参考資料集

隙間なし天井

投稿日:2020年12月10日 更新日:

「隙間なし天井」とは、特定天井に関する設計ルートのうち、仕様ルートとして、周囲の壁等との間に隙間を設けない仕様であり、平成28年に追加された基準である(告示第3第3項)。

従来の基準は、地震時に天井面に加わる外力を斜め部材で受けるとともに、一定の隙間(クリアランス)を設けることで天井と周囲の壁等が衝突しないことを基本的な考え方としている。

「隙間なし天井(新基準)」は、地震時に天井面に加わる外力を、天井面構成部材及び周囲の壁等を介して構造躯体に伝達することにより、構造耐力上の安全性を確保しようとするものである。

この仕様を採用する場合、以下の基準を満たす必要がある。

i)天井面は水平とし、天井面と周囲の壁等との間には、隙間を設けないこと

ii)天井面構成部材及び周囲の壁等は、施工上やむを得ず生じる隙間に起因した衝撃力を含む外力に対して損傷しないよう十分な剛性及び強度を有していること(いわゆる“システム天井”は対象外)

iii)層間変形による強制変形に対して追随できるものであること




オススメ参考書籍

・建築技術2016年7月号 見上げれば安全な天井設計(監修:清家剛)

・建築基準法の耐震・構造規定と構造力学

入門図解 はじめての建築基準法

図面の読み方がやさしくわかる本

図解入門 よくわかる最新都市計画の基本と仕組み

・イラストでわかる一級建築士用語集

・一級建築士になりたい







-参考資料集

執筆者:

関連記事

介護老人保健施設

介護老人保健施設とは

「介護老人保健施設」とは 「介護老人保健施設」とは、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士や理学療法士 …

「伝統建築工匠の伝統技術」が無形文化遺産登録へ

日本が誇る文化遺産を受け継ぐ重要技術 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関は、2020年11月、世界最古の法隆寺に代表される日本の伝統的な木造建築を修復する職人の技術をまとめた「伝統建築工匠の技 …

ユニテ・ダビタシオン

ユニテ・ダビタシオン

マルセイユの「ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation,1952-)」は、ル・コルビュジエによって設計されたピロティのある高層の集合住宅である。 建築物内には家族用、単身用の住戸があ …

SDGsとは?建築士試験対策

SDGs(持続可能な開発目標)は、国連サミットで採択された国際目標 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国 …

沖縄の建築を楽しむー散策の視点

はいさい、沖縄出身の建築家、松川です。 沖縄も涼しくなってきました、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 沖縄の建築を楽しむー散策の視点 友人や知り合った方々から「沖縄は何度か行ったことある」と言われる …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い