2級建築士試験

エレクションピース

投稿日:2020年4月26日 更新日:




エレクションピースとは?

「エレクションピース」は、鉄骨柱の建て方時の現場溶接部に設ける仮設用の材料。

現場溶接部を仮固定し、弱軸方向の剛性確保や溶接部の形状を保持するために用いる。

https://dezaoco.exblog.jp/より

出題ポイント:

→高力ボルトで全数を締める。

〔No.14〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
3.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトについては、中ボルトを用い、ボルト一群に対して1/2程度、かつ、2本以上をバランスよく配置して締め付けた。(平成22年1級学科5、No.14)

→誤り:建方作業における継手の仮ボルトは、以下のボルトと数を用いて行う。(JASS 6)
・高力ボルト継手:中ボルトー1/2以上・2本以上
・混用・併用継手:中ボルトー1/2以上・2本以上
・エレクションピース:高力ボルトー全数締付け

エレクションピースによって仮止めを行った後に現場溶接を行い、溶接後はエレクションピースを撤去し、グライダーで仕上げる。

過去の出題

平成22年1級学科5、No.14
平成18年1級学科4
平成15年1級学科4
平成09年1級学科4

平成29年2級学科4、No.12
平成28年2級学科4、No.13
平成27年2級学科4、No.12
平成25年2級学科4、No.13
平成24年2級学科4、No.13
平成21年2級学科4、No.11







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

CASBEEとは?

環境総合性能評価システム(CASBEE)は、建築物の環境性能を評価するためのツール。建築物の環境性能に応じてランク付けする。CASBEE:Comprehensive 総合的なAssessment 評価 …

no image

補助散水栓

補助散水栓 「補助散水栓」は便所、浴室、階段等など、スプリンクラーでは未警戒の部分を防護するための設備。 性能・機能は「2号消火栓」とほぼ同じである。 ホース接続口からの水平距離は15mとなる。 過去 …

消防法施行令別表1

消防法施行令 別表第1 (第1条の2―第3条、第3条の3、第4条、第4条の2の2―第4条の3、第6条、第9条―第14条、第19条、第21条―第29条の3、第31条、第34条、第34条の2、第34条の4 …

セパレーター:2級建築士試験対策

https://tajima.exblog.jp/より出典 セパレーター 「セパレーター(型枠緊張材)」とは、壁の外側の型枠と内側の型枠との間隔を保つための部品。 白い部品が「コーン」、Pコンと呼ばれ …

no image

縦壁ロッキング構法(CDR構法)

縦壁ロッキング構法(CDR構法) 「縦壁ロッキング構法(CDR構法)」は、地震などの外力に対する建物の変形・挙動に対し、パネルが1枚ごとに微小回転し、1/100radまでの層間変形角に追従するとされて …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い