ミルスケール(黒皮)
「ミルスケール(mill scale)」とは、鋼材の製造過程において高温に加熱されるとき、空気中の酸素と反応して生成し付着している酸化物皮膜のことである。黒皮(くろかわ)とも呼ばれる。
鋼を熱間圧延して製造するときに生じ、鋼の表面に被膜を形成することから防食効果がある。
鋼材を溶接する際に母材の清掃を行うが、支障のないものは除去しなくて良く、ワイヤブラシ掛けでも取れないミルスケールなどの薄膜は除去しなくてもよい。
英語で「Mill scale」と呼び、邦訳すると「覆われている」「皮」「魚の鱗」である。
過去の出題
令和元年1級学科5、No.13
平成30年1級学科5、No.13
平成26年1級学科5、No.13
平成21年1級学科5、No.14
平成14年1級学科4
令和元年2級学科3、No.23
平成30年2級学科4、No.13
平成29年2級学科3、No.23
平成27年2級学科3、No.17
平成26年2級学科4、No.13
平成21年2級学科3、No.23