令和02年度2級建築士-学科Ⅳ施工

建築士過去問解説

令和02年度 学科Ⅳ-施工
25問掲載

二級建築士学科試験:2020年7月04日(日)
令和03年度試験日まであと 日!
〔R02 No.1〕下に示すネットワーク工程表に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.この工事全体は、最短14日で終了する。
2.C作業の所要日数を2日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。
3.E作業の所要日数を1日延長すると、この工事全体の作業日数は、1日の延長となる。
4.F作業の所要日数を1日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。
5.G作業の所要日数を1日延長しても、この工事全体の作業日数は、変わらない。

解答 3:E作業の所要日数を1日延長すると、A+C+E+G+Hは13日になり、クリティカルパスは、A+C+D+F+Hの14日になる。よって当初の工事全体の作業日数と変わらず14日である。

〔R02 No.2〕建築工事に関する届・報告・申請書とその提出先との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.クレーン設置届ーーーーーーーーー労働基準監督署長
2.特定元方事業者の事業開始報告ーー労働基準監督署長
3.特殊車両通行許可申請書ーーーーー道路管理者
4.道路使用許可申請書ーーーーーーー警察署長
5.危険物貯蔵所設置許可申請書ーーー消防署長

解答 5:「危険物貯蔵所設置許可申請書」は危険物に係る貯蔵所の設置に先立ち、消防本部及び消防署を置く市においては、当該市長あてに提出する。

〔R02 No.3〕工事現場における次の作業のうち、「労働安全衛生法」上、所定の作業主任者を選任しなければならないものはどれか。ただし、いずれの作業も火薬、石綿などの取扱いはないものとする。

1.軒の高さが 5.0 mの木造の建築物における構造部材の組立て作業
2.高さが 4.5 mの鉄骨造の建築物における骨組みの組立て作業
3.高さが 3.6 mの枠組足場の組立て作業
4.高さが 3.0 mのコンクリート造の工作物の解体作業
5.高さが 3.0 mのコンクリート造の工作物の解体作業

解答 1:軒の高さが5.0m以上の木造建築物の構造部材の組立て作業、またはこれに伴う屋根下地・外壁下地の取付け作業には、作業主任者を選任しなければならない。(労働安全衛生法施行令)

〔R02 No.4〕工事現場から排出される廃棄物等に関する次の記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に照らして、誤っているものはどれか。

1.建築物の解体に伴って生じたコンクリートの破片は、産業廃棄物に該当する。
2.建築物の解体に伴って生じた木くずは、産業廃棄物に該当する。
3.建築物の解体において、石綿の除去作業に用いたプラスチックシート、粉塵マスクは、特別管理産業廃棄物に該当する。
4.建築物の改築に伴って取り外した、ポリ塩化ビフェニルが含まれた蛍光灯安定器は、特別管理産業廃棄物に該当する。
5.建築物の新築に伴って生じた紙くずは、一般廃棄物に該当する。

解答 5:一戸建て住宅の新築工事に伴って生じた紙くずは、産業廃棄物に該当する。(廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第2条一号)

〔R02 No.5〕仮設工事の枠組足場に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.水平材を、最上層及び5層以内ごとに設けた。
2.墜落防止設備として、構面には、交差筋かい及び作業床からの高さ30cmの位置に下桟を設けた。
3.墜落防止設備として、妻面には、作業床からの高さ90cmの位置に手すりと高さ40cmの位置に中桟を設けた。
4.作業床については、床材間の間が3cm以下となるようにした。
5.壁つなぎの間隔を、垂直方向8m、水平方向9mとした。

解答 5:単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下とする。枠組足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下とする。(労働安全衛生規則570条5項イ表)

〔R02 No.6〕木造住宅の基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.べた基礎において、地面から基礎の立上り部分の上端までの高さを、400mmとした。
2.布基礎において、底盤部分の主筋にはD10を用い、その間隔を300mmとした。
3.布基礎の床下防湿措置として、床下地面を盛土し十分に突き固めた後、床下地面全面に厚さ60mmのコンクリートを打ち込んだ。
4.ねこ土台を使用するべた基礎の床下換気措置として、外周部の土台の全周にわたって、1m当たり有効面積75cm2以上の換気孔を設けた。
5.普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打込み後、気温が10~12°Cの日が続いたので、型枠の存置期間を3日とした。

解答 5:柱及び壁のせき板の存置期間をコンクリートの材齢で決定する施工計画において、平均気温が10°C以上15°C未満と予想される場合、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートについては、せき板の存置期間は6日以上とする。

〔R02 No.7〕地盤調査等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地表面付近にある地下埋設物の調査は、電磁波探査法により行った。
2.砂質地盤において、地盤のせん断強度を把握するために、ベーン試験を行った。
3.標準貫入試験を、ボーリングと同時に行った。
4.スウェーデン式サウンディング試験の結果を、地盤の許容応力度の算定に利用した。
5.地層の透水係数を求めるために、ボーリング孔を利用して透水試験を行った。

解答 2:「ベーン試験」とは「粘性土」の地盤のせん断強度、粘着力を測定する方法である。

〔R02 No.8〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの締固めにおいて、コンクリート棒形振動機は、打込み各層ごとに用い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ鉛直に挿入し、引き抜くときはコンクリートに穴を残さないように加振しながら徐々に行った。
2.片持ちスラブなどの出し部は、これを支持する構造体部分と一体となるようにコンクリートを打ち込んだ。
3.コンクリートの打継ぎにおいては、打継ぎ面にあるレイタンスなどを取り除き、十分に乾燥させた状態で、コンクリートを打ち込んだ。
4.寒冷期におけるコンクリートの養生については、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間にわたって、コンクリート温度を2°C以上に保った。
5.構造体コンクリート強度の判定用の供試体の養生は、標準養生とした。

解答 3:「レイタンス」は、コンクリート打込み後に、内部の微細な粒子が浮上しコンクリート表面に形成するぜい弱な物質の層のことであり、打継ぎの際に除去する必要がある。打継ぎの際、打継ぎ部のコンクリート面に散水をして十分に吸水させ、湿潤な状態で行う。

〔R02 No.9〕コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.レディーミクストコンクリートの受入れにおいて、荷卸し直前にトラックアジテータのドラムを高速回転させ、コンクリートを均質にしてから排出した。
2.レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定した空気量の値に対して、+1.5%であったので許容した。
3.レディーミクストコンクリートの受入検査において、指定したスランプ18cmに対して、20cmであったので許容した。
4.コンクリートの圧送に先立ち、コンクリートの品質の変化を防止するための先送りモルタルは、型枠内には打ち込まずに廃棄した。
5.コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が28°Cであったので、特段の措置を講ずることなく、120分を限度とした。

解答 5:「練混ぜから打込み終了までの時間」は、レディーミクストコンクリート工場でセメント、水、骨材等を練混ぜて生コンを作ってから、工事現場で打込みを終了するまでの時間をいう。外気温が25℃未満の場合は120分以内、25℃以上の場合は90分以内とする。

〔R02 No.10〕型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの表面が打放し仕上げであったので、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用した。
2.せき板として使用する合板は、特記がなかったので、国産材の活用促進等の観点から、材料に国産の針葉樹を用いたコンクリート型枠用合板で、JASに適合するものを使用した。
3.柱の型枠下部には、打込み前の清掃用に掃除口を設けた。
4.構造体コンクリートの圧縮強度が12N/mm2に達し、かつ、施工中の荷重及び外力に対して、構造計算により安全が確認されたので、片持ちスラブ下の支保工を取り外した。
5.使用後の型枠については、コンクリートに接する面をよく清掃し、締付けボルトなどの貫通孔や破損箇所を修理のうえ、剝離剤を塗布して再使用した。

解答 4:片持ちスラブを除くスラブ下の型枠支保工の取外しについては、コンクリートの圧縮強度によることとしたので、圧縮強度が12N/mm2以上であること、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることを確認したうえで行う。

〔R02 No.11〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように300mmずらした。
2.鉄筋表面のごく薄い赤さびは、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに鉄筋を組み立てた。
3.ガス圧接継手において、外観検査の結果、圧接部に明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となったので、再加熱して修正し、所定の検査を行った。
4.鉄筋径が異なるガス圧接継手において、圧接部のの直径を、細いほうの鉄筋径の1.4倍以上とした。
5.柱の配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するために使用するスペーサーについては、特記がなかったので、同一平面に点対称となるように設置した。

解答 1:柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように400mm以上ずらす。 

〔R02 No.12〕鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ターンバックル付き筋かいを有する建築物であったので、その筋かいを活用して建入れ直しを行った。
2.柱の現場溶接継手において、エレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
3.高力ボルト接合による継手の仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトを用い、締付け本数は、一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。
4.高力ボルト摩擦接合において、接合部の材厚の差により生じたが1.0mmであったので、フィラープレートを挿入せず、そのまま締め付けた。
5.高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理する前に行った。

解答 1:ターンバックル付きの筋かいを有する構造物においては、そのターンバックル付き筋かいを用いて建入れ直しは行ってはならない。建入れ直しについては、架構の倒壊防止用ワイヤロープを兼用する。

〔R02 No.13〕鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接面に固着したミルスケールは、除去せずにそのまま残した。
2.隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの1/2倍を加えたものとした。
3.板厚が22mmの鋼材相互を突合せ継手とする完全溶込み溶接において、溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。
4.不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径が4mmの溶接棒を用いて行った。
5.溶接作業は、治具を使用して、できるだけ下向きの姿勢で行った。

解答 2:隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとする。(JASS 6)

〔R02 No.14〕補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.耐力壁の縦筋は、基礎コンクリート打込み時に移動しないように、仮設の振れ止めと縦筋上部を固定した。
2.直交壁がある耐力壁の横筋の端部は、その直交壁の横筋に重ね継手とした。
3.ブロック積みは、中央部から隅角部に向かって、順次水平に積み進めた。
4.押し目地仕上げとするので、目地モルタルの硬化前に、目地ごてで目地ずりを行った。
5.吸水率の高いブロックを使用するブロック積みに先立ち、モルタルと接するブロック面に、適度な水湿しを行った。

解答 3:ブロック積みは、水糸にそって、隅角部から中央部に向かって、順次水平に行う。また、縦目地空洞部には、ブロック2段ごとにモルタルを充填し、ブロックの1日の積上げ高さは1.6m(8段)以下とする。

〔R02 No.15〕木造軸組工法における接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.かど金物ーーーー引張りを受ける柱の上下の接合
2.短ざく金物ーーー上下階の柱相互の接合
3.かね折り金物ーー通し柱と胴差の取り合い
4.折曲げ金物ーーー小屋組の隅角部の補強
5.ひねり金物ーーー垂木と軒桁の接合

解答 4:「折曲げ金物」は、細長い平金物を中央で斜めに折り曲げ、両先端に釘穴をあけた金物のこと。軒桁と垂木の接合などに用いる。

〔R02 No.16〕木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.外気に通じる小屋裏の外壁部分については、断熱構造としなかった。
2.梁は、背を上端にして取り付けた。
3.大引の継手は、床束心から150mm持ち出し、そぎ継ぎとした。
4.桁に使用する木材については、継ぎ伸ばしの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2mとした。
5.構造用面材による床組の補強において、根太、床梁及び胴差の上端高さが同じであったので、根太の間隔を455mmとした。

解答 3:大引の継手は、床束心から150mm持ち出し、「腰掛け蟻継ぎ」とする。 

〔R02 No.17〕防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アスファルト防水工事において、アスファルト防水層の保護コンクリートにおける伸縮調整目地の深さは、保護コンクリートの上面から下面まで達するようにした。
2.加硫ゴム系シートを用いた合成高分子系シート防水工事において、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも40mmとした。
3.合成高分子系シート防水工事において、防水下地の屋根スラブとパラペットとが交差する入隅部分は、通りよく直角とした。
4.塗膜防水工事において、プライマー塗りについては、当日の防水材施工範囲のみ行った。
5.シーリング防水工事において、窯業系サイディングのパネル間目地については、目地深さが所定の寸法であったので、目地底にボンドブレーカーを設置して、二面接着とした。

解答 2:「加硫ゴム系シート」を用いた合成高分子系シート防水工事において、ルーフィングシートの施工前に、増張り用シートを張付け、平場一般部のシートの重ね幅を、幅方向、長手方向とも100mm以上とする。 

〔R02 No.18〕左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.セメントモルタル塗りにおいて、練り混ぜは機械練りとし、1回に練り混ぜる量は60分以内に使い切れる量とした。
2.屋内のセルフレベリング材塗りにおいて、材料が硬化するまでの間は、通風を避けるために窓や開口部をふさいだ。
3.コンクリート外壁へのタイル張りにおいて、下地の割れ誘発目地及び各階の水平打継ぎ部の目地の位置に、タイル面の伸縮調整目地を設けた。
4.密着張りによるタイル張りにおいて、張付けモルタルは圧をかけずに1層で塗り付けた。
5.乾式工法による石張りにおいて、石材は、特記がなかったので、形状は正方形に近い矩形で、1枚の面積は0.8m2以下のものを用いた。

解答 4:「密着張りによるタイル張り」においては、①平滑に下地モルタルを塗布し、②くし目コテを使い4~6mm程度の均一な厚みで、張付けモルタルを下地に塗り付け、③上から順に下地に押し付けるようにタイルを張る。全工程では圧力をかけながら行うことが重要である。

〔R02 No.19〕塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.外壁の吹付け塗りにおいて、スプレーガンを素地面に対して直角に保ち、1行ごとの吹付け幅が重ならないように吹き付けた。
2.吹付け塗りは、スプレー塗装時の空気圧力が低すぎると噴霧が粗く、塗り面がゆず肌状になるので、スプレーガンの口径に応じて空気圧力を調整した。
3.屋内の木部つや有合成樹脂エマルションペイント塗りの下塗り後のパテかいにおいて、水回り部分以外にあっては、耐水形の合成樹脂エマルションパテを使用した。
4.屋内の木部のクリヤラッカー塗りの中塗り材は、サンジングシーラーを使用した。
5.屋内のモルタル面のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには、シーラーではなく、上塗りと同一材料を使用した。

解答 1:スプレーガンによる吹き付けは、素地面に対して直角に保ち、1行ごとの吹付け幅が1/3ずつ重なるように吹き付ける(JASS 18)

〔R02 No.20〕建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アルミニウム製建具のコンクリート躯体への取り付けにおいて、建具側のアンカーとあらかじめコンクリートに埋め込んだ溶接下地金物とを溶接により固定した。
2.外部に面する網入り板ガラスの小口処理については、下辺小口及び縦小口下端から1/4の高さまで、防せいテープによる防せい処理を行った。
3.ガラスブロック積みにおいて、壁用金属枠の外部に面する下枠の溝には、径8mmの水抜き孔を1.5m間隔に設けた。
4.ビニル床シートを張付け後、熱溶接工法によって目地処理を行った。
5.コンクリート壁下地へのせっこうボードの直張りにおいて、ボード表面への仕上材が通気性のない壁紙であったので、直張り用接着材の乾燥期間を14日間とした。

解答 5:直張り用接着剤の乾燥期間は、せっこうボード表面への仕上材に通気性がある場合、7日間とし、通気性のない場合は20日間以上とする。

〔R02 No.21〕設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.LPガス(液化石油ガス)のガス漏れ警報設備の検知器は、ガス燃焼器から水平距離4m以内、かつ、その上端が床面から上方0.3m以内の位置となるように取り付けた。
2.コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。
3.敷地内の雨水には、深さ150mmの泥だめを設けた。
4.給水管と排水管とを平行に地中に埋設するに当たり、両配管の水平間隔を300mmとし、給水管が排水管の上方となるように埋設した。
5.温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。

解答 4:給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、漏水しても安全なように、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が500mm程度確保されていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編)

〔R02 No.22〕改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.外壁のタイル張替えにおいて、張付け後のタイルの引張接着強度については、接着力試験機を用いて測定した。
2.下地がモルタル面の塗装改修工事において、既存塗膜を全面撤去した後、合成樹脂調合ペイントを塗布した。
3.エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート外壁の割れ改修工事において、エポキシ樹脂注入材の硬化を待って、注入器具を撤去した。
4.枠付き鉄骨ブレースを設置する耐震改修工事において、鉄骨が取り付く範囲の既存構造体のコンクリート面には、目荒らしを行った。
5.コンクリート柱の耐震改修工事において、連続繊維シートの貼り付け後の上塗りは、貼り付けたシートの上面に、下塗りの含浸接着樹脂がにじみ出るのを確認した後、ローラーで塗布した。

解答 2:合成樹脂調合ペイントは、コンクリート・モルタル面には適用しない。木部、鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面に用い、塗り替えにおいては既存塗膜が油性調合ペイント、合成樹脂調合ペイント、フタル酸樹脂エナメルの場合に用いる。

〔R02 No.23〕閉合トラバースの内角を測定した結果、図に示す実測値を得た。測角誤差の値として、正しいものは、次のうちどれか。

1.6″
2.16″
3.26″
4.36″
5.46″

解答 4:五角形の内角の総和は540°である。また、A点における「117°50’30″」は「117度50分30秒」と読み、度は10進法、分・秒は60進法で計算する。
(A)  117°50’30”
(B)  100°10’20”
(C)  112°20’30”
(D)  108°57’24”
(E)  100°40’40”
—————————
合計 539°59’24”
よって測角誤差は、540°00’00”-539°59’24″=36″

〔R02 No.24〕建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.工事費は、工事価格に消費税等相当額を合わせたものをいう。
2.一般管理費等には、現場管理費は含まれない。
3.直接工事費には、直接仮設及び下請経費は含まれない。
4.共通仮設費には、現場事務所などの施設に要する仮設建物費が含まれる。
5.直接仮設は、工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設をいう。

解答 3:直接工事費は、工事目的物を造るために直接必要とする費用で、「直接仮設」及び「下請経費」も含まれる。

〔R02 No.25〕中央建設業審議会「民間建設工事標準請負契約約款(甲)」(平成29年7月改正)上、設計図書に含まれないものは、次のうちどれか。

1.仕様書
2.設計図
3.施工図
4.現場説明書
5.質問回答書

解答 3:「設計図書」は、その優先順位順に、質問回答書、現場説明書、特記仕様書、設計図、標準仕様書である。施工図は含まれない。

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投稿日:2020年7月13日 更新日:

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