参考資料集

連担建築物設計制度とは?

投稿日:2020年11月13日 更新日:

「連担建築物設計制度」とは、単一の敷地では適用ができない場合でも、既存の建物を含む複数の敷地・建物を一体として合理的な設計をし、特定行政庁の認定により、当該敷地群を一つの敷地とみなして、接道義務、容積率制限、建ぺい率制限、斜線制限、日影制限等を適用できる制度である。(建築基準法第86条第2項)

類似の制度として一団地の「総合的設計制度」があるが、これは基本的に更地に複数の建物を同時に建築する場合に適用する。

→一方、「連担建築物設計制度」は、既存の建物が存在することを前提に、それとの関係を調整して全体で合理的な設計を行った上で、新しく建てる建物を順次連担させていく。




適用の要件

連担建築物設計制度が適用される要件は以下の2つである。
・一団の土地の区域内で、既存建築物の位置・構造を前提に、 安全、防火、衛生上必要な基準に従い総合的に設計すること
・安全、防火、衛生上支障がないこと

オススメ参考書籍

入門図解 はじめての建築基準法

図面の読み方がやさしくわかる本

図解入門 よくわかる最新都市計画の基本と仕組み

・イラストでわかる二級建築士用語集

・二級建築士 はじめの一歩 学科対策テキスト







-参考資料集

執筆者:

関連記事

SDGsとは?建築士試験対策

SDGs(持続可能な開発目標)は、国連サミットで採択された国際目標 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国 …

非常用の進入口とは?

3階建て以上の建物を計画する場合は、「非常用進入口」または、「非常用進入口に代わる窓」の設置が義務付けられてる。 設置の対象(建築基準法施行令第126条の6) ・以下の図のように、同一階の部分によって …

ライフサポートアドバイザー

「ライフサポートアドバイザー( 生活援助員 )」は、シルバーハウジング、サービス付き高齢者向け住宅等に居住している高齢者に対して、日常の生活指導、安否確認、緊急時における連絡等のサービスを行なう者をい …

特定天井

「特定天井」とは、「脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井」のこと。地震等によって脱落した場合、人的・物的被害が大きくなるため、定められた対策を施す必要がある。 「特定天井」指定の経緯 東日本 …

水セメント比とは?

「水セメント比(W/C:water cement ratio)」とは、水とセメントの比率を百分率で示した値のこと。 「水セメント比=W/C ×100(%)」 Wは単位水量(kg/m3)、Cは単位セメン …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い