2級建築士試験

屋根の種類

投稿日:2018年12月31日 更新日:

屋根は多くの種類があるが、建築士試験で出るは7種類のみ。切妻、寄棟、片流れ、方形、入母屋、陸屋根、腰折れ屋根。以下に紹介する。

切妻屋根

切妻屋根「平入り」や「妻入り」の入口の違いで建物の印象が大きく異なる、日本古来からの屋根様式。歴史的建築物には、出雲大社(妻入り)、伊勢神宮内宮正殿(平入り)、住吉神社(妻入り)などがある。出題:平成24年度No.1平成29年度No.1

寄棟屋根

寄棟屋根四方向に傾斜する屋根。水の流れに優れ、世界各地に見られる形式。歴史的建築物として、清水寺(入母屋との組み合わせ)がある。

片流れ屋根


片流れ屋根:試験ではあまり出てこないが、多くの建築物で採用されている。出題:平成26年度No.2

方形屋根

方形屋根:正方形の平面計画に用いられる。寺院などに多い。歴史的建築物としては、金閣寺中尊寺金色堂がある。出題:平成22年度No.1平成24年度No.1平成29年度No.1

入母屋屋根

入母屋屋根:東アジアに多く見られる形式。日本では格式の高い屋根されている。歴史的建築物として、法隆寺金堂清水寺の翼廊がある。出題:平成20年度No.1平成26年度No.1

陸屋根

陸屋根:「陸」は平らであることを意味する。雨漏り防止のために防水施工や僅かな傾斜勾配は必要になる。日本ではRC造が普及する近代から多くの建築物に採用されている。

腰折れ屋根

腰折れ屋根

腰折れ屋根:勾配が上部と下部とで異なり、上部が急勾配、下部が緩勾配の屋根である。マンサードともいう。出題:平成23年度No.17







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

茨城県営松代アパート

茨城県営松代アパート(1993年~) https://www.google.co.jp/maps/ 「茨城県営松代アパート」は、茨城県つくば市にある6階建て4棟、121戸の集合住宅。 4棟が囲むように …

豆板

豆板(ジャンカ)とは? 「豆板」はコンクリート打設時の初期欠陥のうちの一つ。表面がザラつき粗骨材が確認できる状態。「す」「あばた」とも呼称される。 →空隙ができ、強度が下がり、脆い部分となる。 →中性 …

Low-Eガラス-2級建築士試験対策

グリーンやブルーの色が金属膜の色 Low-E(複層)ガラスは、低反射率ガラス、高断熱複層ガラスとも呼ばれる。板ガラスの片面に特殊な金属膜「Low-E」を貼り付けたもの。 複層ガラスの1枚のうち、Low …

クールスポットとは?ー建築士試験対策

クールスポット 「クールスポット」は樹木などによる日陰、散水などによる水分の蒸発、地面に蓄熱により局所的に形成される場所のことである。 沖縄のビル街の中に設置された水の道 過去の出題 令和元年1級学科 …

即席単語帳法規3

即席単語帳法規3 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.[地区計画]地区計画における位置の指定ができる門・塀の高さは? クリックして解答を表示 解答:2m …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い