平成29年度2級建築士-学科Ⅰ計画

建築士過去問解説

平成29年度 学科Ⅰ-計画
25問掲載

二級建築士学科試験
2023年7月02日(日)

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〔H29 No.01〕日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.厳島神社社殿(広島県)は、檜皮ひわだ葺きの殿堂を回廊で結び、海面に浮かんで見えるように配置した建築物である。
2.東大寺南大門(奈良県)は、大仏様(天竺様)の建築様式であり、鎌倉時代に再建された建築物である。
3.出雲大社本殿(島根県)は、神社本殿の一形式の大社造りであり、平入りの建築物である。
4.鹿苑寺金閣(京都府)は、方形造りの舎利殿で、最上層を禅宗様仏堂風の形式とし、二層を和様仏堂風、一層を住宅風とした建築物である。
5.中尊寺金色堂(岩手県)は、外観が総漆塗りの金ぱく押しで仕上げられた方三間の仏堂であり、平安時代に建てられた建築物である。

解答 3:出雲大社本殿は古代の代表的建築物で、木材を交差させて架構し、切妻、妻入りで左右非対称。

〔H29 No.02〕住宅作品とその設計者との組み合わせとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.ファンズワース邸(アメリカ)———ミース・ファン・デル・ローエ
2.母の家(アメリカ)———————– ロバート・ヴェンチューリ
3.ロビー邸(アメリカ)———————フランク・ロイド・ライト
4.サヴォア邸(フランス)——————ル・コルビュジエ
5.シュレーダー邸(オランダ)————ルイス・カーン

解答 5:シュレーダー邸はオランダの建築家へリット・リートフェルトによる住宅作品。2000年に世界遺産登録される。ルイス・カーンの代表作品としてはフィッシャー邸がある。

〔H29 No.03〕建築環境工学に関する次の用語の組合せのうち、同じ単位で表すことのできるものはどれか。

1.熱貫流率—————–-代謝量
2.熱貫流率——————昼光率
3.照度————————日射量
4.照度————————音の強さ
5.日射量———————音の強さ

解答 5:日射量は1m2の面が1秒間に受ける熱量(W)のこと。なので単位は「W/m2」となる。

〔H29 No.04〕室内の空気環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.室における全般換気とは、一般に、室全体に対して換気を行い、その室における汚染質の濃度を薄めることをいう。
2.温度差換気において、外気温度が室内温度よりも高い場合、中性帯よりも下方から外気が流入する。
3.居室必要換気量は、一般に、居室内の二酸化炭素濃度の許容値を基準にして算出する。
4.居室において、一般に、一酸化炭素濃度の許容値は、0.001%(10 ppm)である。
5.日本工業規格(JIS)及び日本農林規格(JAS)において定められているホルムアルデヒド放散量による等級区分の表示記号では、「F☆☆☆」より「F☆☆☆☆」のほうが放散量は小さい。

解答 2:冷たい空気のほうが、暖かい空気に比べて重い。なので室内空気の温度の方が外気温よりも冷たい場合、冷たい外気が中性帯よりも下方から流出する。

〔H29 No.5〕図に示す内断熱を施したコンクリート造の壁体の内部温度分布として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、外気温は0℃、室温は25℃で、定常状態とする。

解答 1:温度分布の線の傾きが大きいほど、その両面の温度差が大きく、熱伝導抵抗が大きいことを示す。断熱材は最も傾きが大きいので、枝1と枝2が正答候補である。また厚さ20mmの密閉中空層の熱抵抗は、断熱材のそれと近くなる。以上より、枝1が正答である。




〔H29 No.06〕図に示す湿り空気線図中のA点の湿り空気(乾球温度12℃、相対温度60%)及びB点の湿り空気(乾球温度22℃、相対湿度60%)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.A点の空気を22℃まで加熱すると、相対湿度は約32%まで低下する。
2.A点の空気中に洗濯物を干すよりも、B点の空気中に干すほうが、早く乾燥する。
3.表面温度が10℃の窓面に、A点の空気が触れても窓表面で結露しないが、B点の空気が触れると窓表面で結露する。
4.A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量のB点の空気に含まれる水蒸気量とほぼ等しい。
5.A点の空気とB点の空気を同じ量ずつ混合すると、混合した空気の相対湿度は約63%となる。

解答 4:水蒸気量は、絶対質量を示す。よって空気線図から絶対湿度を読むとA点が約5g/kg(DA)で、B点が約10g/kg(DA)なので、A点よりもB点の水蒸気量の方が多い。

〔H29 No.07〕日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.我が国においては、北向き鉛直面に直達日射を受けない。
2.窓の日射遮蔽係数は、その値が大きいほど日射の遮蔽効果は低い。
3.我が国において、南向き鉛直壁面の日照時間は、春分の日及び秋分の日が最も長い。
4.我が国において、開口部に水平なひさしを設ける場合、夏期における日射の遮蔽効果は、西面より南面の方が高い。
5.天空日射量は、一般に、大気透過率が高くなるほど減少する。

解答 1:直達日射は、大気中で反射・散乱することなく、直接地上に達する太陽光のことである。我が国において、北向き鉛直壁面には、春分から秋分の間の6ヶ月間で直達日射がある。

〔H29 No.08〕採光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.人工光源の演色性を表す演色評価数は、その数値が小さくなるほど、色の見え方に関する光源の特性が、自然光に近くなる。
2.住宅の寝室における読書時の照度は、一般に、300~750 lx程度がよいとされている。
3.昼光率は、室内の壁及び天井、周囲の建築物、樹木等の影響を受ける。
4.全天空照度は、天候や時間によって変化する。
5.タスク・アンビエント照明では、一般に、アンビエント照度をタスク照度の1/10以上確保することが望ましい。

解答 1:演色評価数は、その数値が大きくなるほど、色の見え方に関する光源の特性が、自然光に近くなる。

〔H29 No.09〕音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.同じ厚さの一重壁であれば、一般に、壁の単位面積当たりの質量が大きいものほど、透過損失が大きい。
2.音が球面状に一様に広がる点音源の場合、音源からの距離が1/2になると音圧レベルは、約3dB上昇する。
3.残響時間は、音源から発生した音が停止してから、室内の平均音圧レベルが60 dB低下するまでの時間をいう。
4.多孔質材料の吸音率は、一般に、低音域より高音域のほうが大きい。
5.気温が高くなるほど、空気中の音速は速くなる。

解答 2:音波が球面上に一様に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になれば、単位面積あたりの音の強さは1/4になる。逆に、音源からの距離が1/2倍になれば、単位面積当たりの音の強さは4倍になる。音圧レベルに換算すると、音の強さが2倍で3dB、4倍なので6dB上昇する。

〔H29 No.10〕屋外気候等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.快晴日における屋外の絶対湿度は、一般に、1日の中ではあまり変化しない。
2.風速増加率は、ビル風の影響を評価する際に用いられる指標で、その値が1.0の場合、建築物の建築前後で風速の変化がないことを表している。
3.冷房デグリーデーは、その地域の気候条件を表す指標で、その値が大きいほど冷房負荷が大きくなる。
4.ある地域の特定の季節・時刻に吹く風の風向発生頻度を円グラフで表した風配図は、円グラフの中心から遠いほど、その風向の風の発生頻度が高いことを表している。
5.冬期の夜間において、断熱防水を施したろく屋根の外気側表面温度は、外気温が同じであれば、曇天日より快晴日のほうが、高くなりやすい。

解答 5:夜間放射の放射量は鉛直壁面よりも水平面の方が大きく、曇天日よりも快晴日の方が大きい。




〔H29 No.11〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.都市部の狭い敷地において、プライバシーを確保するため、建築物や塀で囲まれた中庭を設ける住宅形式を、タウンハウスという。
2.コア型の住宅は、給排水衛生設備などを1箇所にまとめた形式であり、設備工事費の低減や動線の単純化を図り、外周部には居室を配置することができる。
3.パッシブデザインは、建築物が受ける自然の熱、風及び光を活用して暖房効果、冷却効果、照明効果等を得る設計手法である。
4.台所において、L型キッチンを採用することにより、車椅子使用者の調理作業の効率化を図ることができる。
5.居住者の高齢化を考慮する場合、出入口の扉は引戸とすることが望ましい。

解答 1:「タウンハウス」は、共有庭を取り囲む低層集合住宅の形式である。設問の「建築物や塀で囲まれた中庭を設ける住宅形式」は「コートハウス」。

〔H29 No.12〕集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.DK型は、小規模な住戸に用いる場合、食寝分離は図られるが、団らんは就寝の場と重なる傾向にある。
2.LDK型は、比較的狭い住戸に用いる場合、団らん・食事と私室を分離させることはできるが、充実した居間を確保しにくい傾向にある。
3.L+D+K型は、比較的広い住戸で採用しないと、かえって生活を窮屈にする場合がある。
4.L+DK型は、居間中心の生活を求めるのには適しているが、食事の準備や後片づけなどの家事労働の効率化は図りにくい。
5.LD+K型は、食事を中心に団らんする生活に適しているが、LDの面積が十分に確保できない場合、LDの計画に工夫を要する。

解答 4:L+DK型は、Lが独立しているので居間中心の生活を求めるのに適している。また、食事の準備や後片づけなどの家事労働の効率も高い。

〔H29 No.13〕事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地下階に設ける駐車場において、各柱間に普通乗用車が並列に3台駐車できるように、柱スパンを7mとした。
2.事務室の執務空間と通路を仕切るパーティションは、通路側に人が立った状態で、執務空間を見通すことのできるように、高さを150 cmとした。
3.事務室の在席率が50~60%と想定されたので、執務空間の効率的な活用を考慮し、フリーアドレス方式を採用した。
4.事務室の空調設備は、室内をペリメーターゾーンとインテリアゾーンに分け、それぞれの負荷に応じて個別制御ができるように計画した。
5.基準階床面積が比較的大きいので、構造計画上望ましい配置として、コアを基準階平面の中央部全体に配置したオープンコア形式を採用した。

解答 1:普通自動車の駐車場の幅員は2,500mm程度である。地下階に設ける屋内駐車場は、RC造の柱の太さは800mm程度なので、3台駐車するとなると 2,500mm×3+800mm/2= 7,500mm+400mm = 7,900mm以上は必要である。

〔H29 No.14〕教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスコーナーを設けた。
2.保育所の保育室において、昼寝の場と食事の場とを分けて設けた。
3.幼稚園の保育室において、1人当たりの床面積は、5歳児学級用より3歳児学級用のほうを広くした。
4.小学校において、多様化する学習形態に合せたワークスペースとして、多目的スペースを普通教室に隣接して設けた。
5.中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。

解答 1:レファレンスコーナーは、図書館において来館者の相談や、調査を受け、本や資料等を探す手伝いをする場所である。設問はブラウジングコーナーの説明。

〔H29 No.15〕建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.病院の手術室の空気調和設備は、単独に設け、室内の気圧を室外の気圧よりも高くする。
2.劇場における舞台と客席との間に設けられる額縁状のものを、プロセニアムアーチという。
3.美術館において、洋画の展示壁面の照度を、500 lx程度とする。
4.博物館の荷解室及び収蔵庫は、収蔵品に付着した害虫等を駆除するためのくん蒸室からできるだけ離して配置する。
5.コンサートホールにおいて、アリーナ型は、客席がステージを取り囲むように配置されているので、演奏者と聴衆の一体感が得られやすい。

解答 4:資料館や博物館の荷解室及び収蔵庫は、燻蒸室と隣接して配置する。導線が荷解→燻蒸→収蔵となるためである。

吹田市立図書館の燻蒸室(吹田市立図書館HPより)

(関連問題:平成24年1級学科1、No.17平成20年1級学科1、No.16平成27年2級学科1、No.15平成24年2級学科1、No.15)




〔H29 No.16〕建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.食卓の高さが床面から700 mmであったので、大人用椅子は座面の高さが床面から400 mmのもの、子ども用椅子は座面の高さが床面から500 mmのものを採用した。
2.駐輪場において、自転車1台当たりの駐輪スペースを、700 mm × 1,900 mmとした。
3.自走式屋内駐車場の自動車用斜路の本勾配を、1/5とした。
4.診療所の療養病床の病室において、4床室の内法寸法を、幅6 m、奥行5.4 mとした。
5.住宅において、ツインベッドを用いる夫婦寝室の床面積を、収納家具を置くスペースも含めて16m2とした。

解答 3:屋内駐車場の自動車車路の勾配は、1/6以下とする。

〔H29 No.17〕高齢者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.居室の作業領域の照度を、日本工業規格(JIS)における照明基準の2倍とした。
2.車椅子使用者に配慮し、記帳などを行う受付カウンターの上端の高さを、床面から720mmとした。
3.屋内階段の手すりの端部は、上下階でそれぞれ水平に450mm延ばし、壁面側に曲げた。
4.車椅子使用者が利用する屋内傾斜路には、高さ900 mmごとに踊場を設けた。
5.階段のノンスリップ(滑り止め)は、踏面と同一面とした。

解答 4:車椅子使用者が使用する屋内傾斜路は、有効幅員を1,200mm以上とし、スロープの始めと終わり、また高さ700mm以内ごとに踏幅1,500mm以上の踊場を設ける。

〔H29 No.18〕まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.クリストファー・アレグザンダーが提唱したパタン・ランゲージは、建築や環境の合理的な設計手法で、住民参加のや建築を目指したものである。
2.ラドバーン方式は、中心市街地への自動車の流入を減らすため、周辺の駅に整備された駐車場まで自動車で行き、そこから公共交通機関を利用して中心市街地へ移動する手法である。
3.景観法の特色の一つは、住民等による景観計画の策定・提案ができることである。
4.ボンエルフは、住宅地の道路において、歩行者と自動車の共存を図るための手法である。
5.都市部において街区全体の防災性能を高める方法として、個々の建築物の建替に際しての、共同建替、協調建替がある。

解答 2:ラドバーン方式とは、住宅地において、クルドサックなどを用いて人と車を平面的に分離する方式(歩車分離)である。設問はパークアンドライドの説明である。

〔H29 No.19〕建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。

1.照明設備————-ウォールウォッシャ
2.換気設備————-ストレーナ
3.衛生設備————-ロータンク
4.給湯設備————-ミキシングバルブ
5.電気設備————-キュービクル

解答 2:ストレーナは、不純物を取り除くために設置されるろか器具で、排水設備の一つである。

〔H29 No.20〕空気調和設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.冷水、蒸気、温水などの熱媒をつくる装置を熱源装置という。
2.全熱交換器は、室内の換気の際に排出する空気がもつ顕熱と潜熱を回収する装置である。
3.誘引ユニットは、空調機で処理した一次空気の噴出により、室内の空気を誘引し吹き出す機構をもつものである。
4.床暖房は、一般に、室内における上下の温度差が少なくなる。
5.定風量単一ダクト方式は、熱負荷特性の異なる室におけるそれぞれの負荷変動に対応することができる。

解答 5:定風量単一ダクト方式は、供給エリア全てに同じ温度の送風を行う。そのため他の方式よりも各部屋への個別の制御は難しい。




〔H29 No.21〕空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.気化式加湿器は、一般に、加湿素子を水で濡らし、これに空気を接触させ、空気のもつ顕熱により水を蒸発させて加湿を行うものである。
2.床吹出し空調方式は、通常の天井吹出しよりも冷房時の給気温度を上げる必要がある。
3.空気熟源ヒートポンプ方式のルームエアコンの暖房能力は、外気の温度が低くなるほど向上する。
4.ファンコイルユニット方式は、ユニットごとに風量を調節することができる。
5.二重ダクト空調方式は、冷風と温風の2系統のダクトによる給気を混合させて温度制御を行うので、個別制御性は高いが、エネルギー損失は大きい。

解答 3:空気熱源ヒートポンプ方式のルームエアコンは、暖房時には、屋外の低温の空気から奪った熱で室内の空気を暖める。そのため外気の温度が低くなるほど、暖房能力が低下する。

〔H29 No.22〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.給水設備における水道直結直圧方式の必要圧力の算定においては、水道本管から給水する上で最も不利な状態にある水栓又は器具までの摩擦損失についても考慮する。
2.深夜電力温水器において、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐためには、貯湯槽内の湯の温度を40℃程度に保つ必要がある。
3.シングルレバー水栓や全自動洗濯機への配管において、ウォーターハンマーの発生を防止するためには、エアチャンバーの設置が有効である。
4.給湯配管において、直線部の配管長をやむを得ず長くする場合は、配管の線膨張に対する配慮が必要である。
5.排水管のトラップの破封防止や円滑な排水のために設ける通気管の大気開口部においては、害虫などが侵入しないように防虫網を設ける必要がある。

解答 2:レジオネラ属菌の繁殖を防ぐためには、貯湯槽内の湯の温度を60℃程度に保つ必要がある。

〔H29 No.23〕電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.同一電線管に収める電線本数が多くなると、1本当たりの電線の許容電流は小さくなる。
2.インバータ制御は、省エネルギー性に優れているが、電源系にノイズを発生させる原因となる場合がある。
3.幹線の電圧降下は、実負荷から電流を算出し、その電流値を用いて計算する。
4.受電電圧は、一般に、契約電力により決定される。
5.電線の太さと長さが同一の場合、配電電圧が小さいほうが大きな電力を供給できる。

解答 5:同じ電力を送電する際、電力損失を小さくするためには、電圧を高くして、電流を小さくする。

〔H29 No.24〕照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.目の疲労の軽減策の一つとして、グレアを低減させ、視野内の輝度分布が、ある程度均一となるようにすることがあげられる。
2.点光源による直接照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
3.色温度の高い光源の照明器具を用いた場合、一般に、暖かみのある雰囲気となる。
4.昼光利用制御では、設計照度を得るために、室内に入る自然光に応じて、照明器具を調光する。
5.光束法によって全般照明の照明計画を行う場合、設置直後の照度は、設計照度以上となる。

解答 3:色温度の低い光源の照明器具を用いた場合には、暖かみのある雰囲気となる。

〔H29 No.25〕我が国における環境・省エネルギーに配慮した建築・設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.大空間や高天井の室において、居住域を中心とした局所空調を用いた。
2.空気搬送の圧力損失を低減するため、天井チャンバー方式を用いた。
3.排水再利用設備において、洗面・手洗い排水を浄化して再利用水として使用した。
4.夏期の最大冷房負荷を抑制するため、建築物の主たる窓面を東西面に配置した。
5.空気熱源マルチパッケージ型空調機は、成績係数(COP)の大きい機器を採用した。

解答 4:夏期における太陽高度は、他の時期よりも高くなる。そのため南面窓面から入る日射量は小さくなる。逆に東西窓面に入る日射は大きくなる。そのため夏期における冷房負荷を抑えるためには、建築物の窓面は南面に配置する。

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投稿日:2018年12月13日 更新日:

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