2級建築士試験

ALC

投稿日:2019年1月29日 更新日:

ALCパネルは、軽量気泡コンクリートのことで、原料を発泡させて高温高圧蒸気養生した材料であり、1mm程度の独立気泡を多く含むので、断熱性・耐火性に優れ、壁や屋根、床材などに使用される。ALC は、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略。しかし吸水性が大きいので、屋根や外壁に用いる場合は防水処理が必要になる。(出題:平成27年度2級No.25

また鉄筋コンクリートパネルに比べると、軽量で断熱性に優れ、外壁・屋根・床等に使用される。(出題:令和元年度2級No.25平成21年度2級No.17)

保管方法

ALCパネルは、反り、ねじれ等が生じないように、屋内に台木を水平に置き、その上に平積みにして保管する。(出題:平成21年度2級No.2平成24年度2級No.2平成27年度2級No.2平成27年1級No.03

受入検査の際、外観の確認においてALCパネルに使用上支障のない範囲の欠けがあった場合、補修して使用することができる。(平成24年1級No.20平成20年1級No.19)

(https://login.alibaba.com/より出典)

ALCパネル工法

ALCパネル工法は、鉄骨造等における軸組に工場生産されたALCパネルを接合する工法である。(出題:平成28年度2級No.18

・ALCパネル工事において、ALCパネル専門工事業者を決定して協議を始め、工程計画を作成する。またALCパネルの鉄骨部分の受け材、補強金物、割付けなどの検討は、躯体鉄骨部に影響を与えるため、鉄骨図の監理者の承認前にすでに終わらせておくべきである。(平成21年1級No.01)

・パネルを取り付ける下地金物は、支持構造体に有効・堅固に取り付ける。(平成26年度2級No.14

・取り付けるパネルの最小幅は、300mmとする。(出題:平成26年度2級No.14平成29年度2級No.14

・パネルの取付け後、補修用モルタルを用いて、使用上支障のない欠けや傷などを補修する。(出題:平成26年度2級No.14平成30年度2級No.14

・パネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は伸縮目地とし、10mm以上とする。(出題:平成26年度2級No.14平成29年度2級No.14平成30年度2級No.14

・出隅及び入隅のパネル接合部の目地は、伸縮目地とする。(出題:平成26年度2級No.14)

ロッキング工法における外壁のパネル間の目地のシーリングについては二面接着とする。(平成28年度1級No.19平成25年1級No.19平成22年1級No.20)

ALCパネル(http://sytycdism.com/より出典)





一級建築士試験の過去の出題

平成28年1級学科5、No.19
平成27年1級学科5、No.03
平成25年1級学科5、No.19
平成24年1級学科5、No.20
平成22年1級学科5、No.20
平成21年1級学科5、No.01
平成20年1級学科4、No.19







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

no image

カラーレーションとは?ー建築士試験対策

  「カラーレーション」とは、建築環境の分野で用いられる用語である。音響計画上の悪条件の一つである。 音響計画上の悪条件 (1)反響(エコー) (2)共鳴 (3)フラッター・エコー (4)ブ …

法2条

建築基準法第2条用語の定義 第2条 この法律において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 一 建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これ …

消防法施行令34条の4

消防法施行令 第34条の4 適用が除外されない防火対象物の範囲 適用が除外されない防火対象物の範囲 第34条の4 法第17条の2の5第2項第四号の政令で定める複合用途防火対象物は、別表第一(十六)項イ …

建築士法第22条

建築士法第22条 (知識及び技能の維持向上) 第22条 建築士は、設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない。 2 国土交通大臣及び都道府県知事は、設計及び工事監理に必要な知 …

即席単語帳環境17

即席単語帳環境・設備17 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.三相かご誘導電動機の始動電流は、定格電流の5~7倍になるので、それを抑えるために使用される …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い