主目的とした設備であり、避難計画に組み込んではならない。
〔H24 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.閉鎖型スプリンクラー設備には、湿式、乾式及び予作動式の3種類がある。
2.連結散水設備は、地階の火災発生時に備えて天井に散水ヘッドを設置し、火災時に消防ポンプ自動車から送水口・配管を通じて送水を行い、消火する設備である。
3.光電式スポット型煙感知器は、煙の濃度が一定値を超えた時に作動する。
4.不活性ガス消火設備は、電気火災に適している。
5.非常警報設備は、火災の感知と音響装置による報知とを自動的に行う設備である。
解答 5:非常警報設備は、火災発見者が手動にて起動させる報知設備。
〔H23 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.自動火災報知設備の定温式感知器は、周囲温度が一定の温度上昇率になったときに作動する。
2.非常用の照明装置の予備電源は、停電時に、充電を行うことなく30分聞継続して点灯できるものとする。
3.開鎖型スプリンクラー設備には、湿式、乾式、予作動式の三種類がある。
4.屋内消火栓設備における2号消火栓の警戒区域は、原則として、水平距離15m以内である。
5.非常警報設備の非常ベルは、音響装置の中心から1m離れた位置で90dB以上の音圧が必要である。
解答 1:定温式感知器は、設定した温度を超えると作動する。一定の温度上昇率になった時に作動するのは作動式感知器である。
〔H22 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.避雷設備は高さ20mを超える建築物において、その高さ20mを超える部分を雷撃から保護するように設ける。
2.非常用エレベーターは、火災時における消防隊の消火活動などに使用することを主目的とした設備である。
3.非常電源には、非常電源専用受電設備、自家発電設備、蓄電池設備及び燃料電池設備の4種類がある。
4.水噴霧消火設備は、油火災の消火には適さない。
5.自動火災報知設備の発信機は、手動によって火災信号を受信器に発信するものである。
解答 4:水噴霧消火設備は、噴霧された水が蒸発して水蒸気となり、燃焼物を周囲の酸素を遮断して消火する。油火災にも適した消火方法。
〔H21 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.防火ダンパーは、空気調和設備や換気設備のダクト内に設けられ、火災時の空気流動を遮断する設備である。
2.水噴霧消火設備は、油火災に対して有効である。
3.非常警報設備は、火災の感知と音響装置による報知とを自動的に行う設備である。
4.非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯を用いる場合には2lx)以上を確保する必要がある。
5.連結散水設備は、地階の火災発生に備えて天井部分に散水ヘッドを設置し、火災時に消防ポンプ自動車から送水口・配管を通じて送水を行い、消火する設備である。
解答 3:非常警報設備は、火災発見者が手動にて起動させる報知設備。
〔H20 No.24〕防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.誘導灯には、避難口誘導灯、通路誘導灯、客席誘導灯の三区分がある。
2.泡消火設備は、泡により燃焼面を覆うことで空気の供給を絶つとともに、冷却効果により消火を行い、油火災に対して有効な消火設備である。
3.自動火災報知設備の定温式感知器は、周囲の温度が一定の温度以上になったときに作動する。
4.屋内消火栓設備は、火災を自動的に感知し、放水して消火する設備である。
5.避雷設備は、高さ20mを超える建築物において、その高さ20mを超える部分を雷撃から保護するように設ける。
解答 4:屋内消火栓設備は、消防隊が到着するまでの間の初期消火活動のための設備で、館内のいる人が手動で消火する設備である。
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