計画供用期間の級
「計画供用期間の級」とは、構造体の総合的耐久性の目安として定義されたもの。
一般に、構造躯体の耐久性について、鉄筋が腐食し始める危険性の生じる確率をもとに、4段階の水準に分けられる。
建築主や設計者が、この水準期間では構造物の機能的な寿命や、構造体の大規模修繕や維持管理をほとんど行わなくても良いと推定することができる。
建築主は、もしくは設計者は計画供用期間を特記として定めることができ、これに基づいて、
- コンクリートの耐久設計基準強度
- コンクリートの品質基準強度
- コンクリートの発注強度(呼び強度)
が選定される。
耐久設計基準強度の決定
※「超長期」で、かぶり厚さを10mm増やした場合、長期と同じ30N/mm2とすることができる。