アルコーブとは
「アルコーブ」とは、共同住宅において設ける、共用廊下から少しくぼんだ形状になっている玄関ドア前のスペースのこと。
なんで設けるの?アルコーブの目的
共用廊下から玄関までのスペースを確保することで、以下の利点が得られる。
①共用廊下に物を置くとたの住民の邪魔になってしまう。それを避けるため、玄関の「外」に物を置くスペースとして利用できる。
②玄関が雨や風に当たりやすいと、強風でドアが閉まったり、室内に入る前に雨風にさらされてしまう。なので玄関ドア外にアルコーブを設けることで、その状況を避けることができる。
③玄関ドアを外に開放してしまうと、避難時に邪魔になってしまう恐れがある。これもアルコーブを設けることで回避できる。
過去の出題例
過去11年で2回の出題がありますが、以下のように同じ文章のまま出題されています。
「集合住宅において、共用通路の通行の妨げとならないように、各住戸の玄関前にアルコーブを設けて、玄関扉を外開きとした。」(平成22年度No.17)
「集合住宅において、共用廊下の通行の妨げとならないように、各住戸の玄関前にアルコーブを設けて、玄関扉を外開きとした。」(平成25年度No.17)