2級建築士試験

バリニオンの定理とは?建築士試験対策

投稿日:2019年4月28日 更新日:

バリニオンの定理を証明したピエール・バリニオン(Pierre Varignon,1654年-1722年)




バリニオンの定理

バリニオンの定理とは静力学で用いられ、主に建築分野で用いられる定理である。

「多くの力のある1点に対する力のモーメントの総和は、それらの力の合力のその点に対するモーメントに等しい」

つまり、以下の式で求められる。

 

合力のモーメント=分力のモーメントの合計

例題

以下に例題として2級建築士試験の平成23年度第1問目を挙げる。

 

〔No.1〕図のような分布荷重の合力の作用線からA点までの距離として、正しいものは、次のうちどれか。



1.1.6m
1.2.2m
3.2.6m
4.2.8m
5.3.4m

解法

まず分力の大きさを求め、合力を求める。複雑な力が働く場合は以下の図のように分けて求める。

赤文字で示しているのが合力の力と距離である。

「バリニオンの定理」により、合力RのA点までの距離Xを以下のように求める。

合力のモーメント=分力のモーメントの合計

20kN × Xm = (8kN × 1m) + (12kN × 4m)

20kN × Xm = 56 kN・m

よって、X = 2.8 m

 

出題:平成22年度2級学科3、No.01平成23年度2級学科3、No.01

おすすめ参考書

・やさしい 建築構造力学演習問題集: 解法手順を身につける書き込み式ワークブック

・二級建築士受験対策 構造力学-問題と解説







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

昼光率

昼光率とは? 昼光率(%)は室内のある点と屋外の全天空照度の割合を表す。 出題:令和元年度No.07 過去の試験問題 「室内におけるある点の昼光率は、全天空照度が変化しても変化しない。」(出題:平成2 …

no image

正式に使用許可を得ました!

いつも閲覧ありがとうございます なんと!昨年より申請・調整しておりました試験問題の使用許可が正式におりました!     WEBサイトでの許可を得た初のサイト! 2018年12月に開設しました当サイトは …

ニューアーバニズムとは?ー建築士試験対策

ニュー・アーバニズム 「ニュー・アーバニズム」はアメリカで発達した都市設計手法である。車に依存したまちづくりから脱却し、伝統的様式の再定義が試みられている。 イギリスでは「アバンビレッジ」 ヨーロッパ …

総合設計制度

総合設計制度(建築基準法第59条の2) 「総合設計制度(建築基準法第59条の2)」は、都市計画で定められた制限に対して、建築基準法で特例的に緩和を認める制度の一つである。 公開空地の確保により市街地環 …

まぐさ(木造)

まぐさは、出入り口や窓等の開口部の上部に水平に設ける部材で、その上部の壁を支えるもの。 耐力壁線に幅900mmの開口部がある場合、「まぐさ」及び「まぐさ受け」を構造耐力上有効に設ける必要がある。出題( …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い