2級建築士試験

ノートルダム大聖堂-建築士試験対策

投稿日:2018年12月31日 更新日:




ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂は、フランス、パリに建てられた初期ゴシック建築物。

正面左右に双塔が建てられ、高い身廊をささえるフライング・バットレスが特徴的。

同ゴシック建築物としてはランス大聖堂(フランス)、ケルン大聖堂(ドイツ)、そしてミラノ大聖堂(ドイツ)が有名。

出題:平成23年度平成25年度平成27年度平成28年度令和元年度

近代以前の西洋建築様式一覧

0. 古代エジプト建築(B.C.3000年~1000年)・オリエント建築(B.C.3500年) :ピラミッドや石造・レンガの住居や宮殿、門などが多く見られる。

1.古代ギリシャ建築(B.C.1100年~146年):神殿建築が発展し、代表的建築物にパルテノン神殿がある。

2.古代ローマ建築(B.C146~A.D.395年):ギリシャ建築の発展として、アーチやヴォールト、ドームを使用して大空間を作り出す。代表的建築物にパンテオンやカラカラ浴場、コロッセウム、バシリカなどがある。

3.初期キリスト教建築(4世紀〜):古代ローマ時代のバシリカを教会として利用し、今後の教会堂の基本建築となるバシリカ式教会堂が確立。

4.ビザンチン建築(6世紀~)・イスラム建築(7世紀~):東ローマの正教キリスト教とイスラム建築が互いに接触して確立されていった。ビザンチン建築にはハギア・ソフィア大聖堂やサン・マルコ大聖堂があり、イスラム建築のアルハンブラ宮殿が有名。

5.ロマネスク建築(11世紀~):ヨーロッパ全体に 見られた厚い壁やヴォールトなどが発展した。代表的建築としてピサ大聖堂、ダラム大聖堂がある。

6.ゴシック建築(12世紀~):尖りアーチや、リブ・ヴォールト、フライング・バットレスなどが特徴で、縦に伸びる大型の教会堂が発展した。ノートルダム大聖堂、ランス大聖堂、ケルン大聖堂、ミラノ大聖堂などが有名。

7.ルネサンス建築(15世紀~):ギリシャ時代やローマ時代の「古代復興」をテーマにした美術・建築が発展した。代表的な建築物としてフィレンツェ大聖堂、サン・タンドレア大聖堂、テンピエット殉教記念堂などがある。

8.バロック建築(16世紀~):広大で豪華な宮殿建築や、重厚で大規模な石造建築が発展。ヴェルサイユ宮殿やサン・ピエトロ大聖堂が有名。

9.ロココ建築(18世紀~):繊細で優美な室内様式が発展。代表建築はツヴィーファルテン修道院。

10.ネオクラシシズム(18世紀~):古代建築の様式を模倣した建築が多い。パンテオンや大英博物館もこの時代の代表的建築物。







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

伊勢神宮内宮正殿(三重県)

伊勢神宮内宮正殿は、古来、倉庫として用いられた高床式家屋が神社形式に転化したものと見られている。神明造りの代表的建築であり、正面入り口を平側(平入り)に設けている。屋根は切妻造り。棟持柱が側面より出て …

ヒートアイランド現象とは−建築士試験用語

  ヒートアイランド現象 ヒートアイランド現象とは、夏の都市部で見られる気温上昇のことである。 直射日光で温められた建築物や道路などが、夜になっても冷めないこと、また緑地の減少が主な要因であ …

フィッシャー邸(アメリカ、1967年)

アメリカ、ペンシルベニア州に建てられたフィッシャー邸はルイス・カーンの設計。 リビングキューブとスリーピングキューブの1つの直方体が45度に配置されているため、自室と共用室に入る自然の風景が異なって楽 …

no image

令82条の6

建築基準法施行令 第82条の6 第一款の四 許容応力度等計算 第82条の6 第81条第2項第二号イに規定する許容応力度等計算とは、次に定めるところによりする構造計算をいう。 一 第82条各号、第82条 …

no image

令75条

建築基準法施行令 第75条 コンクリートの養生 第75条 コンクリート打込み中及び打込み後5日間は、コンクリートの温度が二度を下らないようにし、かつ、乾燥、震動等によつてコンクリートの凝結及び硬化が妨 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い