シャルピー衝撃試験
「シャルピー衝撃試験」とは、種々の形状の切り欠きを持つ試験片を振子型ハンマーの衝撃力で破断し、吸収エネルギーの大きさで材料の靭性を判定するもの。
ジョルジュ・シャルピー
フランスの科学者ジョルジュ・シャルピー(Georges Augustin Albert Charpy)が提唱した試験方法。物理学、冶金学が専門。
試験ではハンマーで試験片を打撃して破壊し、打撃後のハンマーの振り上げ角度を読み取り、試験片の破壊に費やされたエネルギーを求める。
このエネルギーを「吸収エネルギー」と呼び、この値が小さいほど試験材料は破壊に対する抵抗(破壊靭性値)が低いことを示す。
このシャルピー衝撃値が小さくなると、脆弱破壊を起こしやすくなるということが分かる。
過去の関連出題
平成29年1級学科4、No.29、平成26年1級学科4、No.29、平成25年1級学科4、No.29、平成24年1級学科4、No.29、平成20年1級学科3、No.25