二級建築士試験分野別まとめ
施工
鉄骨構造
2023年7月02日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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分野別にまとめました
(平成20年度から令和02年度まで)
二級建築士
施工
鉄骨構造
〔R02 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ターンバックル付き筋かいを有する建築物であったので、その筋かいを活用して建入れ直しを行った。
2.柱の現場溶接継手において、エレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
3.高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
4.高力ボルト摩擦接合において、接合部の材厚の差により生じた肌すきが1.0mmであったので、フィラープレートを挿入せず、そのまま締め付けた。
5.高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前に行った。
解答 1:ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、そのターンバックル付き筋かいを用いて建入れ直しは行ってはならない。建入れ直しについては、架構の倒壊防止用ワイヤロープを兼用する。
〔R02 No.13〕鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接面に固着したミルスケールは、除去せずにそのまま残した。
2.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの1/2倍を加えたものとした。
3.板厚が22mmの鋼材相互を突合せ継手とする完全溶込み溶接において、溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。
4.不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径が4mmの溶接棒を用いて行った。
5.溶接作業は、治具を使用して、できるだけ下向きの姿勢で行った。
解答 2:隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとする。(JASS 6)
〔R01 No.12〕鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.吸湿の疑いのある溶接棒は、再乾燥させてから使用した。
2.溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって削り取り、採用説を行った。
3.作業場所の気温が4°Cであったので、溶接線から50mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
4.スタッド溶接の溶接面に著しい錆が付着していたので、スタッド軸径の2倍以上の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。
5.スタッド溶接後の打撃曲げ試験において15度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについては、そのまま使用した。
解答 3:作業場所の温度が-5℃を下回る場合は、溶接を行なってはならない。また、-5℃から5℃の間の場合は接合部より100mmの範囲の母材部分を適切に加熱する必要がある。(公共建築工事標準仕様書)
〔R01 No.13〕高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ボルト締めによる摩擦接合部の摩擦面には、錆止め塗装を行わなかった。
2.ナット回転法によるM16(ねじの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、一次締付け完了後を起点としてナットを120度回転させて行った。
3.ボルト頭部と接合部材の面が、1/20以上傾斜していたので、勾配座金を使用した。
4.一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺に向かう順序で行った。
5.接合部の材厚の差により、1.2mmの肌すきが生じたので、ボルトの締付けのトルク値を高めることにより修正した。
解答 5:「肌すき」とは、主に高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間のこと。高力ボルト継手は、板と板との間の摩擦抵抗力により滑りが生じないようにする接合であるため、隙間が空いていると摩擦抵抗力を減じてしまう。このため「テーパーゲージ」を用いて測定し、はだすきが1mmを超える場合は、フィラープレートを挿入し隙間を充填する。(JASS 6)
〔H30 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.建方の精度検査において、特記がなかったので、高さ5 mの柱の倒れが5 mm以下であることを確認した。
2.筋かいによる補強作業は、建方の翌日に行った。
3.ワイヤロープを架構の倒壊防止用に使用するので、そのワイヤロープを建入れ直し用に兼用した。
4.吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンは、確認作業後も存置した。
5.トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ナット面から突き出た長さが、ねじ1 山~ 6 山の範囲のものを合格とした。
解答 2:筋かいによる補強作業は、必ず建方の当日に行うものとし、翌日に持ち越してはならない。(建築工事監理指針)
〔H30 No.13〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルトの締付け作業において、一群のボルトの締付けは、群の周辺部から中央に向かう順序で行った。
2.高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前にドリルあけとした。
3.完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。
4.溶接部の清掃作業において、溶接に支障のないミルスケールは、除去せずに存置した。
5.デッキプレート相互の接合は、アークスポット溶接により行った。
解答 1:一群の高力ボルトの締付けは、群の中央部から周辺部に向かう順序で行う。(公共建築工事標準仕様書)
〔H29 No.12〕鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
2.柱接合部のエレクションピースは、あらかじめ工場において、鉄骨本体に強固に取り付けた。
3.本接合に先立ち、ひずみを修正し、建入れ直しを行った。
4.ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。
5.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
解答 4:ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、そのターンバックル付き筋かいを用いて建入れ直しは行ってはならない。
〔H29 No.13〕高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.座金との接触面にまくれがあったので、ディスクグラインダー掛けにより取り除き、平らに仕上げた。
2.高力ボルト摩擦接合部の摩擦面には、締付けに先立ち防錆塗装を行った。
3.一次締め終了後に行うボルトのマーキングは、ボルト軸から、ナット、座金及び母材(添え板)にかけて行った。
4.トルシア形高力ボルトの締付け検査において、締付けの完了したボルトのピンテールが破断したものを合格とした。
5.作業場所の気温が0°C以下となり、接合部に着氷のおそれがあったので、締付け作業を中止した。
解答 2:防錆塗装において、高力ボルト摩擦接合部の摩擦面は塗装してはならない。(JASS 6)
〔H28 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理した後にドリルあけとした。
2.完全溶込み溶接において、板厚が22mmの鋼材相互の突合せ継手の溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。
3.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。
4.ナット回転法によるM16(ボルトの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、1次締付け完了後を起点としてナットを120°回転させて行った。
5.錆止め塗装において、鋼材表面の温度が50°C以上となったので、塗装作業を中止した。
解答 1: 「ブラスト処理」とは、粒状のものを金属製品の表面に圧縮空気で叩きつけ、洗浄、摩擦面をつくる処理方法のこと。高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理をする前にドリルあけとする。(JASS 6)
(関連問題:令和元年1級学科5、No.14、平成27年1級学科5、No.13、平成25年1級学科5、No.14、平成30年2級学科5、No.13、平成28年2級学科5、No.12、平成24年2級学科5、No.12)
〔H28 No.13〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
2.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
3.耐火被覆の吹付け工法において、施工面積10m2当たり1箇所を単位として、被覆層の厚さを確認しながら施工した。
4.デッキプレート相互の接合を、アークスポット溶接により行った。
5.建方の精度検査において、高さ5mの柱の倒れが5mmであったので合格とした。
解答 3:耐火被覆の吹付け工法では、施工面積5m2当たり1箇所を単位として、被覆層の厚さを確認しながら施工する。(JASS 6)
〔H27 No.12〕鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
2.柱梁接合部の混用接合において、普通ボルトを用いた仮ボルトの締付け本数は、1群のボルト数の 1/2以上、かつ、2本以上とした。
3.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
4.筋かいによる補強作業を、建方の翌日に行った。
5.溶融亜鉛めっきを施した鉄骨の建入れ直しに当たって、めっき面に傷がつかないように養生を行った。
解答 4:筋かいによる補強作業は、必ず建方の当日に行うものとし、翌日に持ち越してはならない。(建築工事監理指針)
〔H27 No.13〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軽量形鋼の部材の切断は、手動ガス切断で行い、断面をグラインダーで仕上げた。
2.耐火被覆材を吹き付ける梁の部分には、錆止め塗装を行わなかった。
3.ベースプレートとアンカーボルトの緊結を確実に行うため、特記がなかったので、 ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が3山以上出るようにした。
4.トルシア形の高力ボルトの締付けは、一次締め → マーキング → 本締めの順で行った。
5.完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。
解答 1:軽量形鋼部材の切断は、機械切断とする。機械切断によって生じたまくれは、ヤスリ等によって取り除く。手動ガス切断で行うと、断面が不正確に切断されるため避けなければならない。(建築工事監理指針)
〔H26 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨の建方において、建方の進行とともに、小区画に区切って、建入れ直し及び建入れ検査を行った。
2.ターンバックル付き筋かいを有する構造物において、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。
3.トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ねじ山の出が1~6山のものを合格とした。
4.ナット回転法による摩擦接合用高力六角ボルト(JIS形高力ボルト)の締付け作業において、ナットの回転量が許容範囲を超えたので、ボルトセットを取り替えた。
5.吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンについては、確認後もそのまま残した。
解答 2:ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、そのターンバックル付き筋かいを用いて建入れ直しは行ってはならない。
〔H26 No.13〕鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接部のミルスケールは、除去せずにそのまま残した。
2.作業場所の気温が4°Cであったので、溶接線から50mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
3.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。
4.スタッド溶接後に打撃曲げ試験を行い、15度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについてはそのまま使用した。
5.不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径4mmの溶接棒を用いて行った。
解答 2:作業場所の温度が-5℃を下回る場合は、溶接を行なってはならない。ただし、-5℃から5℃の間の場合は接合部より100mmの範囲の母材部分を適切に加熱する必要がある。(公共建築工事標準仕様書)
〔H25 No.12〕高力ボルト接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.摩擦面は、摩擦力を低減させるものが発生又は付着しないように、保護した。
2.接合部の材厚の差により1mmを超える肌かいが生じていたので、フィラープレートを用いて補った。
3.ナットとの接合面が、1/20を超えて傾斜していたので、勾配座金を使用した。
4.組立て後、ボルト孔心が一致せずボルトが挿入できないものは、添え板を取り替えた。
5.一群のボルトの締付けは、群の周辺部から中央に向かう順序で行った。
解答 5:一群のボルトの締付けは、群の中央部から周辺部に向かう順序で行う。(公共建築工事標準仕様書)
〔H25 No.13〕鉄骨工事の建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
2.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、全数締め付けた。
3.本接合が完了したので、ひずみを修正し、建入れ直しを行った。
4.吊上げの際に変形しやすい部材であったので、適切な補強を行った。
5.建方が完了したので、形状及び寸法精度を確認し、監理者の検査を受けた。
解答 3
ひずみを修正し、建入れ直しは、本接合の前に行う。(公共建築工事標準仕様書)
〔H24 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨製作用鋼製巻尺は、あらかじめ、工事現場用基準鋼製巻尺と照合して、その寸法の誤差が工事に支障のないことを確認した。
2.床書きの現寸作業は、工作図を作成することにより省略した。
3.高力ボルト用の孔あけ加工は、ドリルあけとし、接合面をブラスト処理した後に行った。
4.溶接作業は、作業架台を利用して部材の位置を調整し、できるだけ下向きの姿勢で行った。
5.耐火被覆材を吹き付ける梁の部分には、錆止め塗装を行わなかった。
解答 3: 「ブラスト処理」とは、粒状のものを金属製品の表面に圧縮空気で叩きつけ、洗浄、摩擦面をつくる処理方法のこと。高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理をする前にドリルあけとする。(JASS 6)
(関連問題:令和元年1級学科5、No.14、平成27年1級学科5、No.13、平成25年1級学科5、No.14、平成30年2級学科5、No.13、平成28年2級学科5、No.12)
〔H24 No.13〕鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトとし、全数締め付けた。
2.建方精度の測定は、骨組全体、鋼製巻尺等の温度による変動が少ない時刻に行った。
3.建入れ直しに当たって、部材の損傷を防ぐために加力部分の養生を行った。
4.架構の倒壊防止用ワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
5.本締めに使用したトルシア形高力ボルトの締付け検査において、締付けの完了した ボルトのピンテールが破断していないものを合格とした。
解答 5:トルシア形高力ボルトの締付け検査において、締付けの完了したボルトのピンテールが破断していることを確認する。
〔H23 No.11〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト用の孔あけ加工は、鉄骨製作工場内においてドリルあけとした。
2.高力ボルトは、包装の完全なものを未開封状態のまま工事現場に搬入した。
3.高力ボルト接合による継手の仮ボルトの締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
4.作業場所の気温が2℃であったので、母材の接合部から50mmまでの範囲を加熱して、溶接を行った。
5.工事現場に搬入した耐火被覆の材料を、吸水や汚染のないようにシート掛けをして保管した。
解答 4:作業場所の温度が-5℃を下回る場合は、溶接を行なってはならない。ただし、-5℃から5℃の間の場合は接合部より100mmの範囲の母材部分を適切に加熱する必要がある。(公共建築工事標準仕様書)
〔H22 No.11〕鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの1/2倍を加えたものとした。
2.完全溶込み溶接において、板厚が22mmの鋼材相互の突合せ継手の溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。
3.デッキプレートを貫通させてスタッド溶接を行うに当たり、事前に引張試験等を行って溶接の施工条件を定めた。
4.完全溶込み溶接において、溶接部の始端部及び終端部に鋼製のエンドタブを用いた。
5.吸湿の疑いのある溶接棒は、再乾燥させてから使用した。
解答 1:隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとする。(JASS 6)
〔H21 No.11〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ベースプレートとアンカーボルトの緊結を確実に行うため、ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が3山以上出るようにした。
2.高力ボルト接合部における一群の高力ボルトの締付けは、群の中央部から周辺部に向かう順序で行った。
3.溶接部分にブローホールがあったので、削り取った後、再溶接を行った。
4.高力ボルトの締付け作業において、高力ボルトを取り付け、マーキングを行った後に、一次締めと本締めを行った。
5.柱と柱とを現場溶接するに当たって、両部材を仮接合するため、エレクションピースを用いた。
解答 4:高力ボルトの締め付け作業は、一次締め、マーキング、本締めの三段階で行う。
〔H20 No.11〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨の建方において、建方の進行とともに、小区画に区切って、建入れ直し及び建入れ検査を行った。
2.トルシア形高力ボルトの本締めにおいて、専用のレンチでピンテールが破断するまで締め付けた。
3.鉄骨のコンクリートに埋め込まれる部分に、錆止め塗装を行った。
4.高力ボルトと溶接とを併用する継手において、高力ボルトを先に締め付けた後、溶接を行った。
5.湿潤の疑いのある溶接棒は、その種類に応じた条件で再乾燥して使用した。
解答 3:防錆塗装において、高力ボルト摩擦接合部の摩擦面は塗装してはならない。(JASS 6)
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