一級計画(住宅・集合住宅)

一級建築士試験分野別まとめ
学科Iー計画
住宅・集合住宅

一級建築士学科試験
2020年7月12日(日)

令和02年度試験日まであと 日!

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一級建築士試験12年分
分野別まとめ

(平成20年度から令和元年度まで)

一級建築士
計画
住宅・集合住宅

〔R01 No.13〕日本における住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.四間取は、土間を除く床上部分を田の字型に4室構成とする、伝統的な農家の平面形式の一つである。
2.公営住宅標準設計51C型は、住生活の多様化に対応するため、食事室と台所とを分離した計画である。
3.テラスハウスは、区画された専用庭をもつ住戸を、境界壁を介して連続させた接地型の低層集合住宅である。
4.コーポラティブハウスは、自ら居住する住宅を建設しようとする者が組合を結成し、共同して事業計画を定め、建築物の設計、工事発注等を行って住宅を取得し、管理していく方式である。

解答 2「公営住宅標準設計51C型」は、親と子の寝室を分離させた2寝室と台所兼食事室(DK)からなる戦後日本の集合住宅のモデルになったものである。

公営住宅標準設計51C型

(関連問題:平成23年1級学科1、No.12)

〔H30 No.12〕車椅子使用者に配慮した集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.駐車場からエントランスホールにアプローチする傾斜路の計画に当たり、車椅子使用者が自力で登ることができるように、勾配を1/16とした。
2.居間と寝室の計画に当たり、コンセントの中心高さを床面から20cmとした。
3.台所の計画に当たり、流し台・調理台の奥行きを60cmとし、作業効率に配慮してL字型に配置した。
4.浴室の計画に当たり、浴槽の深さを50cm、エプロンの高さを40cmとした。

解答 2:高齢者や車椅子使用者の便を考慮して、コンセントの中心高さは床面から約40cm程度とする。

〔H27 No.13〕住宅及び住宅地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.日本の伝統的な町屋においては、屋内の主要な通路として、道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い。
2.住宅の二段階供給方式における「スケルトン」は、第二段階に対応する部分で、個別性の高い間仕切りや内装の部分をいう。
3.東日本大震災の被災地への復興支援において、各地に応急仮設住宅が建設されるとともに、要介護高齢者等の日常生活等の支援を目的とした「サポート拠点(サポートセンター)」が設置されている。
4.住宅地等の道路において設けられるハンプは、自動車の速度を抑制し、歩行者等の安全を確保する手法である。

解答 2:「二段階供給(スケルトン・インフィル)方式」は、耐久性を考慮する部分(構造躯体部分)と共用部分を一段階(スケルトン)とし、各室の内装や設備を第二段階(インフィル)に分ける。この方式により、入居者に応じて容易に改修・更新する可変性を持たせることができる。日本では大規模集合住宅で大阪ガス実験集合住宅「NEXT21(大阪)」が有名。

NEXT21(大阪)

(関連問題:平成28年1級学科1、No.13平成23年1級学科1、No.11令和元年2級学科1、No.12平成30年2級学科1、No.12平成26年2級学科1No.12平成24年2級学科1、No.12平成22年2級学科1、No.12平成20年2級学科1、No.11)

〔H23 No.13〕住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コートハウスは、建築物や塀で囲まれた中庭をもつ住宅の形式であり、狭い敷地においてもプライバシーを確保しやすい。
2.ストリート型住宅は、集合住宅の接地階部分において、居住者が日常生活の延長として、街並みの形成に参画できるような配慮を行うことによって、街路の活性化を意図した集合住宅の住戸形式をいう。
3.デュアルリビングは、廊下に面してリビングルームをもつ二棟の片廊下型住棟を向かい合わせに配置し、部分的にエレベーターホール等で連結した住棟形式をいう。
4.ライトウェルは、住戸の奥行きが深い場合であっても、通風と採光を得ることができる計画手法である。

解答 3:「デュアルリビング」は、家族用のファミリールームと、接客を意識した フォーマルリビングという2つのリビングルームをもつ住宅の平面形式をいう。

〔H25 No.12〕住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造を有し、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスの提供等に関して一定の基準を満たし、単身高齢者世帯、高齢者夫婦世帯等の居住の安定を確保するための賃貸等の住宅である。
2.コレクティブハウスは、各住戸の独立性を保ちながら、子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅である。
3.シルバーハウジング・プロジェクトは、高齢者の生活特性に配慮した住宅及び附帯施設の供給並びにライフサポートアドバイザーにより福祉サービスの提供を行う事業である。
4.コーポラティブハウスは、建築主が入居希望者の意見に従い建築する賃貸集合住宅である。

解答 4:「コーポラティブハウス」は自ら居住する住宅を建設しようとする者が組合を結成し、共同して事業計画を定め、建築物の設計、工事発注等を行って住宅を取得し、管理していく方式である。
(関連問題:令和元年1級学科1、No.13令和元年2級学科1、No.12平成28年2級学科1、No.12平成26年2級学科1、No.12平成24年2級学科1、No.12平成22年2級学科1、No.12平成20年2級学科1、No.12)

少し休憩♪問題は下に続きます

〔H26 No.12〕日本における住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.公営住宅標準設計51C型は、住生活の多様化に対応するために、食事室と台所を分離した計画である。
2.住宅性能表示制度は、既存住宅の円滑な流通や住替えを促進させ、住宅ストックの質を向上させるため、新築住宅だけでなく既存住宅も対象としている。
3.プレファブ住宅は、工場生産により品質が安定しており、現場の工期が短い等の特徴がある。
4.戦後日本で導入されたテラスハウスは、区画された専用庭をもつ住戸を、境界壁を介して連続させた接地型の低層集合住宅である。

解答 1:「公営住宅標準設計51C型」は、2寝室と台所兼食事室(DK)からなる戦後日本の集合住宅のモデルになったものである。

公営住宅標準設計51C型

(関連問題:令和元年1級学科1、No.13)

〔H22 No.11〕住宅等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.接地型の集合住宅の共用庭は、コミュニテイの活性化を図るほかに、住棟間のプライバシーを確保するための緩衝スペースとしても機能させることができる。
2.住宅の設計において、高齢者の部屋を出入口近くに配置すると、外部からのケアサービスを受けるうえで有効である。
3.住宅地まわり等の道路において設けられるハンプは、車の速度を歩行者と同程度までに落とすことを目的としている。
4.非常用エレベーターは、平常時において一般乗用エレベーターとして使うことができない。

解答 4:非常用エレベーターは、平常時において一般乗用エレベーターとして使うことは可能である。ただし避難経路として利用することはできない。

〔H21 No.11〕独立住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コートハウスは、建築物や塀で囲まれた中庭をもつ住宅の形式であり、狭い敷地においてもプライバシーを確保しやすい。
2.伝統的な町屋においては、屋内の主要な通路として、道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い。
3.伝統的な農家の間取りにおいて広く用いられた四つ間型は、4室程度の部屋を廊下で結んだ形式である。
4.コア型住宅は、台所、便所、浴室、洗面所等を核(コア)として1か所にまとめた住宅の形式である。

解答 3:日本の伝統的な農家の間取りである「四つ間型」は、関西以西に多く見られ、建具に仕切られた4室を田の字型にまとめ、土間に並んで配置される。設問のように廊下は通常設けられない。
(関連問題:令和元年1級学科1、No.13)

〔H20 No.8〕住宅の作品名(設計者)とその計画上の特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

解答 3:「イームズ自邸(チャールズ&レイ・イームズ)」は、再組立が可能という理念のもと、形鋼やスチールサッシ等の工業製品を用いて建築された住宅である。設問はマイレア邸の説明文。
(関連問題:平成28年1級学科1、No.12)

〔R01 No.12〕ニュータウン及び集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ネクサスワールドのレム棟・コールハース棟(福岡県)は、各住戸に採光と通風を確保するためのプライベートな中庭が設けられた計画である。
2.基町高層アパート(広島県)は、偶数階に通路をもつ住棟を「く」の字型に連結させた計画である。
3.千里ニュータウン(大阪府)は、近隣住区の単位にはとらわれず、将来のワンセンター方式への移行等が意図された計画である。
4.港北ニュータウン(神奈川県)は、公園、保存緑地と緑道、歩行者専用道路とを結ぶネットワークをもつ計画である。

解答 3:「千里ニュータウン」は、我が国で最初の大規模ニュータウンであり、初めて「近隣住区」等の都市計画理論に基づき開発された。3つの地区センターを中心に、12つの近隣住区を基本として計画される。 記述は、「高蔵寺ニュータウン(愛知県)」の説明である。
(関連問題:平成28年1級学科1、No.10、平成13年1級)

2回目の休憩♪問題は下に続きます

〔H30 No.13〕集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.熊本県営りゅうじゃびら団地(熊本市)は、中庭や共用部に面して住戸ごとの土間やテラス等を設け、居住者同士が互いの生活を感じながら居住することができるように計画されている。
2.真野ふれあい住宅(神戸市)は、阪神・淡路大震災の被災者を対象に建築されたコレクティブハウジングであり、共同の食堂、台所等を設けて、居住者が生活の一部を共同で行うことが可能となっている。
3.世田谷区深沢環境共生住宅(世田谷区)は、木造平家建ての住宅団地の建替え事業により建築された公営の住宅であり、高齢者在宅サービスセンターを併設した、シルバーハウジング・プロジェクトを含むものである。
4.茨城県営六番池アパート(水戸市)は、三つの住棟、集会室及び中央広場で構成され、中央広場については、住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである。

解答 4:設問は「熊本県営保田窪第一団地」の説明。「茨城県営六番池アパート」は、「タウンハウス」形式のモデル作品であり、3階建ての壁式鉄筋コンクリート造が並ぶ低層集合住宅である。2つのコモンスペース(中庭)と傾斜した屋根が特徴的。

茨城県営六番池アパート

(関連問題:平成28年1級学科1、No.13)

〔H29 No.12〕住宅の作品(設計者)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ファンズワース邸(ミース・ファン・デル・ローエ)は、広大な敷地に建つ週末住宅であり、H形鋼の柱に溶接された梁を介して屋根スラブ及び床スラブを取り付けた構造に特徴がある。
2.シュレーダー邸(ヘリット・トーマス・リートフェルト)は、建具や家具による住空間づくりに特徴があり、2階は一つの広い空間として使用することも、また可動の間仕切りにより、小さく区分けすることもできる。
3.前川自邸(前川國男)は、都市部の約20m2の狭小な敷地に、住空間を機能別に積層し構成した住宅である。
4.原自邸(原広司)は、玄関から吹抜けを通過してバルコニーまで降りてゆく廊下の両側に居室を配置し、トップライトから自然光を取り入れた住宅である。

解答 3:設問は東孝光の「塔の家(1966年)」の説明である。「前川自邸(1941年)」は、世界的著名な建築家前川國男の自邸作品である。大きな切妻屋根で建物全体を覆い、中央のリビングは吹き抜けとし、両脇に書斎、女中部屋と寝室、台所、浴室などを配置する。

前川自邸のリビング

〔H29 No.13〕住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.かんかん森(東京都)は、各住戸の独立性を保ちつつ、居住者が共同で使用することができる居間や台所等を設置して、コモンミールや掃除等、生活の一部を共同化している、コレクティブハウスである。
2.SHARE yaraicho(東京都)は、道路に面する部分は巨大な半透明のテント膜で覆われ、内部は吹抜け空間を介して個室7室とコモンスペースが計画された、シェアハウスである。
3.泉北ニュータウン(大阪府)は、空き住戸を活用したサポート付き共同住宅や戸建て住宅を活用した多世代型シェアハウス等の試みが行われている、大規模なニュータウンである。
4.求道學舎(東京都)は、居住者が共同生活をすることに重点を置き、居間や浴室等のコモンスペースの充実を図った、テラスハウスである。

解答 4:「求道学(學)舎」は、1926年に竣工したRC造3階建の学生寮を、コーポラティブハウスとして10戸の共同住宅にリノベーションしたものである。武田五一の設計による。(関連問題:平成26年1級学科1、No.12)

求道学舎(東京都)

〔H28 No.12〕住宅の作品名(設計者)とその計画上の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.イームズ自邸(チャールズ&レイ・イームズ)は、再組立が可能という理念のもと、形鋼やスチールサッシ等の工業製品を用いて建築された住宅である。
2.ゲーリー自邸(フランク・O・ゲーリー)は、既存の木造住宅に、安価な材料である金網やトタン板、ベニヤ板の断片等を組み合わせて増改築を行った、ポストモダンを代表する住宅の一つである。
3.ヒラルディ邸(ルイス・バラガン)は、不整形敷地に建つ地上4階建ての医院併用住宅であり、台形の平面をもつ医院と矩形の平面をもつ住居は、中庭のスロープよってつながれている。
4.フィッシャー邸(ルイス・カーン)は、二つの矩形のボリュームが45度の角度をもって接合され、一方には2層の個室群が配置され、もう一方には2層分の高さの居間をもつ、幾何学的な構成の住宅である。

解答 3:「ヒラルディ邸(メキシコシティ)」は、1978年ルイス・バラガンによる設計。10m×35mという間口が狭く、細長い敷地に建てられた3階建住宅。設問はル・コルビジェによる「ゲーリー邸」の説明である。

ヒラルディ邸

〔H28 No.13〕住宅団地及び集合住宅の計画上の特徴に関する次の記述のうち、最も不適なものはどれか。

1.茨城県営松代アパート(茨城県つくば市)は、七つの住棟により囲まれた二つの中庭をもち、屋根葺材には地元で焼かれた瓦を使用する等、周辺との融和に配慮された地上3階建ての低層集合住宅である。
2.コモンシティ星田A2(大阪府かた市)は、敷地内の緩斜面を活かした緑道の配置や、塀・門を極力設けない外構計画等により、連続した開放的な外部空間を創り出した戸建ての住宅団地である。
3.NEXT21(大阪府大阪市)は、二段階供給方式(スケルトン・インフィル分離方式)と環境共生をテーマにし、住戸の外壁等の規格化・部品化による可変性の確保や屋上植栽等が試みられた集合住宅である。
4.幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県千葉市)は、壁面線の位置・高さ、壁面率等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅であり、街区型の形式に特徴がある。

解答 1:「茨城県営松代アパート」は、6階建て121戸の集合住宅。4棟が囲むように中央に中庭があり、4棟を最上階の空中歩廊でつないでいる。設問は「茨城県営六番池アパート」の説明である。

茨城県営松代アパート

茨城県営六番池アパート

(類似問題:平成30年1級学科1、No.13)

3回目の休憩♪問題は下に続きます

〔H27 No.12〕集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.用賀Aフラット(世田谷区)は、道路に対して視覚的に開放されつつ、ガラススクリーンで隔てられた中庭をもつ、アーティストやデザイナーの入居を想定した賃貸集合住宅である。
2.東雲しののめキャナルコート(江東区)は、6街区に分割された敷地に、それぞれ別の建築士事務所が設計を行った低層集合住宅団地である。
3.岐阜県営住宅ハイタウン北方-南ブロック(北方町)は、昭和40年代に建設された公営住宅の建替えに当たって、21世紀に向けた居住様式を提案することを目標として設計された集合住宅団地である。
4.ネクサスワールドのレム棟・コールハース棟(福岡市)は、各戸に採光と通風を確保するためのプライベートな中庭が設けられた接地型の集合住宅である。

解答 2:東雲キャナルコートは、6街区に分割された敷地に、それぞれ別の建築士事務所が設計を行った高層・板層の集合住宅団地である。中廊下型で、通風・採光の為の大きなテラスが特徴的。

東雲キャナルコート(写真は東京建物株式会社より)

(関連問題:平成24年度1級学科1、No.11)

〔H26 No.12〕集合住宅等の事例とその特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

解答 4:「求道学(學)舎」は、1926年に竣工したRC造3階建の学生寮を、コーポラティブハウスとして10戸の共同住宅にリノベーションしたものである。武田五一の設計による。(関連問題:平成29年1級学科1、No.13)

求道学舎(東京都)

設問文特徴は「再春館製薬女子寮(熊本)」が該当する。

〔H24 No.2〕日本の集合住宅の歴史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.同潤会江戸川アパートは、関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会による鉄筋コンクリート造の都市型アパートである。
2.日本住宅公団の草加松原団地は、高度成長期に建設された中層集合住宅を中心とする郊外型大規模住宅団地である。
3.日本住宅公団の晴海高層アパートは、2戸×3層の6住戸を1単位とし、3層ごとに共用廊下を設け、そこから上下階の住戸に階段でアクセスするスキップアクセス形式を採用した都市型高層賃貸集合住宅である。
4.広島市の基町団地は、工場跡地の再開発を目的として建設されたテラスハウス型の公営住宅団地である。

解答 4:「基町団地(広島市)」は、広島の戦後スラム街である「原爆スラム」の再開発で建設された3,000戸以上の集合住宅である。設問の「工場跡地の再開発を目的として建設されたテラスハウス型の公営住宅団地」は東京都の「同潤会青山アパート」の記述である。

〔H24 No.11〕集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ネクサスワールドしい(福岡市)は、国内外の6名の建築家がそれぞれの住棟を競作した集合住宅団地である。
2.幕張ベイタウン(千葉市)は、壁面線の位置・高さ、壁面率、三層構成(基壇部、中間部、項部)等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅団地であり、街区型の形式に特徴がある。
3.東雲しののめキャナルコート(東京都江東区)は、防災を目的とした再開発計画によって建設された低・中層集合住宅団地である。
4.ひばりが丘団地(東京都東久留米市)は、解体せずに再生・活用する技術的手法を検証するため、解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である。

解答 3:東雲キャナルコートは、6街区に分割された敷地に、それぞれ別の建築士事務所が設計を行った高層・板層の集合住宅団地である。中廊下型で、通風・採光の為の大きなテラスが特徴的。

東雲キャナルコート(写真は東京建物株式会社より)

(関連問題:平成27年1級学科1、No.12)

〔H24 No.12〕建築家の自邸に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.土浦亀城邸(1935年)は、「白い箱」型の外観をもち、内部は居間の吹抜けを中心とし複数の床レベルによって構成されたモダニズムの木造住宅である。
2.増沢洵邸(1952年)は、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例であり、1階の鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分に、最小限必要な要素を収めた住宅である。
3.菊竹清訓邸のスカイハウス(1958年)は、4枚の壁柱によって正方形の主室を空中に持ち上げ、HPシェルの屋根を設けた構成で、住宅生産の工業化の利点を生かし、設備等の更新を可能とする「ムーブネット」を取り付けた住宅である。
4.原広司邸(1974年)は、玄関からバルコニーまで降りてゆく中央の吹抜けの両側に居室を配置し、トップライトから自然光を取り入れ、住居の中に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅といわれている。

解答 2:「増沢洵邸」は増沢洵の設計による。木造2階建てで、3間×3間、吹き抜けを擁している。9坪の土地に建つ増沢洵邸は玄関がなく、全面開口とした吹き抜けによりその狭さを感じさせない建築物である。
池辺陽の「立体最小限住宅」と同時期に設計され、両者は戦後の「極限的小住宅」と呼ばれる。

増沢洵邸

4回目の休憩♪問題は下に続きます

〔H22 No.12〕集合住宅の作品(設計者)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.シーランチ・コンドミニアム(チャールズ・ムーア他)は、10戸の週末用住居群を海の眺望を考慮して、敷地の勾配に沿って中庭を囲むように配置した低層集合住宅である。
2.カサ・ミラ(アントニオ・ガウディ)は、波状の有機的なファサードを有し、各住戸の平面が異なる高層集合住宅である。
3.ユニテ・ダビタシオン(ル・コルビュジェ)は、メゾネット型住戸を主とし、多様な施設を複合した高層集合住宅である。
4.ハーレン・ジードルンク(アトリエ5)は、市街地に建つ商業施設を複合した高層集合住宅である。

解答 4:ハーレン・ジードルンクは郊外の傾斜地に建てられた低層集合住宅である。

ハーレン・ジードルンク

〔H23 No.11〕集合住宅等の計画上の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アビタ’67 (カナダ・モントリオール)は、複数住棟の共用の庭をもち、各戸の専用庭及び住棟の雁行配置により住戸の独立性を高めた低層集合住宅である。
2.代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区)は、住宅、商業施設、オフィス、レストラン等の機能が複合した建築群で構成された都市型集合住宅で、長い年月をかけてをつくり出している。
3.NEXT21(大阪市)は、スケルトン・インフィル分離方式と環境共生をテーマに将来の都市居住の可能性を追求した実験集合住宅である。
4.バイカー再開発(イギリス・ニューキャッスル)は、住民の意見を積極的に取り入れたもので、既存のコミュニティー施設を残し、地区の周囲に壁状の高層住棟を配置し、その内側に庭付きの低層集合住宅を配置した計画である。

解答 1:アビタ’67 は、67年モントリオール万博にて建設された高層集合住宅。キューブ状のユニットを3~4個合わせて一戸とし、隣のユニットを購入することによって住戸を広くすることができる。

アビタ’67

設問の「複数住棟の共用の庭をもち、各戸の専用庭及び住棟の雁行配置により住戸の独立性を高めた低層集合住宅」は、「タウンハウス諏訪」の記述。

タウンハウス諏訪

〔H21 No.12〕集合住宅・住宅団地の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.住宅地において、歩車分離を図るため、歩行者専用道路とは別に自動車用のクルドサックを設けた。
2.階段室型の集合住宅において、高齢者向けに改修するために、玄関の位置を変更し、共用廊下を増築してそこに着床するエレベーターを設置した。
3.集合住宅において、天井の高い空間を設けたり、収納スペースの充実等を図るために、住戸の階高を4.5m程度とした。
4.集合住宅の住棟計画において、各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件がほぼ同一であり、階段室型に比べてプライバシーを確保しやすいツインコリドール型を採用した。

解答 4:フライングコリドー型やツインコリドール型は、一般的に、日照・採光・通風に関して有利であるが、階段室型や集中型は諸条件を均一にすることが難しい。
(関連問題:令和元年2級学科1、No.12平成27年2級学科1、No.12平成25年2級学科1、No.12平成23年2級学科1、No.11)

〔H20 No.09〕集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コーポラティブハウスは、自ら居住するための住宅を建設しようとする者が協力して、企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された集合住宅である。
2.コレクテイブハウスは、個人のプライバシーを尊重しつつ、子育てや家事等の作業を共同で担い合う相互扶助的なサービスと住宅とを組み合わせた集合住宅である。
3.スキップフロア型は、廊下階以外の階を2m2開口として採光や通風を確保する等により住戸の居住性を高めることができる。
4.ホール型は、片廊下型に比べて、各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件を均一にしやすく、プライバシーの確保も容易である。
5.低・中層集合住宅において、光井戸(light well) と呼ばれる吹抜けを設けることにより、住戸の奥行きが深い場合にも、通風と採光を得ることができる。

解答 4:「ホール型」は、集中型、コア型ともいう。中央に設けられた階段やエレベータを取り囲むように住戸が配置される住棟型式である。方位や位置によって、各住戸の日照・採光・通風・眺望等の条件を均一にする事が難しい。

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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