オットー・ワグナー(1841年-1918年)
「オットー・ワグナー(Otto Wagner)」はオーストリアの建築家。必要様式の概念を提唱する。紙幣の肖像にも選ばれるなど、近代建築に大きく貢献した建築家である。
彼を中心にしたウィーンの分離派は「ゼツェッション」と呼ばれる。
「必要様式」=「芸術は必要にのみ従う」(Artis sola domina necessitas)
彼が師事したアドルフ・ロースはワグナーとは反対に「装飾は罪悪である」との考え方を主張した。
代表作
代表作である「ウィーン郵便貯金局(1912年)」はRC造で、リベットを用いてパネル状の石材を外壁に張り、天井は二重のガラス構造になっている。
他にも、シナゴーグ(Rumbach Street Synagogue)、ワーグナー別荘(Ⅰ・Ⅱ)、オーストリア連邦銀行、マジョリカハウス(Majolika Haus)、カールスプラッツ駅(Karlsplatz)などがある。