2級建築士試験

ドレンチャー

投稿日:2019年1月15日 更新日:

ドレンチャーヘッド(https://www.senjusp.jp/より出典)




ドレンチャー

ドレンチャーは、自建物への延焼を防ぐための防火設備。なので火災が起きている建物への消火設備(スプリンクラーなど)ではなく、隣接している建物に設置する設備(防火設備)。外壁や軒下、屋根などに設置して水幕をはる。

手動で作動させるものや、火災の時にヒューズが溶けて自動散水する湿式の仕様がある。

出題:平成20年度No.19平成26年度No.19

法規

建築基準法施行令第109条
(防火戸その他の防火設備
第109条 法第2条第九号の二ロ、法第12条第1項、法第21条第2項第二号、法第27条第1項(法第87条第3項において準用する場合を含む。第100条から第100条の3までにおいて同じ。)及び法第64条の政令で定める防火設備は、防火戸、ドレンチャーその他火炎を遮る設備とする。
1 隣地境界線、道路中心線又は同一敷地内の2以上の建築物(延べ面積の合計が500平方メートル以内の建築物は、1の建築物とみなす。)相互の外壁間の中心線のあらゆる部分で、開口部から1階にあつては3メートル以下、2階以上にあつては5メートル以下の距離にあるものと当該開口部とを遮る外壁、そで壁、塀その他これらに類するものは、前項の防火設備とみなす。

 

珍しい画像がありました!文化財には火災からの保護のためにドレンチャーの取り付けが義務付けされていますが…

https://youtu.be/yP7dyyZMhBk







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

工作物とは? – 建築試験対策

建築士試験において頻出の「工作物」とは?なんとなく知っているでは本番で致命的にミスをしてしまいます!しっかりと定義をおさえましょう! 工作物って? 「工作物」とは、土地に定着する人工物のすべてを指す。 …

二重トラップとは?–建築士試験用語

二重トラップ 二重トラップは良好な排水の流れを阻害してしまうので、禁止されている。 トイレの便器から排水した汚水は下水に流れ出る。しかし排出するだけならいいのですが、逆に下水管からガスや虫、臭気などが …

即席単語帳環境18

即席単語帳環境・設備18 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.エレベーターの耐震設計において、設計用水平標準震度は、高さ何mで分けられるか クリックして …

即席単語帳施工3

即席単語帳施工3 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.関係請負人の労働者の数が常時50人以上となる工事現場においては、請負者は①及び②を選任しなければな …

計画供用期間の級

計画供用期間の級 「計画供用期間の級」とは、構造体の総合的耐久性の目安として定義されたもの。 一般に、構造躯体の耐久性について、鉄筋が腐食し始める危険性の生じる確率をもとに、4段階の水準に分けられる。 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い