2級建築士試験

特定建築物の建築主等の努力義務

投稿日:2019年6月24日 更新日:




特定建築物の建築主等の努力義務

「建築主等」は、特定建築物を建築する場合は、バリアフリー法(「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」)において以下のように「努力義務」が規定されている。

(特定建築物の建築主等の努力義務等)
第16条 
建築主等は特定建築物(特別特定建築物を除く。以下この条において同じ。)の建築(用途の変更をして特定建築物にすることを含む。次条第1項において同じ。)をしようとするときは、当該特定建築物建築物移動等円滑化基準に適合させるために必要な措置を講ずるよう努めなければならない

2 建築主等は、特定建築物の建築物特定施設の修繕又は模様替をしようとするときは、当該建築物特定施設を建築物移動等円滑化基準に適合させるために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

3 所管行政庁は、特定建築物について前二項に規定する措置の適確な実施を確保するため必要があると認めるときは、建築主等に対し、建築物移動等円滑化基準を勘案して、特定建築物又はその建築物特定施設の設計及び施工に係る事項について必要な指導及び助言をすることができる。

出題:平成20年度No.25平成23年度No.22

また「バリアフリー法」における「建築主等」と「建築」とは、

バリア法第2条第1項十四号 
建築主等 建築物の建築をしようとする者又は建築物の所有者、管理者若しくは占有者をいう。

バリア法第2条第1項十九号 
建築 建築物を新築し、増築し、又は改築することをいう。







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