CPTEDー防犯環境設計
CPTED(Crime Prevention Through Environmental Design:セプテッド)は、防犯環境設計とも訳され、心理学的効果を考えた設計によって、犯罪抑止効果を高める計画手法である。
例えば、「子ども安全まちづくりパートナーズ」では、以下の手法を提示している。
①被害対象の強化・回避
- 防犯ガラスを使用して建物内に侵入しにくくする(防犯ガラスであることを表示する)
- ブロック塀を生け垣にして落書きしにくくする
- 緊急通報装置や赤色灯を設置する
②接近の制御
- 塀を高くして敷地内に侵入しにくくする
- 敷地や住宅地の出入口を限定する
- 防護柵や植栽帯を設けて近づきにくくする
- 通過交通を少なくして近づきにくくする
③監視性の確保
- 見通しがよい・明るい・死角がないことが大切
- 「その地域の一員である」という当事者意識をもつことが大切
- 人が道を歩きたくなる工夫を
④領域性の強化
- 地域内を美しく保つ
- 幹線道路からの通過交通を防ぐ
- 地域内であいさつを習慣に
過去の出題
令和元年1級学科1、No.05
平成25年1級学科1、No.11
平成21年1級学科1、No.09