2級建築士試験

気温

投稿日:2019年1月10日 更新日:

気温は温熱環境4要素のうちのひとつで、温熱感覚を示すほとんどの指標で用いられている。

気温はセルシウス温度( ℃ ) もしくは絶対温度( K )で表される。

・気温は、水が個体(氷)になる温度を基準(0度)としており、

・絶対温度は、原子と分子が振動を止める温度を理論的に出して基準としている。気温0度よりも273度低い。例えば、気温で 18℃ のとき、絶対温度では 291K になる。

快適温度

人が快適に感じる気温は季節によって変わってくる。

夏 : 26℃〜27℃

冬 : 20℃〜22℃

室内上下温度分布

空気は温度が高いと膨張して上昇する。逆に温度が低いと凝縮して下降する。なので室内でも頭部分と足部分は温度差が生じる。国際標準化機構(ISO)ではくるぶしと頭 (床上 10cm 〜床上 110cm )の温度差を 3度以内 が快適であると定めている。

上記の通り暖かい空気は上昇するので、暖房は下に向けた方が温度差は小さい。逆に、冷たい空気は下降するので、冷房は上に向けた方が温度差は小さい。







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

真空式温水器

真空式温水器 ボイラーの一種に真空式温水器がある。 管体内を減圧させ真空状態で密封することで、水を100℃以下の低い温度で沸騰させ、その蒸気を熱源として熱交換機に送り、水を加熱して温水を発生させる。 …

多孔質材料

多孔質材料 グラスウールなどの多孔質材料に音があたり、小さな繊維を振動させたり、細かい隙間へ入るときの摩擦などで、音エネルギーの一部が熱に変わり吸収される。 特徴として、低音域より高音域が多く吸収され …

no image

空気余命

空気余命とは? 「空気余命」とは、換気効率の指標の一つ。室内のある点から排気口に至る平均時間をいう。 この値が小さいほど発生した汚染物質を速やかに室外に排出できることを示している。 給気口付近の点は、 …

建築基準法施行令38条

建築基準法施行令 第38条 基礎 基礎 第38条 建築物の基礎は、建築物に作用する荷重及び外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下又は変形に対して構造耐力上安全なものとしなければならない。 2 建築物 …

大規模の修繕・模様替

大規模の修繕・模様替 「大規模の修繕」「大規模の模様替」とは、建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕・模様替のことをいい、建築行為には当たらない。 修繕・模様替の範囲が「過半」の場合は法律 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い