我が日本の伝統的な農家の住宅には、「広間型」「四間取り(田の字型)」「南部曲り家」などが広く普及していた。
広間型(三間取り)
東北・北陸で多く見られる。
入り口から土間に入り、土間に面する広い板の間を「台所」として用いるのが特徴。
その広間の後ろに2つ(座室・寝間)を設けるのが一般的。
廊下は通常設けられず、部屋から部屋へと移動する。
四間取り
関西以西に多く見られ、土間を除く床上部分を「田の字型」に4室構成される。
建具で仕切って田の字型にまとめ、土間に並んで配置される。
こちらも廊下は通常設けられず、部屋から部屋へと移動する。
南部曲り家
馬の産地で知られる岩手県南部に多く見られ、L字型に馬屋を吐出させることにより、馬の飼育を家の中でできるようにしている。
家畜飼養空間、作業・収納空間、居住空間より構成されるのが特徴的。
過去の出題
令和元年1級学科1、No.13
平成21年1級学科1、No.11