「デュアルリビング(Dual Living;2つのリビング)」とは、1940年代に米国で発生した住宅形式で、「ファミリールーム(家族用)」と「フォーマルリビング(接客用)」の2種類の「リビングルーム」を有する。
戦後日本の住宅形式である「nLDK」などの定型化した住宅規範では生活様式が一様となってしまう。そのため、ライフスタイルに合わせた生活空間の多様性に応えることができる「デュアルリビング」を導入する住宅が多く見られるようになった。
従来型のリビングは1つだけの生活空間とされるが、デュアルリビングにすることにより、家族それぞれの趣味/趣向/ライフスタイルに合わせた生活空間が確保できるため、生活空間に変化をもたらすことが可能とされる。
デュアルリビングは別名ツインリビングタイプとも呼ばれ、未来に合った新しい生活スタイルと期待されている。