2級建築士試験

クリープ現象

投稿日:2019年3月22日 更新日:




クリープ現象

クリープ現象とは、荷重が継続して作用し、時間の経過に伴って変形が増大することをいう。

曲げ材や圧縮材は、弾力の範囲での応力度をかけたとしても、長期間の作用、温湿度条件、荷重の加わり方によってそのひずみが増大していくことがある。また気乾状態に比べて、湿潤状態の方がクリープは大きい傾向にある。

また、このクリープ現象によって荷重が許容値を超えてひずみが増大するが、このひずみを「クリープひずみ」と言い、破壊されることを「クリープ破壊」と呼ぶ。

出題:平成28年度No.20平成29年度 No.21平成27年度No.21平成25年度No.22平成23年度No.20平成20年度No.20

  

また、梁にクリープ現象が起こると、断面部材の応力は以下のように変化する。

・コンクリートの圧縮縁応力:大幅に減少
・圧縮鉄筋の応力     :大幅に増加
・引張鉄筋の応力     :わずかに増加







-2級建築士試験

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

塔の家(とうのいえ)

塔の家(東京都)は1966年に建築された東孝光の代表的作品。都心における不整地で狭い敷地に対して地下1階・地上5階を垂直に積層していく「狭小住宅」。扉や仕切りがなく、吹き抜けの解放的な住居。「打ちっ放 …

高齢者の居住に関して

「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」 国土交通省告示第千三百一号  高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針(平成13年国土交通省告示第千二百九十九号)の三に定める事項に基づき、高齢 …

即席単語帳施工19

即席単語帳施工19 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.プレキャストコンクリートの組み立ての精度は(±〇〇mm以下)? クリックして解答を表示 解答:± …

延べ面積

「延べ面積」は、単に全ての階の床面積の合計である「延べ面積」と特例で規制緩和した「容積率の算定の基礎となる延べ面積」がある。 延べ面積 延べ面積は「施行令第2条1項四号」により以下のように規定されてい …

建築基準法施行令122条

建築基準法施行令 第122条 避難階段の設置 避難階段の設置 第122条 建築物の5階以上の階(その主要構造部が準耐火構造であるか、又は不燃材料で造られている建築物で5階以上の階の床面積の合計が100 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い