2級建築士試験

年間熱負荷係数(PAL)

投稿日:2019年2月15日 更新日:

年間熱負荷係数(PAL: Perimeter Annual Load)は、建築物の外壁、窓等に関する熱損失の防止に関する数値指標。

https://www.utsumi-h.com/より出典

近年、エネルギー資源の保護のために省エネ法が制定され、建築物のエネルギー効率の基準を満たさなければならない。その指標として「年間熱負荷係数」と「設備システムエネルギー消費係数」が数値基準になっている。

   

PAL = 屋内周囲空間の年間熱負荷(MJ/年) / 屋内周囲空間の床面積(m2)

  

PALは上記の式で求められ、値が小さいほど、熱負荷が少ない効率のいい建築物と見なされる。

   

PAL基準をクリアするために…

PALの値は、たとえば「学校」であれば300以下、「ホテル等」であれば420以下と基準が決められている。これをクリアするために建築物は以下のような改善をする。

・屋根、壁、床、窓の断熱性能を向上させる。

・庇を設ける

・窓の面積、数を減らす。

出題(計画):平成20年度No.25平成22度No.19







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

V溝レール

V溝レールは、V型レール、パルフラットレールともいい、引き戸の下部の床面に埋め込む建材である。 各室の移動の際の段差が小さく、高齢者に配慮してた計画に用いる。 出題(計画):平成24年度No.11

即席単語帳施工10

即席単語帳施工10 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.ウェルポイント工法に適さない地盤は? クリックして解答を表示 解答:粘性土地盤 2.ウェルから水 …

即席単語帳施工4

即席単語帳施工4 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.土止め支保工作業主任者は、どんな時に選任? クリックして解答を表示 解答:規模に関わらず、選任 2 …

熱源設備

熱源設備 空調設備全体の熱負荷を処理するための設備。冷凍機やボイラーを主体として、冷却塔などの付属設備がある。 冷凍機で冷水を作り、ボイラーで蒸気や温水などの冷媒を作る。 出題:平成29年度No.20

建築・建築主等(バリアフリー法による定義)

「建築」の定義 「建築基準法」と「バリアフリー法」における「建築」とでは定義が異なってくる。 建築基準法第2条第1項十三号 建築 建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。 バリア法第2 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い