建築士 独学応援過去問サイト
投稿日：2020年10月29日 更新日：
「水密コンクリート」は、硬化後に水を通しにくく(透水性が少ない)、水の拡散しにくいコンクリートのことである。
→その性質を利用して、プールや水槽、水圧がかかる、特に高い水密性や漏水に対する抵抗性が要求される場所に用いられる。
建築士試験では、以下の点を暗記するだけで良いだろう。(もっと詳しく知りたい方は、ページ下部の「おすすめ参考書籍」をご覧ください。)
・調合は、単位水量・単位セメント量を許容範囲内で小さくし、単位粗骨材量をできるだけ大きくする
・粗骨材の最大寸法を小さくする
・荷卸し時のコンクリートの温度は、30℃以下
・水セメント比は、50%以下(コンクリート標準示方書では55%以下、JASS5では50％以下)
・空気量は4.5%以下
・化学混和剤を使用する
・打ち重ねはなるべく避け、連続して打ち込む
執筆者：松川幸四郎
関連記事
「アカウンタビリティ（Accountability）」とは、説明義務あるいは説明責任とも言い、利害関係者に対し、内容や状況について詳しく説明することを言う。 元々、アカウンタビリティは、株主総会で会社 …
「東京国際展示場（Tokyo International Exhibition Center）」は、株式会社東京ビッグサイトが運営するコンベンション・センターである。 運営会社名と同じ「東京ビッグサイ …
「エンタシス(entasis)」は、建築において円柱下部もしくは中間部から、上部にかけて徐々に細くした形状の柱のこと。エンタシスを施した柱を下から見上げると、真っ直ぐな円柱よりも安定して見える錯覚を生 …
「水セメント比(W/C:water cement ratio)」とは、水とセメントの比率を百分率で示した値のこと。 「水セメント比＝W／C ×100（％）」 Wは単位水量(kg/m3)、Cは単位セメン …
「フランクリン街のアパート(1903年、パリ)」は、オーギュスト・ペレとその兄弟による集合住宅であり、鉄筋コンクリート造による最初の集合住宅とされている。 鉄筋コンクリートの柱・梁が明快に骨組みを作り …
