2級建築士試験

昼光率

投稿日:2019年1月4日 更新日:




昼光率とは?

昼光率(%)は室内のある点屋外の全天空照度の割合を表す。

出題:令和元年度No.07

過去の試験問題

「室内におけるある点の昼光率は、全天空照度が変化しても変化しない。」(出題:平成21年度計画No.7

例えば、晴れ空の時の室内のある点の照度 E が1,000 lx で、全天空照度 ES が10,000 lx だったとする。計算すると昼光率は10%になる。

曇り空の場合には暗くなり、E が500lx、ES が5,000lxになるので、同様に昼光率10%となる。

「時刻」と「天候」で明るさが変わっても、E ES は同じ割合で変化するため、昼光率は変化しない!

→では何で昼光率は変化するのか?

 

昼光率を決める要素

昼光率は以下の要素で変化する。

  ・窓の面積・形・高さ・素材・数・位置

  ・屋外の樹木や壁、建物等

  ・室内の内装(室内仕上げの反射率)

  ・測定点の位置

出題:平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度

参考書籍

・視環境設計入門: 見え方から設計する光と色 (建築工学 EKA- 9)

・光の建築を読み解く

・自然光を活かした建築 (GAIA BOOKS)

・Casa BRUTUS特別編集 美しい照明術 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)







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