二級建築士試験分野別まとめ
施工
設備工事
2023年7月02日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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分野別にまとめました
(平成20年度から令和02年度まで)
二級建築士
施工
設備工事
〔R02 No.21〕設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.LPガス(液化石油ガス)のガス漏れ警報設備の検知器は、ガス燃焼器から水平距離4m以内、かつ、その上端が床面から上方0.3m以内の位置となるように取り付けた。
2.コンクリート埋込みとなる分電盤の外箱は、型枠に取り付けた。
3.敷地内の雨水ますには、深さ150mmの泥だめを設けた。
4.給水管と排水管とを平行に地中に埋設するに当たり、両配管の水平間隔を300mmとし、給水管が排水管の上方となるように埋設した。
5.温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。
解答 4:給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、漏水しても安全なように、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が500mm程度確保されていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編)
〔R01 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.換気設備の排気ダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
2.給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。
3.給水横走り管は、上向き給水管方式を採用したので、先上がりの均一な勾配で配管した。
4.雨水ますには、インバートが設けられたますを使用した。
5.金属板張りの外壁に照明器具を設置するに当たり、照明器具の金属製部分及び取付金具は、金属板と絶縁して取り付けた。
解答 4:雨水用の排水ますには、泥やゴミを沈殿させる「泥溜め」を設ける。ここにインバートを設けてしまうと直接流れてしまう。また、汚水や雑排水は停滞させてはいけないので、「インバートます」を用いる。(木造住宅工事仕様書)
〔H30 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内の電気配線は、弱電流電線、水道管、ガス管などに接触しないように離隔して施設した。
2.都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30 cmの位置に取り付けた。
3.給水管は、断面が変形しないよう、かつ、管軸心に対して直角に切断し、切り口は平滑に仕上げた。
4.給湯管の配管において、管の伸縮を妨げないよう伸縮継手を設けた。
5.屋内排水横管の配管において、管径が50 mmであったので、勾配を1/100とした。
解答 5:屋内排水横管の配管の勾配は、管径が65mm以下の場合、1/50以上とする。(空気調和・衛生設備工事標準仕様書)
〔H29 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.雨水用排水ますには、深さ150mmの泥だめを設けた。
2.住宅用防災警報器は、天井面から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
3.ユニットバスの設置に当たって、下地枠の取付けに並行して、端末設備配管を行った。
4.LPガス(液化石油ガス)のガス漏れ警報設備の検知器は、ガス燃焼器から水平距離4m以内、かつ、その上端が床面から上方0.3m以内の位置となるように取り付けた。
5.給水管と排水管を平行に地中に埋設するに当たって、両配管の水平間隔を400mmとし、給水管が排水管の上方となるようにした。
解答 5:給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、漏水しても安全なように、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が500mm程度確保されていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編)
(関連問題:令和元年1級学科5、No.20、平成25年1級学科5、No.20、平成26年2級学科4、No.21、平成23年2級学科4、No.20、平成21年2級学科4、No.20)
〔H28 No.21〕設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.管径75mmの屋外排水管の主管の勾配は、1/100とした。
2.給水横走り管は、上向き給水管方式を採用したので、先上がりの均一な勾配で配管した。
3.雨水立て管に排水トラップを設けたので、建築物内で汚水排水管と連結した。
4.温水床暖房に用いる埋設方式の放熱管を樹脂管としたので、管の接合は、メカニカル継手とした。
5.空気よりも軽い都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30cmの位置となるように取り付けた。
解答 3:雨水排水立て管は、汚水排水管や通気管と兼用、連結してはならない。(昭和50年建設省告示第1597号)
(関連問題:平成26年1級学科2、No.14、平成30年2級学科1、No.22)
〔H27 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周 辺のメタルラスを切り取った。
2.屋内給水管の防露・保温材には、特記がなかったので、厚さ 20mmの保温筒を使用した。
3.雨水用の排水ますには、インバートますを使用した。
4.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
5.住宅用防災警報器は、天井面から下方 0.15m以上 0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
解答 3:雨水用の排水ますには、泥やゴミを沈殿させる「泥溜め」を設ける。ここにインバートを設けてしまうと直接流れてしまう。また、汚水や雑排水は停滞させてはいけないので、「インバートます」を用いる。(木造住宅工事仕様書)
〔H26 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設置するに当たり、スイッチボックスがメタルラスに接しないように木板を用いて絶縁した。
2.給水管と排水管を平行に地中に埋設するに当たり、両配管の水平間隔を300mmとし、給水管が排水管の上方となるようにした。
3.給水管は、断面が変形しないよう、かつ、管軸に対して直角に切断した。
4.雨水用の排水ますには、深さ15cmの泥だめを有するものを使用した。
5.空気よりも軽い都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30cmの位置となるように取り付けた。
解答 2:給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、漏水しても安全なように、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が500mm程度確保されていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編)
(関連問題:令和元年1級学科5、No.20、平成25年1級学科5、No.20、平成29年2級学科4、No.21、平成23年2級学科4、No.20、平成21年2級学科4、No.20)
〔H25 No.21〕住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.LPガス(プロパンガス)のガス漏れ警報設備の検知器は、ガス燃焼器から水平距離4m以内、かつ、その上端は床面から上方30cm以内の位置となるように取り付けた。
2.屋内の排水横管の勾配は、管径が75mmであったので、1/100とした。
3.ユニットバスの設置に当たって、下地枠の取付けに並行して、端末設備配管を行った。
4.給湯用配管は、管の伸縮が生じないように堅固に固定した。
5.屋内の電気配線は、弱電流電線、水道管、ガス管などに接触しないように離隔して施設した。
解答 4:給湯用配管は、管の伸縮を妨げないように、伸縮を考慮し、堅固に固定する。(公共住宅建設工事共通仕様書)
〔H24 No.21〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周辺のメタルラスを切り取った。
2.雨水用の排水ますには、その底部に深さ15 cmの泥だめを有するものを使用した。
3.給湯管には、ポリエチレン管を使用した。
4.寒冷地における給水管の配管の勾配は、水抜きが容易にできるように先上りとした。
5.ガス配管の支持固定において、地震、管の自重及び熱伸縮の影響を考慮した。
解答 3:給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用する。ポリエチレン管は給水用に用いられる。(木造住宅工事仕様書)
〔H23 No.20〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.給水管と排水管を平行に地中に埋没するに当たり、両配管の水平実間隔を500mm以上とし、排水管が給水管の上方になるようにした。
2.給湯管には、ポリブテン管を用いた。
3.給気用ダクトの断熱被覆については、グラスウール保温材を用いて、ダクトの全長にわたって行った。
4.手洗器の排水管にPトラップを設け、封水深さを80mmとした。
5.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるようにした。
解答 1: 給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、漏水しても安全なように、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が500mm程度確保されていることを確認する。(公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編)
(関連問題:令和元年1級学科5、No.20、平成25年1級学科5、No.20、平成29年2級学科4、No.21、平成26年2級学科4、No.21、平成21年2級学科4、No.20)
〔H22 No.20〕木造住宅における設備工事に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内給水管の防露・保温材には、特記がなかったので、厚さ20mmの保温筒を使用した。
2.管径75mmの屋外排水管の主管の勾配は、1/200とした。
3.給水管は、断面が変形しないように、管軸に対して直角に切断した。
4.給湯管には、架橋ポリエチレン管を使用した。
5.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周辺のメタルラスを切り取った。
解答 2:屋外排水管の主管は、管径75mm以上、勾配は1/100以上とする。(木造住宅工事仕様書)
〔H21 No.20〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.給水管と排水管を平行に地中に埋設するに当たり、両配管の水平実間隔を500mm以上とし、給水管が排水管の上方になるようにした。
2.寒冷地以外の一般敷地内において、特記がなかったので、給水管の地中埋設深さは、土かぶりを400mmとした。
3.雨水用の排水ますには、インバートますを使用した。
4.給湯管には、水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用した。
5.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
解答 3:雨水用の排水ますには、泥やゴミを沈殿させる「泥溜め」を設ける。ここにインバートを設けてしまうと直接流れてしまう。また、汚水や雑排水は停滞させてはいけないので、「インバートます」を用いる。(木造住宅工事仕様書)
〔H20 No.20〕木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.手洗器の排水管には、臭気防止のために、封水深が6cmのPトラップを設けた。
2.給湯管には、水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用した。
3.電気のスイッチボックスは、メタルラスに接しないように、木板を用いて絶縁した。
4.雨水用の排水ますは、その底部に深さ20cmの泥だめを有するものとした。
5.LPガス(プロパンガス)のガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方30cmの位置となるように取り付けた。
解答 5:空気より重たいガス(プロパンガス、LPガス)用の検知器は、ガス燃焼機器から水平距離4m以内でかつ、検知器の上端から床面まで30cm以内のなるべく低い位置に設置する。
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