2級建築士試験

法94条・法95条

投稿日:2019年5月5日 更新日:




建築基準法
94条
不服申立て

以下の条文によると、建築審査会は、建築基準法令の規定による特定行政庁建築主事指定確認検査機関等の処分又はその不作為についての審査請求の裁決を行う場合、当該関係人等の出頭を求めて、公開による「口頭審査」を行わなければならない。

出題:平成29年度No.03

建築基準法
95条

また建築審査会の裁決に不服がある者は、「国土交通大臣」に対して再審査請求をすることができる。

条文

第94条 建築基準法令の規定による(特定行政庁建築主事若しくは建築監視員、都道府県知事、指定確認検査機関又は指定構造計算適合性判定機関)の処分又はその不作為についての審査請求は、行政不服審査法第4条第一号に規定する処分庁又は不作為庁が、特定行政庁建築主事若しくは建築監視員又は都道府県知事である場合にあつては当該市町村又は都道府県の建築審査会に、指定確認検査機関である場合にあつては当該処分又は不作為に係る建築物又は工作物について第6条第1項(第87条第1項、第87条の2又は第88条第1項若しくは第2項において準用する場合を含む。)の規定による確認をする権限を有する建築主事が置かれた市町村又は都道府県の建築審査会に、指定構造計算適合性判定機関である場合にあつては第18条の2第1項の規定により当該指定構造計算適合性判定機関にその構造計算適合性判定を行わせた都道府県知事が統括する都道府県の建築審査会に対してするものとする。この場合において、不作為についての審査請求は、建築審査会に代えて、当該不作為庁が、特定行政庁建築主事建築監視員又は都道府県知事である場合にあつては当該市町村の長又は都道府県知事に、指定確認検査機関である場合にあつては当該指定確認検査機関に、指定構造計算適合性判定機関である場合にあつては当該指定構造計算適合性判定機関に対してすることもできる。
1 建築審査会は、前項前段の規定による審査請求がされた場合においては、当該審査請求がされた日(行政不服審査法第23条の規定により不備を補正すべきことを命じた場合にあつては、当該不備が補正された日)から一月以内に、裁決をしなければならない。
3 建築審査会は、前項の裁決を行う場合においては、行政不服審査法第24条の規定により当該審査請求を却下する場合を除きあらかじめ、(審査請求人、特定行政庁建築主事建築監視員、都道府県知事、指定確認検査機関指定構造計算適合性判定機関その他の関係人又はこれらの者の代理人)の出頭を求めて、公開による口頭審査を行わなければならない。4 第1項前段の規定による審査請求については、行政不服審査法第31条の規定は適用せず、前項の口頭審査については、同法第9条第3項の規定により読み替えられた同法第31条第2項から第5項までの規定を準用する。

第95条 建築審査会の裁決に不服がある者は、国土交通大臣に対して再審査請求をすることができる。







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