2級建築士試験

太陽高度

投稿日:2019年2月14日 更新日:

太陽は地球の周りを「23時間56分04秒09053」で一周する。なので約1日で一周し、1日のうちで最も高い太陽高度を「南中高度」と呼ぶ。




南中高度の計算

地球軸は太陽から23.4度だけ傾いている。「南中高度」は地軸のずれによって生じているので、赤道上(緯度0度)にいると夏至の日と冬至の日は23.4度ずれることになる。

なので赤道からどれだけ離れているか(緯度)で南中高度が異なってくる。

夏至    :南中高度 = 90 – 緯度 + 23.4

春分・秋分 :南中高度 = 90 – 緯度

冬至    :南中高度 = 90 – 緯度 – 23.4

これを考慮すると同日・同時刻において、北海道と沖縄では、沖縄の方が南中高度が高く、緯度がほぼ同じ東京と松江では南中高度も同じになる。(出題:平成23年度No.6平成27年度No.7)

上記の計算はめんどくさがらないで何度か紙に書いて計算した方がいいです。

例題:北緯35度の地点における夏至の日の南中高度は____である。

答えは過去問から。(出題:平成20年度No.7平成25年度No.7平成27年度No.7)

    

またこれにより太陽高度は年間を通じて変化しており、夏至の日に最も高く(+23.4度)、冬至の日に最も低い(-23.4度)

   

また我が国において、経度及び緯度の異なる地点であっても、冬至の日と夏至の日における南中時の太陽高度の差は等しく、約47度である。(出題:平成23年度No.6平成25年度No.7)

   

大雑把に説明しましたが、詳しく知りたい方は以下のサイトが一番わかりやすかったので、参考にしてください。







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

ジオデシック・ドームとは?ー建築士試験対策

ジオデシック・ドーム 「ジオデシック・ドーム」は、アメリカの建築家バックミンスター・フラーによって考案されるドームの形式の総称である。 バックミンスター・フラー 正十二面・二十面体で球面を近似し、そこ …

建築士法3条の3

建築士 第3条の3 一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければできない設計又は工事監理 一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければできない設計又は工事監理 第3条の3 前条第1項第二号に掲げる …

no image

令110条

建築基準法施行令 第110条 法第27条第1項に規定する特殊建築物の主要構造部の性能に関する技術的基準 第110条 主要構造部の性能に関する法第27条第1項の政令で定める技術的基準は、次の各号のいずれ …

公開空地

公開空地 「公開空地」は、総合設計制度を適用するための許可要件である。 建築物の敷地内に設けられ、誰でも自由に利用できる空地もしくは開放空間である。 アルモントホテル那覇県庁前の公開空地「第20回那覇 …

吉村順三(よしむら・じゅんぞう)

吉村順三は前川國男や坂倉準三と並ぶ日本を代表する建築家。建築士試験に出題される15人のうちの1人。 日本建築をモダニズム建築の融合を図る。代表作品としては、軽井沢の山荘、国際文化会館、奈良国立博物館新 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い