2級建築士試験

強化天井とは?

投稿日:2020年3月13日 更新日:




「強化天井」
建築基準法施行令
第112条3項一号

「強化天井」とは、天井のうち、その下方からの通常の火災時の加熱に対してその上方への延焼を有効に防止することができるものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものをいう。

強化天井は、防火上主要な間仕切壁の適用除外と緩和を受け、小屋裏・天井裏まで達しなくても良い。

過去の出題例

・有料老人ホームの用途に供する建築物の当該用途に供する部分(天井は強化天井でないもの)については、原則として、その防火上主要な間仕切壁を準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。(正当肢、平成30年1級学科3、No.06)

建築面積が 300 m2建築物の小屋組が木造である場合においては、原則として、小屋裏の直下の天井の全部を強化天井とするか、又は桁行間隔 12 m以内ごとに小屋裏に準耐火構造の隔壁を設けなければならない。(正当肢、平成30年2級学科2、No.09)

過去の出題

平成30年1級学科3、No.06
平成30年2級学科2、No.09
平成29年2級学科2、No.09
平成28年2級学科2、No.10
平成26年2級学科2、No.10

参考書籍

・いちばんやさしい 建築基準法 改訂版

・1級建築士 学科試験 要点チェック







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

法43条

建築基準法第43条道路と敷地の関係 建築物の敷地は、原則として、道路に2m以上接しなければならない。 出題:平成20年度No.17、平成22年度No.13、平成23年度No.13、平成25年度No.1 …

no image

士法24条の3

建築士法 第24条の3 再委託の制限 第24条の3 建築士事務所の開設者は、委託者の許諾を得た場合においても、委託を受けた設計又は工事監理の業務を建築士事務所の開設者以外の者に委託してはならない。 2 …

連結送水管

連結送水管設備は「消火活動上必要な施設」の一つ。消防隊が本格的な消火活動を行う際に使用される。高層建築物や、大規模な地下街等に設置される設備。 あらかじめ地上から送水管を配管し、消防隊が消防ポンプ自動 …

no image

令120条

建築基準法施行令第120条 (直通階段の設置) 第120条 建築物の避難階以外の階(地下街におけるものを除く。次条第1項において同じ。)においては、避難階又は地上に通ずる直通階段(傾斜路を含む。以下同 …

隅木

隅すみ木ぎは、寄棟、入母屋などの小屋組において、隅棟部分を支える斜めにのぼる部材のこと。 https://takasagono.exblog.jp/より出典 出題:平成21年度No.11、平成26年度 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い