2級建築士試験

レジオネラ属菌

投稿日:2019年2月24日 更新日:

レジオネラ症

レジオネラ属菌とは、自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息している細菌で、レジオネラ症(legionellosis)という細菌感染症を引き起こす細菌のこと。

60度の環境では5分間で殺菌されるため、循環式浴槽などを設置する場合、貯湯槽内で60℃以上に維持する必要がある

出題(計画):平成24年度No.22平成27年度No.22平成29年度No.22

   

レジオネラ属菌

ここからは試験への出題は無く、興味のある方のみの閲覧で良いです。

(主に厚生労働省HPを参考にした)

・  ・  ・  ・

レジオネラ症の発症

・レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはないが、主にレジオネラ属菌に汚染された細かい霧やしぶきの吸入などによって、感染し発症する。また温泉浴槽内や河川で溺れた際に汚染された水を吸引・誤嚥でも発症する。

・レジオネラ症の潜伏期間は、感染から2~10日。レジオネラ肺炎は、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られる。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状や、下痢がみられるのもレジオネラ肺炎の特徴とされている。

一般生活での感染

一般生活における感染は、超音波振動式加湿器などから発した汚染水蒸気を吸引することや、循環式浴槽(追いたき式)などから感染する恐れがある。

感染率の高い人

高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常より高いので、注意が必要。大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者や免疫機能が低下している人は、レジオネラ肺炎のリスクが高いとされている。

予防ワクチン

現在、事前に予防するワクチンは開発されていない。そのため、清潔な状況を保ち、旅行などでは水の扱いに気をつける。







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

建築基準法56条の2

建築基準法 第56条の2 日影による中高層の建築物の高さの制限 日影による中高層の建築物の高さの制限 第56条の2 別表第4(い)欄の各項に掲げる地域又は区域の全部又は一部で地方公共団体の条例で指定す …

東大寺南大門(奈良)

東大寺南大門は奈良時代(710〜790)に東大寺境内に建築されたが、鎌倉時代(1185~1332)に再建された。再建の際に大仏様(天竺様)を採用された。この南大門の特徴は3つ、①6段の組物(「六手先組 …

ジオデシック・ドームとは?ー建築士試験対策

ジオデシック・ドーム 「ジオデシック・ドーム」は、アメリカの建築家バックミンスター・フラーによって考案されるドームの形式の総称である。 バックミンスター・フラー 正十二面・二十面体で球面を近似し、そこ …

塔の家(とうのいえ)

塔の家(東京都)は1966年に建築された東孝光の代表的作品。都心における不整地で狭い敷地に対して地下1階・地上5階を垂直に積層していく「狭小住宅」。扉や仕切りがなく、吹き抜けの解放的な住居。「打ちっ放 …

防煙壁とは?

防煙壁(建築基準法施行令第126条の2第1項) 「防煙壁」とは、「間仕切壁、天井面から50cm以上下方に突出した垂れ壁その他これらと同等以上に煙の流動を妨げる効力のあるもので不燃材料で造り、又は覆われ …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い