二級施工(鉄筋コンクリート工事)

建築士過去問解説

二級建築士試験分野別まとめ
施工
鉄筋コンクリート工事

二級建築士学科試験
2021年7月04日(日)

令和03年度試験日まであと 日!

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二級建築士試験の過去問13年分を
分野別にまとめました

(平成20年度から令和02年度まで)

二級建築士
施工
鉄筋コンクリート工事

鉄筋の組み立て・加工

〔R02 No.11〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように300mmずらした。
2.鉄筋表面のごく薄い赤さびは、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに鉄筋を組み立てた。
3.ガス圧接継手において、外観検査の結果、圧接部に明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となったので、再加熱して修正し、所定の検査を行った。
4.鉄筋径が異なるガス圧接継手において、圧接部のの直径を、細いほうの鉄筋径の1.4倍以上とした。
5.柱の配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するために使用するスペーサーについては、特記がなかったので、同一平面に点対称となるように設置した。

解答 1:柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように400mm以上ずらす。 

〔R01 No.11〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の配筋において、最上階の柱頭の四隅にある主筋には、フックを設けた。
2.鉄筋の加工寸法の検査は、加工種別ごとに搬入時の最初の一組について行った。
3.梁の配筋において、鉄筋のぶり厚さを確保するためのスペーサーの配置は、特記がなかったので、間隔を1.5m程度とし、端部については1.5m以内となるようにした。
4.D19の異形鉄筋の端部に設ける180度フックにおいて、折り曲げた余長を3dとした。
5.ガス圧接継手において、外観検査の結果、ふくらみの直径や長さが規定値を満たさず不合格となった圧接部は、再加熱・加圧して修正した。

解答 4:異形鉄筋の端部に設ける180度フックの余長は4d以上とする。(JASS 5)

〔H30 No.11〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱及び梁の配筋において、主筋にD29 を使用したので、主筋のかぶり厚さを、その主筋径(呼び名の数値)の1.5 倍とした。
2.鉄筋相互のは、「粗骨材の最大寸法の1.25 倍」、「25 mm」及び「隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5 倍」のうち最大のもの以上とした。
3.D25 の主筋の加工寸法の検査において、特記がなかったので、加工後の外側寸法の誤差が±25 mmの範囲のものを合格とした。
4.鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋相互の継手の長さは、細いほうの鉄筋径により算出した。
5.スラブ配筋において、特記がなかったので、鉄筋のかぶり厚さを確保するために、上端筋及び下端筋のスペーサーの数量を、それぞれ1.3 個/m2程度とした。

解答 3:鉄筋の加工は、特記の場合、以下の表を参考にする。(JASS 5)

項目
許容差
各加工寸法
主筋
D25以下
± 15
D29以上 D41以下
± 20
あばら筋・帯筋・スパイラル筋
± 5
加工後の全長
± 20

 

 

〔H29 No.9〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.屋根スラブの下端筋として用いる鉄筋の直線定着の長さを、10d以上、かつ、150mm以上とした。
2.D19の鉄筋に180度フックを設けるための折曲げ加工を行ったので、その余長を4dとした。
3.鉄筋径が異なるガス圧接継手において、圧接部のの直径を、細いほうの鉄筋径の1.4倍以上とした。
4.梁主筋を柱内に定着させる部分では、柱せいの1/2の位置において、梁主筋を折り曲げた。
5.柱の四隅の主筋において、最上階の柱頭の末端部には、フックを付けた。

解答 4:梁筋を柱内に定着させる部分では、通常、90度フック付き定着とし、柱せいの2/3倍以上のみこませて定着長さを確保する。(JASS 5)

〔H28 No.10〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う主筋の継手の位置は、同じ高さとならないように400mmずらした。
2.ガス圧接継手において、外観検査の結果、明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となった圧接部を、再加熱して修正した。
3.鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋相互の継手の長さは、太いほうの鉄筋径より算出した。
4.柱の鉄筋の厚さは、主筋の外周りを包んでいる帯筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。
5.壁の打継ぎ目地部分における鉄筋の厚さについては、目地底から必要な厚さを確保した。

解答 3:径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い鉄筋の径によって算出する。

〔H27 No.10〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う主筋の継手は、同じ位置とならないよう300mmずらした。
2.配筋検査は、不備があった場合の手直し及び再組立てに要する労力・時間を考慮し、組立て工程の途中で、できる限り細かく区切って実施した。
3.SD345のD22とD25との継手を、ガス圧接継手とした。
4.降雪時のガス圧接において、覆いを設けたうえで、作業を行った。
5.フックのある重ね継手の長さには、末端のフック部分の長さを含めなかった。

解答 1:隣り合う主筋の継手は、ガス圧接の場合は400mm以上ずらし、重ね継手の場合は継手長さの0.5倍ずらす。(JASS5)

 

 

〔H26 No.8〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.梁の主筋にD29を使用したので、主筋の最小かぶり厚さを、その主筋径(呼び名の数値)と同じとした。
2.杭基礎のベース筋の末端部には、フックを付けた。
3.隣り合う重ね継手の継手位置は、1箇所に集中しないよう相互に継手長さの0.5倍以上ずらして設けた。
4.ガス圧接に先立ち、冷間直角切断機による鉄筋の端面処理を行った。
5.ガス圧接継手の超音波探傷試験は、1組の作業班が1日に行った圧接箇所のうち、無作為に抽出した30箇所で行った。

解答 1:柱および梁の主筋にD29以上を使用する場合、主筋の最小かぶり厚さは、その径の1.5倍以上確保する。(公共建築工事標準仕様書)

〔H25 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細いほうの鉄筋の径(呼び名の数値)に所定の倍数を乗じて算出した。
2.D19の異形鉄筋の端部に設ける90°フックにおいて、折曲げ内のり直径を60mmとした。
3.径の同じ鉄筋のガス圧接において、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下とした。
4.降雨時のガス圧接において、覆いを設けたうえで、作業を行った。
5.鉄筋の組立て後、直接、鉄筋の上を歩かないように、スラブや梁に歩み板を置き渡した。

解答 2:下の表より、D19の端部に設ける90°フックの折り曲げ内法直径は、4d以上。したがって、4×19=76mm以上になる。(JASS 5)

折り曲げ角度
鉄筋の種類
鉄筋の径による区分
鉄筋の折曲げ内法直径(D)
180°
135°
90°
SR235
SR295
SD295A
SD295B
SD345
16φ以下
D16以下
3d以上
19φ
D19~D41
4d以上
SD390
D41以下
5d以上
〔H24 No. 8〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.重ね継手の長さの指定が40 dの場合、D10 とD13 との継手の長さは400 mmとした。
2.柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う主筋の継手は、同じ位置とならないように300mmずらした。
3.外観検査において、鉄筋のガス圧接部の鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えていたので、ガス圧接部を切り取って再圧接した。
4.梁主筋を柱内に定着させる部分では、柱の中心線を超えた位置から梁主筋を折り曲げた。
5.屋根スラブの下端筋として用いる異形鉄筋の直線定着の長さは、「10 d以上」かつ「150 mm以上」とした。 

解答 2:隣り合う主筋の継手は、ガス圧接の場合は400mm以上ずらし、重ね継手の場合は継手長さの0.5倍ずらす。(JASS5)

 

 

〔H23 No.7〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の加工・組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋表面のごく薄い赤錆は、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに鉄筋を組み立てた。
2.ガス圧接に用いる鉄筋の切断には、切断面が平滑及び直角になるように、専用の電動カッターを用いた。
3.ガス圧接に当たって、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量の限界値は、鉄筋径の1/3とした。
4.ガス圧接継手において、外観検査の結果、明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となった圧接部を、再加熱して修正した。
5.鉄筋の重ね継手部分及び交差部分の要所を、径0.8mmのなまし鉄線を用いて結束した。

解答 3:圧接部における鉄筋中心軸の「偏心量」は、鉄筋径の1/5以下とする。(JASS 5)

〔H22 No.6〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.重ね継手において、隣り合う鉄筋の継手位置は、相互に、継手長さの0.5倍ずらした。
2.柱主筋の継手位置は、応力が大きくなる上下端部を避けた。
3.径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い鉄筋の呼び名に用いた数値(鉄筋の径)に所定の倍数を乗じたものとした。
4.SD345のD22とD32との継手を、手動ガス圧接継手とした。
5.外観検査において、鉄筋のガス圧接部の鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えていたので、ガス圧接部を切り取って再圧接した。

解答 4:鉄筋相互の径または呼び名の数値の差が、7mm(JASS 5)、5mm(公共建築工事標準仕様書)を超える場合は、圧接してはならない。

〔H22 No.7〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.梁手筋の定着長さは、鉄筋の種類、コンクリートの設計強度及びフックの有無により決定した。
2.普通コンクリートを用いたので、土に接する基礎部分の鉄筋の最小かぶり厚さを、60mmとした。
3.鉄筋の折曲げは、鉄筋を熱処理した後、自動鉄筋折曲げ機を用いて行った。
4.柱主筋は、異形鉄筋を用いて手動ガス圧接継手とした。
5.梁の鉄筋の厚さは、あばら筋の外側から測定した。

解答 3:鉄筋の折曲げは、常温(冷間加工)で、を用いて行う。熱処理して行なうと、鋼材としての性質が変わってしまう。(JASS 5)

鉄筋折曲げ機(https://teibyo.com/より)

 

 

〔H21 No.6〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う主筋の継手は、同じ位置とならないように300mmずらした。
2.ガス圧接に当たって、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下とした。
3.フックのある重ね継手の長さには、末端のフック部分の長さを含めなかった。
4.重ね継手の長さの指定が40dの場合、D10とD13との継手の長さは400mmとした。
5.ガス圧接継手における圧接部の全数について外観検査を行い、さらに合格とされた圧接部の抜取り検査として超音波探傷試験を行った。

解答 1:隣り合う主筋の継手は、ガス圧接の場合は400mm以上ずらし、重ね継手の場合は継手長さの0.5倍ずらす。(JASS5)

〔H21 No.7〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の加工・組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ガス圧接継手の圧接部において、の直径が規定値に満たなかったので、再加熱し、圧力を加えて所定のとした。
2.スラブ及び梁の底部のスペーサーには、防錆処理が行われている鋼製のものを用いた。
3.ガス圧接に先立ち、圧接する鉄筋の端面をグラインダーによって研磨した。
4.あばら筋・帯筋に用いる異形棒鋼には、末端部にフックをつけた。
5.梁の配筋後、主筋の交差部の要所において、常温の状態で、点付け溶接を行った。

解答 5:常温の鉄筋に点付け溶接は行ってはならない。これは急熱と急冷によって鉄筋がもろくなってしまう。なので鉄筋は結束線を用いて結束する。(建築工事監理指針)

〔H20 No.7〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の加工・組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.フックがある場合の梁の鉄筋の定着長さは、末端のフックの部分の長さを除いたものとした。
2.粗骨材の最大寸法が20mmの普通コンクリートを用いたので、柱の主筋D19の鉄筋相互のを30mmとした。
3.径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細いほうの鉄筋の径(呼び名の数値)に所定の倍数を乗じて算出した。
4.鉄筋表面のごく薄い赤さびは、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに施工した。
5.特記がない場合の帯筋の加工寸法の検査において、加工後の外側寸法の誤差が+10mmであったので、合格とした。

解答 5:鉄筋の加工は、特記の場合、以下の表を参考にする。(JASS 5)

項目
許容差
各加工寸法
主筋
D25以下
± 15
D29以上 D41以下
± 20
あばら筋・帯筋・スパイラル筋
± 5
加工後の全長
± 20

 

 

〔H27 No.9〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の厚さに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の鉄筋の厚さは、主筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。
2.設計かぶり厚さは、必要な最小かぶり厚さに施工による誤差などを割増しした値とした。
3.梁の配筋において、特記がなかったので、鉄筋の厚さを確保するために、端部以外の部分ではスペーサーの間隔を、1.5m程度とした。
4.基礎の鉄筋の組立てに当たって、鉄筋の厚さには、捨てコンクリート部分の厚さを含めなかった。
5.スラブ配筋において、特記がなかったので、鉄筋の厚さを確保するために、 上端筋及び下端筋のバーサポートの数量を、それぞれ 1.3個/m2程度とした。

解答 1:「かぶり厚さ」は、(帯筋)鉄筋表面とこれを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいう。

〔H23 No.8〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋のかぶり厚さに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋の加工において、見込んでおくべき厚さは、必要な最小かぶり厚さに施工誤差10mmを加えた値を標準とした。
2.柱の鉄筋の厚さは、主筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。
3.柱の主筋にD29を用いたので、主筋の厚さについては、その主筋径(呼び名の数値)の1.5倍以上を確保するように、最小厚さを定めた。
4.梁の配筋において、鉄筋の厚さを確保するために、端部以外の部分ではスペーサーの間隔を、1.5m程度とした。
5.壁の打継ぎ目地部分における鉄筋の厚さについては、目地底から必要な厚さを確保した。

解答 2:「かぶり厚さ」は、(帯筋)鉄筋表面とこれを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいう。

〔H20 No.6〕鉄筋コンクリート工事における鉄筋の厚さに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.土に接する部分における軽量コンクリートの最小厚さは、普通コンクリートを用いた場合に必要な最小厚さに、10mmを加えた値とした。
2.梁配筋において、鉄筋の厚さを確保するために、スペーサーの間隔を、2.5m程度とした。
3.柱の鉄筋の最小厚さは、帯筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。
4.あばら筋を加工するに当たり、見込んでおくべき厚さは、必要な最小厚さに施工誤差10mmを加えた値を標準とした。
5.壁に誘発目地を設けた部分については、目地底から必要な最小厚さを確保した。

解答 2:バーサポートスペーサーが鋼製・コンクリート製の場合、間隔は1.5m程度とし、端部は1.5m以内にする。(JASS 5)

 

 

型枠工事

〔R02 No.10〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの表面が打放し仕上げであったので、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用した。
2.せき板として使用する合板は、特記がなかったので、国産材の活用促進等の観点から、材料に国産の針葉樹を用いたコンクリート型枠用合板で、JASに適合するものを使用した。
3.柱の型枠下部には、打込み前の清掃用に掃除口を設けた。
4.構造体コンクリートの圧縮強度が12N/mm2に達し、かつ、施工中の荷重及び外力に対して、構造計算により安全が確認されたので、片持ちスラブ下の支保工を取り外した。
5.使用後の型枠については、コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルトなどの貫通孔や破損箇所を修理のうえ、剝離剤を塗布して再使用した。

解答 4:片持ちスラブを除くスラブ下の型枠支保工の取外しについては、コンクリートの圧縮強度によることとしたので、圧縮強度が12N/mm2以上であること、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることを確認したうえで行う。

〔R01 No.10〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地盤上に支柱を立てるに当たり、支柱がコンクリートの打込み中や打込み後に沈下しないよう、地盤を十分に締め固めるとともに、支柱の下に剛性のある板を敷いた。
2.型枠の再使用に当たり、せき板とコンクリートとの付着力を減少させ、脱型時にコンクリート表面や型枠の傷を少なくするために、せき板に剥離剤を塗布した。
3.せき板・支保工・締付け金物などの材料の品質管理・検査は、搬入時に行うとともに、型枠の組立て中にも随時行った。
4.構造体コンクリートの圧縮強度が設計基準強度以上に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算により安全であることが確認されたので、梁下の支柱を取り外した。
5.柱及び壁のせき板は、建築物の計画供用期間の級が「短期」であり、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後2日間の平均気温が20°Cであったので、圧縮強度試験を行わずに取り外した。

解答 5:以下の表より、4日は必要である。

建物物の部分
残置日数・平均気温
コンクリートの圧縮強度
20℃以上
10℃以上
20℃未満
5N/mm2
基礎・梁側・柱・壁
4日
6日
〔H30 No.10〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの圧縮強度が12 N/mm2に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全が確認されたので、スラブ下の支柱を取り外した。
2.梁の側面のせき板は、建築物の計画供用期間の級が「短期」であり、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後5 日間の平均気温が20°C以上であったので、圧縮試験を行わずに取り外した。
3.支柱として使用するパイプサポートは、3 本継ぎとし、それぞれ4 本のボルトで継いで強固に組み立てた。
4.支柱は、コンクリート施工時の水平荷重による倒壊、浮き上がり、などが生じないよう、水平つなぎ材、筋かい材・控え鋼などにより補強した。
5.型枠の強度及び剛性の計算は、打込み時の振動・衝撃を考慮したコンクリート施工時における「鉛直荷重」、「水平荷重」及び「コンクリートの側圧」について行った。

解答 3:パイプサポートを支柱として用いる場合、以下の要領で行う。 ①パイプサポートを3以上継いではならない ②パイプサポートを継いで用いる時、4以上のボルト・専用かなぐを用いて継ぐ。 ③高さが3.5mを超える時、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け、かつ水平つなぎの変位を防止する。

 

 

〔H29 No.8〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として使用する合板は、直射日光にさらされないように、シート等を使用して保護した。
2.柱及び壁のせき板は、計画供用期間の級が「短期」であり、コンクリートの打込み後4日間の平均気温が10°Cであったので、圧縮強度試験を行わずに取り外した。
3.型枠は、足場等の仮設物とは連結させずに設置した。
4.使用後の型枠については、コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルト等の貫通孔を修理した後、離剤を塗り再使用した。
5.スリーブには、鋼管を使用し、管径が大きい箇所にはコンクリート打込み時の変形防止のために補強を行った。

解答 2:以下の表より、6日は必要である。

建物物の部分
残置日数・平均気温
コンクリートの圧縮強度
20℃以上
10℃以上
20℃未満
5N/mm2
基礎・梁側・柱・壁
4日
6日
〔H28 No.8〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として日本農林規格(JAS)で規定されているコンクリート型枠用合板は、特記がなかったので、その厚さを12mmとした。
2.計画供用期間の級が「標準」であったので、構造体コンクリートの圧縮強度が5N/㎟に達したことを確認し、柱及び壁のせき板を取り外した。
3.型枠取外し時期を決定するためのコンクリート供試体の養生方法は、工事現場における水中養生とした。
4.構造体コンクリートの圧縮強度が12N/㎟に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算による安全が確認されたので、スラブ下の支柱を取り外した。
5.構造体コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の90%に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算による安全が確認されたので、梁下の支柱を取り外した。

解答 5:梁下の支保工の在置期間は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の100%以上得られたことを確認するまで。(JASS 5)

〔H27 No.8〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いるコンクリート型枠用合板の厚さは、特記がなかったので、12mmとした。
2.コンクリート表面が打放し仕上げであったので、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用した。
3.早強ポルトランドセメントを使用したコンクリートにおいて、コンクリートの材齢によるスラブ下の支柱の最小存置期間は、平均気温が8°Cであったので 12日とした。
4.型枠は、垂直せき板を取り外した後に、水平せき板を取り外せるように組み立てた。
5.支柱として用いるパイプサポートの高さが 3.6mであったので、水平つなぎを高さ2.5mの位置とし、二方向に設けるとともに、水平つなぎの変位を防止した。

解答 5:パイプサポートを支柱として用いる場合、以下の要領で行う。
①パイプサポートを3以上継いではならない
②パイプサポートを継いで用いる時、4以上のボルト・専用金具を用いて継ぐ。
③高さが3.5mを超える時、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け、かつ水平つなぎの変位を防止する。

 

 

〔H26 No.9〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.型枠は、作業荷重、コンクリートの自重及び側圧、打込み時の振動及び衝撃、水平荷重等の外力に耐えられるように設計し、組み立てた。
2.型枠の組立てに当たって、柱の型枠下部に掃除口を設けた。
3.上下階の支柱は、平面上において同一位置となるように、垂直に立てた。
4.計画供用期間の級が「標準」であったので、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達したことを確認し、柱及び壁のせき板を取り外した。
5.コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の95%に達したので、梁下の支柱を取り外した。

解答 5:梁下の支保工の在置期間は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の100%以上得られたことを確認するまで。(JASS 5)

〔H25 No.9〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いる合板は、特記がなかったので、合板の日本農林規格(JAS)で規定されている厚さ9mmのコンクリート型枠用のものを用いた。
2.梁の側面のせき板は、建築物の計画供用期間の級が「短期」であり、コンクリートの打込み後5日間の平均気温が20°C以上であったので、圧縮強度試験を行わずに取り外した。
3.型枠は、足場等の仮設物とは連結させずに設置した。
4.一度使用した型枠は、目立った傷や汚れ等がなかったので、再使用した。
5.スリーブは、コンクリート打込み時に動かないように、型枠内に堅固に取り付けた。

解答 1:せき板として用いるコンクリート型枠用合板の厚さは、特記による。特記がない場合、厚さ12mmとする。(公共建築工事標準仕様書)

〔H23 No.9〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いる合板は、特記がなかったので、合板の日本農林規格(JAS)で規定されている厚さ12mmのコンクリート型枠用のものを用いた。
2.せき板として用いる合板は、直射日光にさらされないように、シート等を用いて保護した。
3.建築物の計画供用期間の級が「標準」であり、コンクリートの打込み後5日間の平均気温が20℃以上であったので、梁の側面のせき板については、圧縮強度試験を行わずに取り外した。
4.コンクリートの圧縮強度が設計基準強度に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算による安全が確認されたので、梁下の支保工を取り外した。
5.型枠は、その剛性を確保するために、足場と連結させた。

解答 5:型枠は足場や、やり方等の仮設物とを連結させてはならない。(公共建築工事標準仕様書)

 

 

〔H22 No.8〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.支柱には、2本のパイプサポートを4本のボルトで継いだものを用いた。
2.上下階の支柱は、平面上において同一位置となるように、垂直に立てた。
3.独立柱の型枠の締付けに、コラムクランプを用いた。
4.型枠は、垂直せき板を取り外した後に、水平せき板を取り外せるように組み立てた。
5.コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の85%に達したことを確認したので、梁下の支保工を取り外した。

解答 5:梁下の支保工の在置期間は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の100%以上得られたことを確認するまでとする。(JASS 5)

〔H21 No.8〕型枠工事に関する次の用語の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

1.フラットデッキ ———- 床用型枠
2.セパレーター  ———- せき板の間隔保持金具
3.コラムクランプ ———- 単管支柱
4.コーン     ———- 型枠締付け材
5.ターンバックル ———- による引締め金具

解答 3:コラムクランプは、柱の型枠を四方から締め付ける鉄製の道具、「柱型枠締め付け用帯鉄」のこと。

〔H20 No.8〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いる合板は、特記がなかったので、日本農林規格(JAS)で規定されている厚さ9mmのものを用いた。
2.金属製型枠パネルは、日本工業規格(JIS)で規定されている鋼製のものを用いた。
3.せき板として用いる合板は、直射日光を避けて乾燥させたものを用いた。
4.梁の側面の板については、コンクリートの打込み後5日間の平均気温が20℃以上であったので、圧縮強度試験を行わずに取り外した。
5.せき板を取り外した後に、コンクリートの湿潤養生を所定の材齢まで行った。

解答 1:せき板として用いるコンクリート型枠用合板の厚さは、特記による。特記がない場合、厚さ12mmとする。(公共建築工事標準仕様書)

 

 

コンクリート打ち込み

〔R02 No.8〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの締固めにおいて、コンクリート棒形振動機は、打込み各層ごとに用い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ鉛直に挿入し、引き抜くときはコンクリートに穴を残さないように加振しながら徐々に行った。
2.片持ちスラブなどの出し部は、これを支持する構造体部分と一体となるようにコンクリートを打ち込んだ。
3.コンクリートの打継ぎにおいては、打継ぎ面にあるレイタンスなどを取り除き、十分に乾燥させた状態で、コンクリートを打ち込んだ。
4.寒冷期におけるコンクリートの養生については、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間にわたって、コンクリート温度を2°C以上に保った。
5.構造体コンクリート強度の判定用の供試体の養生は、標準養生とした。

解答 3:「レイタンス」は、コンクリート打込み後に、内部の微細な粒子が浮上しコンクリート表面に形成するぜい弱な物質の層のことであり、打継ぎの際に除去する必要がある。打継ぎの際、打継ぎ部のコンクリート面に散水をして十分に吸水させ、湿潤な状態で行う。

〔R01 No.8〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.普通ポルトランドセメント による構造体強度補正値については、特記がなく、コンクリートの打込みから材齢28日までの予測平均気温が5℃であったので、3 N/mm2とした。
2.外壁におけるコンクリートの水平打継ぎについては、止水性を考慮し、打継ぎ面には外側下がりの勾配をつける方法とした。
3.直接土に接する柱・梁・壁・スラブにおける設計かぶり厚さは、特記がなかったので、50mmとした。
4.柱のコンクリートの打込みについては、コンクリートが分離しないようにするため、スラブ又は梁で受けた後、柱の各面の方向から流れ込むように行なった。
5.梁のコンクリートの打込みについては、壁及び柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に行った。

解答 1:構造体強度補正値とは、調合管理強度を求めるために品質基準強度に加算される補正値である。気温差と、構造体と供試体との強度差による補正が考慮される。普通ポルトランドセメントは、
・平均気温の範囲が0度以上8度未満:補正値 6N/mm2
・平均気温の範囲が8度以上:補正値 3N/mm2
・暑中期間の場合:補正値 6/mm2
(関連問題:平成30年1級学科5、No.10平成24年1級学科5、No.10平成30年2級学科4、No.07平成28年2級学科4、No.09平成26年2級学科4、No.07)

〔R01 No.9〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150m3以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行うこととした。
2.建築物の計画供用期間の級が「短期」であったので、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後の湿潤養生期間を、5日間とした。
3.構造体コンクリートの有害な割れ及びの有無は、支保工を取り外した後に確認した。
4.構造体コンクリートの圧縮強度推定用の供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車を運び、それぞれ1個ずつ合計3個作製した。
5.調合管理強度の管理試験において、1回の試験結果が調合管理強度の80%であり、かつ、3回の試験結果の平均値が調合管理強度以上であったので、合格とした。

解答 5:調合管理強度の管理試験は3回行い、それぞれ各回の試験結果は、調合管理強度の85%以上としなければならない。またそれらの強度の平均値は調合管理強度以上で合格とする。

 

 

〔H30 No.8〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.捨てコンクリートの粗骨材の最大寸法は、25 mmとした。
2.レディーミクストコンクリートの受入れに当たって、各運搬車の納入書により、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを確認した。
3.床スラブの打込み後、24 時間経過したので、振動や衝撃などを与えないように、床スラブ上において墨出しを行った。
4.ポンプによるスラブの打込みは、コンクリートの分離を防ぐため、前へ進みながら行った。
5.梁及びスラブの鉛直打継ぎ面の位置は、そのスパンの端部から1/4の付近とした。

解答 4:コンクリートポンプによる床スラブの打込みは、コンクリートの分離を防ぐため、後ろに下がりながら行う。(建築工事監理指針)

〔H30 No.9〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの打込み・養生期間等により、材齢28 日で所定の圧縮強度が得られないことを懸念し、圧縮強度推定試験を行うための現場封かん養生供試体をあらかじめ用意した。
2.調合管理強度の管理試験用の供試体は、適切な間隔をあけた3 台の運搬車を選び、それぞれ1 個ずつ合計3 個作製した。
3.現場水中養生供試体について、材齢28 日までの平均気温が20°C以上であり、1 回の圧縮強度試験の結果( 3 個の供試体の平均値)が、調合管理強度以上であったので合格とした。
4.材齢28 日で試験を行うための構造体コンクリートの圧縮強度推定用供試体の標準養生は、20°Cの水中養生とした。
5.コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度又は耐久設計基準強度のうち、大きいほうの値とした。

解答 2:1回のコンクリート強度試験の供試体の数は、試験の目的に応じて、それぞれ3個とする。調合管理強度の管理試験用の供試体は、1台の運搬車を選び、同時に作製した合計3個で1回の試験を行う。(公共建築工事標準仕様書)

〔H29 No.10〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの打込み中に降雨となったので、打込み箇所を上屋やシートで覆ったうえで、工事監理者の承認を受け、打込み作業を継続した。
2.コンクリートの打込み中において、スラブ筋の跳ね上がりやスペーサーからの脱落が生じたので、打込みを中断して修正を行い、必要な措置を講じたうえで、打込みを再開した。
3.コンクリートの打継ぎ面は、散水後の水膜を残した状態からコンクリートを打ち込んだ。
4.梁及びスラブにおけるコンクリートの鉛直打継ぎの位置を、そのスパンの端から1/4付近とした。
5.寒冷期のコンクリートの打込み工事であったので、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間にわたって、コンクリート温度を2°C以上に保った。

解答 3:コンクリートの打ち継ぎ面には水膜を残さないようにする。打ち継ぎ面に水が溜まっている場合、その部分の水セメント比が大きくなり、期待する品質が得られなくなる。(建築工事監理指針)

 

 

〔H29 No.11〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.普通コンクリートの気乾単位容積質量を、2.3t/m3とした。
2.コンクリートのワーカビリティーを改善し、所要のスランプを得るため、AE減水剤を使用した。
3.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送によってスランプの低下等が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
4.荷卸し時のコンクリートにおいて、空気量が指定された値に対して、-1.0%であったので、許容した。
5.コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回、かつ、コンクリート200m3ごとに1回行った。

解答 5:コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回以上、かつ、コンクリート150m3ごとに1回以上行う。(公共建築工事標準仕様書)

〔H28 No.9〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの調合管理強度は、コンクリートの品質基準強度と構造体強度補正値の合計によって算出された値とした。
2.コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度と耐久設計基準強度との平均値とした。
3.構造体強度補正値は、特記がなかったので、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢28日までの予想平均気温の範囲に応じて定めた。
4.日平均気温の平年値が25°Cを超える期間のコンクリート工事において、特記がなかったので、荷卸し時のコンクリートの温度は、35°C以下となるようにした。
5.構造体コンクリートの有害な割れ及びの有無は、支保工を取り外した後に確認した。

解答 2:品質基準強度は、設計基準強度または耐久設計基準強度のいずれか大きい方の値とする。(JASS 5)

〔H28 No.11〕鉄筋コンクリートの耐久性を確保するための材料・調合等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.構造耐力上主要な部分に用いられるコンクリートに含まれる塩化物量は、特記がなかったので、塩化物イオン量として0.35kg/m3とした。
2.コンクリートは、骨材のアルカリシリカ反応に対して、抑制効果のある日本工業規格(JIS)による高炉セメントB種を使用した。
3.ひび割れの発生を防止するため、所要の品質が得られる範囲内で、コンクリートの単位水量はできるだけ小さくした。
4.海岸に近い地域において、塩化物の浸透による鉄筋の腐食を防止し、耐久性を確保するために、水セメント比を小さくし、密実なコンクリートとした。
5.コンクリートに幅0.4mmの割れが発生したので、耐久性上支障のないよう適切な処置を施したうえで、工事監理者の承認を受けた。

解答 1:コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とする。(JASS 5)

 

 

〔H27 No.11〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの打継ぎ面は、新たなコンクリートの打込み前に高圧水洗し、レイタンスぜい弱なコンクリートを取り除いた。
2.コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、その挿入間隔を60cm以下として行った。
3.コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が27°Cであったので、150分以内を目安とした。
4.気温が低かったので、打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行った。
5.特記がなかったので、捨てコンクリートの設計基準強度を 18N/mm2とし、スランプを15cmとした。

解答 3:打ち重ね時間の間隔は、外気温が25℃未満の場合は150分、25℃以上の場合は120分とする。(JASS 5)

〔H26 No.10〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの圧送において、粗骨材の最大寸法が20mmであったので、その寸法に対する輸送管の呼び寸法は100Aとした。
2.圧送中のコンクリートが閉塞したので、その部分のコンクリートは廃棄した。
3.締固め用機器として、コンクリート輸送管1系統につき、棒形振動機を2台配置した。
4.片持ち形式のバルコニーにおいて、跳出し部分に打継ぎを設けず、これを支持する構造体部分と一緒にコンクリートを打ち込んだ。
5.数スパン連続した壁において、ホースの位置を変えずに、コンクリートを横流ししながら柱を通過させて打ち込んだ。

解答 5: コンクリートの打ち込みにおいて、横流ししてはならない。横流しを行うとコンクリートが分離しやすくなり、不良の原因となる。特に垂直部材の横流しは、粗骨材が配筋により阻止され、より分離しやすくなる。(JASS 5)
(関連問題:平成24年1級学科5、No.11、平成18年1級学科4)

〔H26 No.11〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.同一打込み工区に、2つの工場で製造されたレディーミクストコンクリートを打ち込んだ。
2.調合管理強度の管理試験用供試体の数は、1回の試験につき、3個とした。
3.レディーミクストコンクリートは、荷卸し直前にトラックアジテータのドラムを高速回転させ、コンクリートを均質にしてから排出した。
4.コンクリートの打込み後、コンクリート表面を養生マットで覆い、湿潤養生を行った。
5.構造体コンクリート強度推定試験結果が不合格となったので、監理者の承諾を受け、構造体コンクリートからコアを採取し、強度確認を行った。

解答 1:同一打込み工区に、2つ以上の工場で製造されたレディーミクストコンクリートを打ち込まないようにする。2つ以上の工場を選定する時は、打ち込み区間を分け、工場の責任の所在を明確にする。(JASS 5)

 

 

〔H25 No.10〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ひび割れの発生を防止するため、所要の品質が得られる範囲内で、コンクリートの単位水量はできるだけ小さくした。
2.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、輸送によってスランプの低下等が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
3.日平均気温の平年値が25°Cを超える期間のコンクリート工事において、荷卸し時のコンクリートの温度は、35°C以下とした。
4.コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間は、外気温が30°Cであったので、90分以内とした。
5.構造体コンクリートの材齢28日圧縮強度推定用供試体の養生は、工事現場における気中養生とした。

解答 5:構造体コンクリートの材齢28日圧縮強度推定用供試体の養生は、工事現場において水中養生とするか、標準養生とする。(公共建設工事標準仕様書)

〔H25 No.11〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の水平打継ぎ位置は、スラブの上端とした。
2.梁のコンクリートは、壁及び柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に打ち込んだ。
3.コンクリート棒形振動機による締固めは、コールドジョイントを防止するため、棒形振動機の先端が、先に打ち込まれたコンクリートの層へ入らないようにして行った。
4.初期養生期間におけるコンクリートの最低温度は、コンクリートのいずれの部分についても、2°C以下とならないようにした。
5.コンクリート構造体の有害な割れ及びの有無は、支保工を取り外した後に確認した。

解答 3:コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、打込み各層ごとに、その下層に振動機の先端が入るようにして加振する。(JASS 5)

〔H24 No.10〕鉄筋コンクリート工事におけるコンクリートの打込み・養生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 

1.棒形振動機による締固めの加振時間は、コンクリートの表面にセメントペーストが浮き上がるまでとした。
2.床スラブのコンクリートは、打込み後に表面の荒均しを行い、凝結が終了する前にタンピングを行った。
3.床スラブのコンクリート打込み後、24時間が経過したので、振動を与えないように注意して、床スラブ上において墨出し作業を行った。
4.コンクリートの打継ぎ面は、新たにコンクリートを打ち込む前に、レイタンスなどを取り除き、乾燥させた。
5.建築物の計画供用期間の級が「標準」であったので、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後の湿潤養生期間を5日間とした。 

解答 4:コンクリートの打継ぎ面は、新たにコンクリートを打ち込む前に、レイタンスなどを取り除き、散水などで湿潤状態にする

 

 

〔H24 No.11〕鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スラブ及び梁の底部のスペーサーには、防せい処理が行われている鋼製のものを用いた。
2.梁及びスラブにおける鉛直打継ぎ位置は、そのスパンの端部とした。
3.荷卸し地点のコンクリートにおいて、空気量が指定された値に対して、+1.5%であったので、許容した。
4.塗装仕上げを行う場合の鉄筋コンクリート壁面の仕上がりの平坦さの標準値については、特記がなかったので、壁の長さが3mにつき7mm以下となるように施工した。
5.せき板の取外し後に軽微な豆板があったので、不良部分を、水洗いの後に、木ごて等を使用して硬練りモルタルを塗り込んだ。

解答 2:打ち継ぎは、梁・スラブの場合、そのスパンの中央または端から1/4の付近に設ける。柱・壁の場合は、スラブ・壁梁・基礎の上端に設ける。(公共建築工事標準仕様書)

〔H23 No.10〕コンクリートの打込み・養生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの締固めについては、コンクリート棒形振動機の挿入間隔を60cm以下とし、加振はコンクリートの表面にセメントペーストが浮くまでとした。
2.コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間は、外気温が30℃であったので、120分を限度とした。
3.スラブのコンクリート打込み後、24時間が経過したので、振動を与えないように注意して、そのスラブ上での墨出し作業を行った。
4.梁の鉛直打継ぎ位置は、そのスパンの中央付近とした。
5.寒冷期の工事であったので、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間にわたって、コンクリート温度を2℃以上に保った。

解答 2:コンクリートの練り混ぜから打ち込みまでの時間は、外気温が25℃以下の場合に120分、25℃を超える場合は90分としている。(公共建築工事標準仕様書)

〔H22 No.9〕コンクリートの打込み・締固めに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの圧送に先立ち、コンクリートの品質の変化を防止するために、富調合のモルタルを圧送した。
2.梁のコンクリートは、壁及び柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に打ち込んだ。
3.ひさしのコンクリートは、これを支持する構造体部分と一体となるように連続して打ち込んだ。
4.コンクリート棒形振動機の引抜きは、打ち込んだコンクリートに穴が残らないように、加振しながら徐々に行った。
5.スラブのコンクリートは、打込み後に表面の荒均しを行い、凝結が終了した後にタンピングを行った。

解答 5:コンクリートが凝結した後にはタンピングは行うことができない。

 

 

〔H22 No.10〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの単位水量については、所要の品質が得られる範囲内において、できるだけ小さくした。
2.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材については、輸送によってスランプの低下等が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを用いた。
3.フレッシュコンクリートの試験に用いる試料は、普通コンクリートを用いたので、工事現場の荷卸し地点で採取した。
4.建築物の計画供用期間の級が「短期」であったので、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後の、湿潤養生期間を3日間とした。
5.1回当たりのコンクリートの強度試験における供試体の個数は、調合管理強度の管理試験用、構造体コンクリートの材齢28日圧縮強度推定用、型枠取外し時期決定用などとして、それぞれ3個とした。

解答 4:打込み後のコンクリートは散水や養生マットなどによって湿潤養生を行う。その期間は以下の表のように定められている。(JASS 5)

  短期および標準 長期および超長期
早強ポルトランドセメント 3日以上 5日以上
普通ポルトランドセメント 5日以上 7日以上
中庸熱および低熱ポルトランドセメント
高炉セメントB種
フライアッシュセメントB種
7日以上 10日以上

 

〔H21 No.9〕コンクリートの打込み・締固めに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.パラペットの立上り部分の打込みは、これを支持する構造体部分と一体となるように、同一の打込み区画とし、連続して行った。
2.棒形振動機による締固めの加振時間は、コンクリートの表面にセメントペーストが浮き上がるまでとした。
3.棒形振動機による締固めは、コールドジョイントを防止するため、棒形振動機の先端が、先に打ち込まれたコンクリートの層へ入らないようにして行った。
4.階高が高い柱の打込みは、縦型シュートを用いて、コンクリートが分離しない高さから行った。
5.コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間は、外気温が30℃であったので、90分以内とした。

解答 3:コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、打込み各層ごとに、その下層に振動機の先端が入るようにして加振する。(JASS 5)

〔H21 No.10〕コンクリートの打込み後の確認、養生等に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの圧縮強度が設計基準強度に達したので、支保工を取り外した後、有害な割れ及びの有無の確認を行った。
2.せき板を取り外した後、じゃんか、空洞、コールドジョイント等の有無の確認を行った。
3.高炉セメントB種を用いたコンクリートの打込み後の湿潤養生期間を、5日間とした。
4.初期養生期間におけるコンクリートの最低温度については、コンクリートのいずれの部分についても、2℃以下とならないようにした。
5.床スラブのコンクリート打込み後、24時間経過してから、床スラブ上において墨出しを行った。

解答 3:打込み後のコンクリートは散水や養生マットなどによって湿潤養生を行う。その期間は以下の表のように定められている。(JASS 5)

  短期および標準 長期および超長期
早強ポルトランドセメント 3日以上 5日以上
普通ポルトランドセメント 5日以上 7日以上
中庸熱および低熱ポルトランドセメント
高炉セメントB種
フライアッシュセメントB種
7日以上 10日以上

 

 

〔H20 No.9〕コンクリートの打込み・締固めに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの圧送に先立ち、コンクリートの品質の変化を防止するために、富調合のモルタルを圧送した。
2.階高が高い壁の打込みにおいては、縦型シュートを用いて、コンクリートが分離しない高さから行った。
3.コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間は、外気温が35℃であったので、100分を限度とした。
4.コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、その挿入間隔を60cm以下として行った。
5.コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、打込み各層ごとに、その下層に振動機の先端が入るようにして加振した。

解答 3:コンクリートの練り混ぜから打ち込みまでの時間は、外気温が25℃以下の場合に120分、25℃を超える場合は90分としている。(公共建築工事標準仕様書)

〔H20 No.10〕コンクリートの打継ぎに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スラブの鉛直打継ぎ位置は、そのスパンの端部とした。
2.柱の水平打継ぎ位置は、スラブの上端とした。
3.打継ぎ部の仕切り面においては、せき板を用いて密にすき間なく組み立て、モルタル、セメントペースト等の流出を防いだ。
4.打継ぎ部のコンクリート面は、レイタンス等を取り除いた。
5.打継ぎ部のコンクリート面は、散水をして十分に吸水させ、湿潤な状態に保った。

解答 1:打ち継ぎの位置は、構造部材の耐力への影響の最も少ない位置に定める。床スラブ・梁・屋根スラブの鉛直打ち継ぎ部では、スパンの中央、又は端部から1/4付近に設ける。(JASS 5)

 

 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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