「流造り」とは、神社建築の形式の一つである。
屋根の前のほうが長く伸びて向拝を覆い、庇と母屋が同じ流れで葺いてある。
伊勢神宮に代表される神明造から発展し、奈良時代末から平安時代に成立し、広く各地に流布する。
賀茂別雷神社や賀茂御祖神社がその典型とされ、この「流造り」に属するものは現在国宝または重要文化財に指定されている本殿の半数を超える。

賀茂別雷神社

賀茂御祖神社
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投稿日:2020年12月10日 更新日:
「流造り」とは、神社建築の形式の一つである。
屋根の前のほうが長く伸びて向拝を覆い、庇と母屋が同じ流れで葺いてある。
伊勢神宮に代表される神明造から発展し、奈良時代末から平安時代に成立し、広く各地に流布する。
賀茂別雷神社や賀茂御祖神社がその典型とされ、この「流造り」に属するものは現在国宝または重要文化財に指定されている本殿の半数を超える。
賀茂別雷神社
賀茂御祖神社
執筆者:松川幸四郎
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