2級建築士試験

エキスパンションジョイント

投稿日:2019年4月27日 更新日:




エキスパンションジョイント

「エキスパンションジョイント」は複数の建築物・構造体を力学的に分離した接続方法のこと。

細長い建物や、L型、T型、特に大型建築物など、平面形の複雑なもの、または細長い建築物に用いられ、構造計算上、この方法のみにて接続されている複数の建築物は、別々の建築物としてみなす。

不整形な建築物は、地震力が作用したとき、各部の振動性の違いによって一体として作用しないとき、その接合部に応力が集中して被害を受けやすくなる。

これを避けるため、エキスパンションジョイントを設けて整形な建築物に分割し、それぞれで設計を行う。

また、このとき鋼材の温度応力やコンクリートの乾燥収縮に対しても考慮し、伸縮変動に対応させることができる。

過去の出題(1級建築士)

構造
平成28年1級学科4、No.30
平成25年1級学科4、No.26
平成24年1級学科4、No.30
平成19年1級学科3
平成18年1級学科3
平成12年1級学科3
平成10年1級学科3

法規
令和元年1級学科3、No.11
平成22年1級学科3、No.11

過去の出題(2級建築士)

構造
平成30年2級学科3、No.18
平成26年2級学科3、No.18
平成24年2級学科3、No.18
平成22年2級学科3、No.19
平成21年2級学科3、No.19

法規
平成29年2級学科2、No.07







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

桂離宮(京都)

桂離宮は江戸時代に皇室の別邸として建築された。古書院・中書院・新御殿等の書院群により構成されている。建物と庭が一体化した「回廊式庭園」は日本庭園の傑作。庇が長いため内部空間に静寂がもたらされる。建物内 …

no image

令14条の2

建築基準法施行令 第14条の2 (勧告の対象となる建築物) 第14条の2 法第10条第1項の政令で定める建築物は、次に掲げるものとする。 一 法別表第1(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物のうち階数 …

スカイハウス

「スカイハウス(東京)」は1958年に建築された菊竹清訓の代表的住宅建築。 自身の住宅であるが、住宅の「伸び上がり」による利便性とデザイン性の限界に挑んだ作品。4枚の壁が柱の役割を果たし、10m×10 …

熱線反射ガラス

熱線反射ガラス 熱線反射ガラスは、フロート板ガラスの表面に反射率の高い薄膜をコーティングしたものであり、可視光線を30%程度反射し、冷房負荷の軽減に有効である。 ビル窓などで多く使われており、デザイン …

地区・住区群

地区・住区群 地域計画においては、規模によっていくつかの集団に分け、その規模に応じた公共施設や都市計画の参考にする。 「地区」は近隣住区を数区まとめた単位。10,000戸から15,000戸程度で構成さ …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い