二級建築士試験分野別まとめ
施工
地盤調査・測量
2023年7月02日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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分野別にまとめました
(平成20年度から令和02年度まで)
二級建築士
施工
地盤調査・測量
〔R02 No.7〕地盤調査等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.地表面付近にある地下埋設物の調査は、電磁波探査法により行った。
2.砂質地盤において、地盤のせん断強度を把握するために、ベーン試験を行った。
3.標準貫入試験を、ボーリングと同時に行った。
4.スウェーデン式サウンディング試験の結果を、地盤の許容応力度の算定に利用した。
5.地層の透水係数を求めるために、ボーリング孔を利用して透水試験を行った。
解答 2:「ベーン試験」とは「粘性土」の地盤のせん断強度、粘着力を測定する方法である。
〔R01 No.7〕土工事及び地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.土工事において、地盤沈下を防止するための地下水処理の工法として、ディープウェル工法を採用した。
2.砂地業において、シルトを含まない山砂を使用した。
3.基礎の墨出し、配筋、型枠の建込みをするために、捨てコンクリート地業を行った。
4.場所打ちコンクリート杭の施工において、試験後の杭体の強度に十分な余裕があると予測されたので、試験杭を本杭とした。
5.既製コンクリート杭の施工において、作業地盤面下への打込みには、やっとこを使用した。
解答 1:地盤沈下を防止するための地下水処理の工法には、リチャージ工法を採用する。「ディープウェル工法」はディープウエル(深井戸)を設置し、ウエル内に流入する地下水を水中ポンプで排水することにより周辺地盤の地下水位を低下させる工法である。
〔H29 No.6〕地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.地盤のせん断強さ————ベーン試験
2.地盤の粒度分布 ————平板載荷試験
3.地盤構成 ————ボーリング
4.地下埋設物の調査————電磁波探査法
5.N値 ————標準貫入試験
解答 2:地盤の粒度分布は、粒度試験により求められる。平板裁荷試験は、地盤の支持力を判定する。
〔H27 No.7〕地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.基盤の深さ ———–電気探査
2.透水係数 ———–地下水位観測
3.N値 ———–標準貫入試験
4.地盤のせん断強さ ———–ベーン試験
5.地盤の波速度の分布———–表面波探査
解答 2:透水係数は透水試験で求める。地下水位観測では地下水位が求められる。(地盤調査計画指針)
〔H22 No.5〕地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.地下水位 ——— 透水試験
2.地盤の支持力(地耐力)——— 平板載荷試験
3.地盤のせん断強さ ——— ベーン試験
4.基盤の深さ ——— 電気探査
5.N値 ——— 標準貫入試験
解答 1:地下水位の測定には「地下水位測定」を用いる。「透水試験」は土の透水性を調査する方法。(建築工事監理指針)
〔R02 No.23〕閉合トラバースの内角を測定した結果、図に示す実測値を得た。測角誤差の値として、正しいものは、次のうちどれか。
1.6″
2.16″
3.26″
4.36″
5.46″
解答 4:五角形の内角の総和は540°である。また、A点における「117°50’30″」は「117度50分30秒」と読み、度は10進法、分・秒は60進法で計算する。
(A) 117°50’30”
(B) 100°10’20”
(C) 112°20’30”
(D) 108°57’24”
(E) 100°40’40”
—————————
合計 539°59’24”
よって測角誤差は、540°00’00”-539°59’24″=36″
〔H30 No.23〕図に示す高低測量において、A点の標高が2.0 mであった場合、D点の標高として、正しいものは、次のうちどれか。
解答 1:A点を基準として、各測点ごとに求めていく。
A点:2.0m
B点:(2.0m+1.0m)-(2.5m)=0.5m
C点:(0.5m+2.0m)-(1.6m)=0.9m
D点:(0.9m+2.9m)-(0.6m)=3.2m
よって、D点の標高は3.2mとなる。
〔H24 No.23〕平板による骨組測量を進測法によりABCDEFA’点の順に測量し、作図したところ、A点とA’点との閉合誤差が1.5 cmであった。この誤差を調整した場合、C点の図面上の移動量として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、閉合比(精度)=(閉合誤差 / 全測線長)< 標準精度 とする。
1.0.2 cm
2.0.4 cm
3.0.6 cm
4.0.8 cm
5.1.0 cm
解答 3:ある点までの調整する移動量の閉合誤差は、閉合誤差とその点までの割合を乗じて求める。
閉合誤差は1.5cm、AからCまでの長さは120m、AからA’までの全長は300m。これを式に入れていくと、0.6cmとなる。
〔H23 No.24〕各種測量等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.平板測量において、現場で敷地を測量しながら、同時にその敷地の平面形状を作図した
2.真北の測定において、特記がなかったので、コンパスの磁針が示す方向を真北とした。
3.三角測量において、トランシット(セオドライト)を用いて水平角を測定した。
4.水準測量において、高低差が大きかったので、レベルを据え付ける位置を変えながら測量した。
5.図面上に描かれた図形の面積測定において、プラニメーターを用いた。
解答 2:「磁北」と「真北」は一致しない。「真北」は太陽による方位角観測か北極星による測定で測定され、コンパスで示される方向が「磁北」となる。
〔H22 No.24〕各種測量等とそれに使用する機器等との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.水準測量 ———-標尺
2.平板測量 ———-ハンドレベル
3.距離測量 ———-鋼製巻尺
4.トラバース測量———-トランシット
5.面積測定 ———-プラニメータ
解答 2:ハンドレベルは水準測量で用いられる。平板測量では、平板、アリダード、求心器、磁針箱、巻尺などを用いる。
〔H21 No.24〕各種測量等とそれに使用する機器との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.水準測量 ———- アリダード
2.面積計測 ———- プラニメーター
3.三角測量 ———- トランシット
4.トラバース測量 ———- セオドライト
5.平板測量 ———- 磁針箱
〔H20 No.24〕イ~ホの測量器具について、平板測量において通常使用するもののみの組合せは、次のうちどれか。
イ.求心器
ロ.レベル
ハ.磁針箱
ニ.箱尺
ホ.アリダード
1.イ、ロ、ハ
2.イ、ハ、ホ
3.ロ、ニ、ホ
4.ロ、ハ、ニ
5.ハ、ニ、ホ
解答 2:平板測量において使用するものは、平板、アリダード、求心器、磁針箱、ポール、巻尺等を用いる。
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