「水密コンクリート」は、硬化後に水を通しにくく(透水性が少ない)、水の拡散しにくいコンクリートのことである。
→その性質を利用して、プールや水槽、水圧がかかる、特に高い水密性や漏水に対する抵抗性が要求される場所に用いられる。
試験対策
建築士試験では、以下の点を暗記するだけで良いだろう。(もっと詳しく知りたい方は、ページ下部の「おすすめ参考書籍」をご覧ください。)
・調合は、単位水量・単位セメント量を許容範囲内で小さくし、単位粗骨材量をできるだけ大きくする
・粗骨材の最大寸法を小さくする
・荷卸し時のコンクリートの温度は、30℃以下
・水セメント比は、50%以下(コンクリート標準示方書では55%以下、JASS5では50%以下)
・空気量は4.5%以下
・化学混和剤を使用する
・打ち重ねはなるべく避け、連続して打ち込む