一級環境(給排水衛生設備)

建築士過去問解説

一級建築士試験分野別まとめ
学科Ⅱー環境・設備
給排水衛生設備

一級建築士学科試験
2022年7月24日(日)

令和04年度試験日まであと 日!

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一級建築士試験13年分
分野別まとめ

(平成20年度から令和02年度まで)

一級建築士
環境・設備
給排水衛生設備

〔R02 No.14〕上水のみ供給される建築物の給水設備について、1日当たりの給水量の算定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、空調用及びプール等の特別な用途に使用される給水は考慮しないものとする。

1.集合住宅において、居住者1人当たり250l/日とした。
2.社員食堂のない事務所ビルにおいて、在勤者1人当たり60l/日とした。
3.客室主体のホテルにおいて、ベッド1台当たり500l/日とした。
4.総合病院において、ベッド1台当たり300l/日とした。

解答 4:設計用給水量は、以下を参考にする。
・戸建て住宅–  200(l/人) ~  400(l/人)
・集合住宅—–  200(l/人) ~  350(l/人)
・事務所——–    60(l/人) ~  100(l/人)
・ホテル——–  350(l/人) ~  450(l/人)
総合病院—–1,500(l/人)~3,500(l/人)
・小中学校—–     70(l/人)~  100(l/人)

〔R02 No.15〕排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.各個通気方式は、各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し、その端部を通気立て管等に接続する方式であり、自己サイホン作用の防止に有効である。
2.ループ通気方式は、2個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり、ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて、通気立て管にその端部を接続する。
3.伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式であり、一般に、各個通気方式やループ通気方式に比べて許容流量値が大きい。
4.通気弁方式は、通気管端部に通気弁を設置する方式であり、通気弁は、通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し、排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している。

解答 3:「伸頂通気方式」は、通気立て管を設けず、排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式(記述通り)。ただし、立て管を設けないので、許容流量値は他の方式よりも小さくなる。

〔R01 No.14〕給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.水道直結直圧方式は、水道本管の圧力を利用して建築物内の必要箇所に給水する方式であり、一般に、3階建て以下の建築物で小規模なものに適用することができる。
2.高置水槽方式は、水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に、屋上等に設置した高置水槽へ揚水し、そこから重力を利用して建築物内の必要箇所に給水する方式であり、一般に、大規模な建築物にも適用することができる。
3.水道直結増圧方式は、水道本管の圧力に加えて増圧ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式であり、一般に、水道本管への逆流について考慮する必要はない。
4.ポンプ直送方式は、水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に、給水ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式であり、一般に、建築物が停電した際は給水することができない。

解答 3:「水道直結方式」は、受水槽を設けず、水道本管の圧力で給水する「直圧」方式と、増圧装置を用いる「増圧」方式の2種類がある。このうち増圧方式においては、逆流を防ぐための逆流防止器を設置する必要がある。
(関連問題:平成27年1級学科2、No.15)

 

 

〔R01 No.15〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.災害応急対策活動に必要な医療施設において、地震災害時に使用できる水を確保するために、受水槽に地震の感知により作動する緊急給水遮断弁を設けた。
2.雨水排水管と汚水排水管とを別系統で配管した建築物において、公共下水道が合流式であったことから、雨水排水と汚水排水とを屋外の排水ますで同一系統とした。
3.循環式の中央式給湯設備において、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐために、貯湯槽内の湯の温度を60 ℃以上に保つこととした。
4.伸頂通気方式の排水通気配管において、通気流速を高めるために、伸頂通気管の管径を排水立て管の管径よりも1サイズ小さいものとした。

解答 4:伸頂通気方式、自然流下方式いずれも、排水通気配管は最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管と同一の管径とする。
(関連問題:平成27年1級学科2、No.15平成20年1級学科1、No.20平成28年2級学科1、No.22平成23年2級学科1、No.22平成21年2級学科1、No.22)

〔H30 No.14〕給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.上水受水槽の保守点検スペースとして、水槽の上部に100cm、側面及び下部にそれぞれ60cmのスペースを確保した。
2.上水受水槽と別に設ける消火用水槽として、建築物の地下ピットを利用した。
3.屋外の散水栓において、逆流を防止するためにバキュームブレーカーを設けた。
4.断水時にも水が使用できるように、水道直結直圧方式の上水給水配管と井戸水配管とをバルブを介して接続した。

解答 4:設問は「クロスコネクション」に関する記述である。「クロスコネクション」は飲料水の給水・給湯系統とその他の系統とが、配管・装置により直接接続されることであり、飲料水が汚染される恐れがあるので禁止されている。
(関連問題:平成27年1級学科2、No.15平成28年2級学科1、No.22平成27年2級学科1、No.19平成25年2級学科1、No.21平成23年2級学科1、No.19平成21年2級学科1、No.21)

〔H30 No.15〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ガス瞬間式給湯機の給湯能力は、1 l の水の温度を1分間に25℃上昇させる能力を1号として表示される。
2.給湯設備における加熱装置と膨張タンクとを連結する膨張管には、止水弁を設ける。
3.営業用厨房の排水設備において、グリース阻集器への流入管には、一般に、トラップを設けない。
4.排水槽に設ける通気管は、一般に、排水管に接続する通気管とは別に設け、外気に開放させる。

解答 2:膨張管は給湯設備の貯湯タンク内の圧力が一定以上に高くなった場合に圧力を調節する配管で、常時開放する。そのため止水弁などを設けてはならない。
(関連問題:平成24年1級学科2、No.13令和元年2級学科1、No.20平成26年2級学科1、No.20平成23年2級学科1、No.22)

 



 

〔H29 No.14〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.排水再利用水の原水としては、手洗器・洗面器や湯沸室からの排水のほかに、厨房からの排水も利用することができる。
2.利用頻度が低い衛生器具には、器具付きのトラップの下流の配管の途中に、Uトラップを設けることが望ましい。
3.分流式排水は、建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい、公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいう。
4.公共下水道が合流式の地域において、雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続する場合には、トラップますを介して接続する。

解答 2:設問の記述では「二重トラップ」になり、2つのトラップ間が閉塞状態となるので禁止されている。
(関連問題:平成22年1級学科2、No.13平成25年2級学科1、No.22平成24年2級学科1、No.22)

〔H29 No.15〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.作動しているポンプ内のキャビテーションは、水温が一定の場合、ポンプ吸込口の管内圧力が高いときに発生しやすい。
2.高置水槽方式の給水設備において、揚水管の横引きが長くなる場合は、ウォーターハンマーの発生原因となる水柱分離を防止するために、建築物のできるだけ低い位置で横引き配管を長くする。
3.給水設備において、上水系統と雑用水系統とを別系統とすることにより、雑用水系統の受水槽は、鉄筋コンクリート造の床下ピットを利用することができる。
4.上水系統の受水槽の水抜き管とオーバーフロー管は、いずれも十分な排水口空間を介して排水管等への間接排水とする。

解答 1:「キャビテーション(空洞現象)」は、液体の流れの中で圧力差により生じ、「振動・騒音」、「ポンプの効率の低下」及び「発生部での侵食」が起こる恐れがある。流体が渦の形成や流速の変化により、流体内部の圧力が一部低下する。その影響で飽和水蒸気圧以下に達すると水分が蒸発し、気泡が発生する。ポンプ吸込口の高圧時には発生しない。
(関連問題:平成23年1級学科2、No.15)

〔H28 No.14〕給排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.受水槽の材質については、腐食のがあるため、現在、木を使用することはできない。
2.排水再利用水は、人の健康に係る被害の防止のため、大腸菌が検出されない場合であっても、飲料水として使用することはできない。
3.給水管を、硬質塩化ビニルライニング鋼管とし、管端防食継手を使用すれば、赤水の発生を防止することができる。
4.給湯用ボイラーは、常に缶水が新鮮な補給水と入れ替わるため、空気調和設備用温水ボイラーに比べて腐食しやすい。

解答 1:受水槽の材質には木材も使用することができ、他にも鋼板、ステンレス鋼板、強化プラスティックなどがある。木製受水槽は①断熱性が高く、②水密性が高く、③内部の防食処理が不要などの利点がある。樽や桶をイメージすると理解しやすい。

(関連問題:平成25年1級学科2、No.14)

 

 

〔H28 No.15〕給排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.病院等の災害応急対策活動に必要な施設においては、受水槽や必要な給水管分岐部に地震の感知により作動する緊急給水遮断弁等を設けることが望ましい。
2.給湯設備の転倒、移動等による被害を防止するため、満水時の質量が15kgを超える給湯器については、一般に、アンカーボルトによる固定等の転倒防止の措置を講じる。
3.排水槽において、排水及び汚泥の排出を容易にするため、底部には吸込みピットを設けるとともに、排水槽の底部の勾配は、吸込みピットに向かって1/5以上とする。
4.一般的な事務所ビルにおいて、災害応急対策として、飲料用受水槽の容量を1日予想給水量の2倍程度に設定する場合は、水道法の規定による残留塩素の濃度を確保するため、塩素注入等を行う。

解答 3:排水槽の底には汚物などが溜まることがないように,吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の勾配を設ける。
(類似問題:平成23年1級学科5、No.20平成22年2級学科1、No.22平成21年2級学科1、No.22)

〔H27 No.14〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.雨水排水管の管径の算定において、壁面に吹き付ける雨水が下部の屋根面に流下するので、この壁面の面積の50%を下部の屋根面積(水平投影面積)に加算した。
2.循環式の中央式給湯設備において、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐために、給湯循環水の温度を60°C とした。
3.通気管を大気中に開口するに当たり、通気管が建築物の最上階の窓に近接するので、通気管の末端をその窓の上端から700mm立ち上げた。
4.飲食施設を設けない中小規模の事務所ビルの給水設計において、使用水量の比率を、飲料水70%、雑用水30%とした。

解答 4:事務所ビルにおいて、一般に、上水(飲料用・手洗い等)と雑用水(便所や散水)の2系統給水が採用され、また必要に応じて消火用水槽を設ける。2系統給水の比率は、上水は30~40%、雑用水は60~70%程度とする。
(関連問題:平成22年1級学科2、No.14)

〔H27 No.15〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.自然流下式の排水立て管の管径は、いずれの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管と同一の管径とする。
2.飲料水の給水・給湯系統とその他の系統が、配管・装置等により直接接続されるクロスコネクションは、絶対に行ってはならない。
3.水道直結増圧方式において、水道本管への逆流を防止するためには、一般に、増圧ポンプの吸込み側に逆流防止器を設置する。
4.バキュームブレーカは、排水管内が真空に近い状態になることによる振動や騒音の発生を防止する目的の器具である。

解答 4:給排水配管内に負圧が発生すると、逆流を起こし、上水が汚染される可能性がある。それを防ぐために設置されるのが「バキュームブレーカ」である。自動的に管内に空気を補充して、負圧を解消する。設問の「排水管内が真空に近い状態になることによる振動や騒音の発生」はウォーターハンマーの記述であり、これを防ぐためには「エアチャンバー」を設置する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.14平成22年1級学科2、No.14令和元年2級学科1、No.21平成29年2級学科1、No.22平成25年2級学科1、No.19平成21年2級学科1、No.19)

 

 

〔H26 No.14〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.一般受水槽と別に設けた消火用水槽は、建築物の躯体を利用することができる。
2.雨水立て管は、通気管に連結することができる。
3.ガス瞬間式給湯器の給湯能力は、1lの水の温度を1分間に25°C 上昇させる能力を1号として表示する。
4.給水圧力が高すぎると、給水管内の流速が速くなり、ウォーターハンマー等の障害を生じやすい。

解答 2:雨水立て管は、雨水専用の管として設け、排水管や通気管に接続してはならない。(昭和50年建設省告示第1597号)
(関連問題:平成30年2級学科1、No.22平成28年2級学科4、No.21)

〔H26 No.15〕集合住宅の給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.飲料用受水槽の側面、上部及び下部に、それぞれ60cmの保守点検スペースを設けた。
2.設計用給水量を、居住者1人に対して1日当たり200~350lとした。
3.高置水槽給水方式において、高置水槽の低水位から最も高い位置のシャワーヘッドまでの高さを、70kPaの最低圧力を確保するように設定した。
4.各住戸用の横管を、スラブ上面と床仕上げ面との間に配管した。

解答 1:上水(飲料用)受水槽の保守点検スペースとして、水槽の上部に100cm、側面及び下部にそれぞれ60cmのスペースを確保する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.14平成23年1級学科2、No.14平成20年1級学科1、No.19)

〔H25 No.14〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.排水再利用水の原水として、手洗い・洗面器及び湯沸器の排水は利用できるが、厨房の排水は利用できない。
2.近年、大便器の節水化が進み、1回当たりの洗浄水盤を4l以下としたものが市販されている。
3.受水槽の材質については、FRP、鋼板、ステンレス鋼板、木等があり、使用目的や使用方法に応じて選定する。
4.節水こま入り給水栓は、こまの底部を普通こまより大きくした節水こまによって、ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくして、節水を図る水栓である。

解答 1:「排水再利用システム」とは、生下水を浄化し、トイレ用水、散水、冷却・冷房用水、消火用水、清掃用水などに使用できる排水再利用システムのことである。ここで用いられる原水は、洗面器や手洗器からの排水だけでなく、厨房排水や便器洗浄排水も利用することができる。ただし、厨房排水や便器洗浄排水の場合は、高度な処理が必要になる。
(関連問題:平成29年1級学科2、No.14平成22年1級学科2、No.14)

 



 

〔H25 No.15〕給排水設備の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.厨房の排水において、油脂分により排水管が閉塞することを防止するためにグリース阻集器を設置した。
2.一般的な事務所ビルにおいて、断水等に対処するため、飲料用受水槽の容量を、1日予想給水量の2倍とした。
3.排水管の掃除口は、配管が45度を超える曲り部分等に設けるとともに、管径が100mmを超える配管には30mごとに設けた。
4.公共下水道が合流式であったので、建築物内の雨水排水管と汚水排水管を別系統で配管し、屋外の排水ますで双方を接続した。

解答 2:「飲料用受水槽」の容量は、1日の使用水量の1/2程度を標準とする。水を多く貯めすぎると水質の低下によって不衛生になる恐れがある。(ただし、災害消火用に飲料用受水槽の容量を2倍にすることも可能ではあるが、残留塩素濃度を維持するための塩素注入等を行う必要がある。例外があるため明らかな間違いではないが、その他の選択肢が正しいことから、この肢2が不適当と考える。)
(関連問題:平成28年1級学科2、No.15平成20年1級学科1、No.19平成30年2級学科1、No.21平成22年2級学科1、No.21平成21年2級学科1、No.21)

〔H24 No.13〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.さや管ヘッダー方式は、集合住宅等における給水管及び給湯管の施工の効率化や配管の更新の容易さ等を図ったものである。
2.自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、自然冷媒を用い、大気から熱を得て、高温の湯を貯湯して給湯する装置であり、一般に、電気温水器に比べてエネルギー効率が高い。
3.給湯設備における加熱装置と膨張タンクとをつなぐ膨張管には、止水弁を設けてはならない。
4.セントラル給湯システムの給湯管には、一般に、ダクタイル鋳鉄管が用いられる。

解答 4:「ダクタイル鋳鉄管」は我が国ならず、世界中で用いられている埋設用の水道管、下水管、ガス管である。セントラル給湯システムの給湯管には、銅管やステンレス管、耐熱性硬化塩化ビニル管などが用いられている。

ダクタイル鋳鉄管(関東農政局HPより)

〔H24 No.14〕給排水衛生設備の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.事務所ビルにおける在勤者一人当たりの設計用の1日給水量を、80lと想定した。
2.排水槽において、排水及び汚泥の排出を容易にするため、槽底部に吸い込みピットを設け、槽底部の勾配は、清掃時の安全等に配慮して、吸い込みピットに向かって1/15とした。
3.受水槽のオーバーフロー管及び水抜き管において、虫の侵入及び臭気の逆流を防ぐため、トラップを設けて排水管に直接接続した。
4.洗落とし式大便器に比べて溜水面が広く、汚れが付着しにくいことから、サイホン式大便器を採用した。

解答 3:受水槽のオーバーフロー管や水抜き管は、水槽内への逆流防止、ガス・臭気・衛生害虫などの侵入を防ぐためにいったん空気中へ開放する「間接排水方式」をとる。

(関連問題:平成29年1級学科2、No.15令和元年2級学科1、No.21平成30年2級学科1、No.22平成22年2級学科1、No.22平成20年2級学科1、No.22)

 

 

〔H23 No.14〕給排水衛生設備の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.集合住宅における設計用給水量として、居住者1人1日当たり200〜350lとした。
2.原水に尿が含まれていない再利用水を、便所洗浄水、散水用水、清掃用水に利用した。
3.シャワーの給水の最低圧力を、20kPaとした。
4.飲料用受水槽の保守点検スペースとして、上部に100cm、側面及び下部にそれぞれ60cmのスペースを確保した。

解答 3:器具の最低必要圧力は、手洗いなどの一般水栓などは、30kPa、シャワー・大便器洗浄弁は70kPa以上とする。 
(関連問題:平成26年1級学科2、No.15平成20年1級学科1、No.19平成22年2級学科1、No.21)

〔H23 No.15〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.都市ガスの種類は、比重・熱量・燃焼速度の違いにより区分される。
2.給湯用ボイラーは、基本的に開放回路であり、常に缶水が新鮮な補給水と入れ替わるため、空調用温水ボイラーに比べて腐食しにくい。
3.循環式の中央給湯設備において、給湯温度は、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐために、貯湯槽内で60℃以上、末端の給湯栓でも55℃以上に保つ必要がある。
4.ポンプにおいてキャビテーションが発生すると、「振動・騒音」、「ポンプの効率の低下」及び「発生部での侵食」が生じることがある。

解答 2:前半「給湯用ボイラーは、基本的に開放回路であり、常に缶水が新鮮な補給水と入れ替わる」は正しい記述。しかし開放回路は酸素の気泡によって内部を腐食しやすいので、空調用温水ボイラーに比べて腐食しやすい。

給湯用ボイラー(JTS-NET(長府北九州サービス)HPより)

(関連問題:平成28年1級学科2、No.14)

〔H22 No.13〕給排水設備の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.屋上を庭園にする計画であったので、屋上に開口する通気管は、屋上から3m立ち上げた位置で大気中に開口した。
2.公共下水道が合流式の地域において、雨水排水管は、屋外にトラップますを設けて汚水排水管に接続した。
3.厨房排水において、グリース阻集器が有するトラップは、油脂により機能が保てなくなる可能性があったので、さらに臭気防止用のUトラップを設けた。
4.排水横管からの通気の取り出しは、排水横管断面の垂直中心線上部から45度以内の角度で取り出した。

解答 3:「グリース阻集器」は、主にホテルや飲食店などの業務用厨房などで用いられる排水設備であり、下水に排水する前に冷却・凝固して油分・ゴミを分ける。ただし、阻集器はゴミ・油分を「分離・阻集・貯留」する機能のみしかないので、溜まったゴミ・油分は清掃などで定期的に排除する必要がある。また阻集器はトラップの役割も持つので、トラップを設けてしまっては二重トラップになるのでトラップ設置は避ける。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.15平成25年1級学科2、No.15平成24年2級学科1、No.22平成21年2級学科1、No.22)

 

 

〔H22 No.14〕給排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.逆サイホン作用による逆流のがある大便器洗浄弁やホース接続する散水栓には、バキュームブレーカーを設ける。
2.排水再利用水の原水としては、洗面器や手洗器からの排水のほかに、厨房排水も利用できる。
3.一般的な事務所ビルにおいて、給水系統を飲料水と雑用水に分ける場合、飲料水 60〜70%、雑用水30〜40%程度の使用水量の比率で計画する。
4.集合住宅の各住戸用の横管は、一般に、スラブ上面と仕上げ床面の間に配管する。

解答 3:事務所ビルにおいて、一般に、上水(飲料用・手洗い等)と雑用水(便所や散水)の2系統給水が採用され、また必要に応じて消火用水槽を設ける。2系統給水の比率は、上水は30~40%、雑用水は60~70%程度とする。
(関連問題:平成2 7年1級学科2、No.14)

〔H21 No.14〕表は給水方式イ~ニの特徴を示したものである。給水方式イ~ニとその名称との組合せとして、最もものは、次のうちどれか。

解答 3:考え方1:「停電時の給水」で「不可能」となっている選択肢があるが、これは電力を必要とするポンプ直送方式が該当する。(これで、ロはポンプ直送方式になるので、解答は肢3、4のいずれかとなる)
考え方2:「設備スペース」に関しては受水槽の有無が関係しているので、受水槽を設ける必要のある高置水槽方式、ポンプ直送方式が「大」となる。(肢3と4のうち、ロはポンプ直送方式で設備スペースは「大」、残りのニには高置水槽方式が当てはまる)

〔H21 No.15〕排水設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.雨水排水立て管は、屋内で雨水以外の系統の排水管に接続してはならない。
2.地下ピット等を利用して汚水や雑排水を貯留する排水槽を設置する場合には、清掃等のメンテナンス時に汚物で足を滑らせる危険のないように、底面は傾きなく水平に仕上げなければならない。
3.ブローアウト式の洋風大便器は、サイホンボルテックス式と同様に水溜り面が広く、汚物の付着や臭気の発散が少なく衛生的である。
4.排水トラップの封水深は、不快なガスや臭気の漏れを確実に防止し、封水切れのがないよう50mm以上とする。

解答 2:排水における「地下ピット(ビルピット)」とは、排水を地下空間内に流し、吸い込みピットに溜めた後、排水ポンプで公共ますへ排水する設備であり、ビルや公共施設などで用いられる。このとき吸い込みピットへ汚水が流れやすくするために、底面は1/15~1/10程度の緩やかな勾配をつける。

 



 

〔H20 No.19〕給排水設備の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.事務所ビルの給水設備の基本設計において、在勤者一人当たりの1日の使用水量を 0.1m3とした。
2.飲料用受水槽の側面、上部、下部には60cmの保守点検スペースを設けた。
3.事務所ビルにおいて、飲料用受水槽の容量を、1日の予想給水量の50%程度とした。
4.重力式給水方式において、高置水槽の低水位から最も高い位置のシャワーヘッドまでの高さを、70kPaの最低圧力を確保するように設定した。
5.排水管の掃除口は、配管の曲がり部分等に設けるとともに、管径が100mmを超える配管には30m以内に設けた。

解答 2:上水(飲料用)受水槽の保守点検スペースとして、水槽の上部に100cm(③)、側面及び下部にそれぞれ60cmのスペース(①)を確保する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.14平成26年1級学科2、No.15平成23年1級学科2、No.14)

〔H20 No.20〕給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.PS(設備縦シャフト)の寸法については、配管の施工、点検、修理、更新作業が安全・容易に行えるように計画するとともに、配管の更新時の予備スペースを考慮する。
2.自然流下式の排水立て管は、トラップの破封を防止するために、いずれの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一管径としなければならない。
3.床排水に使用される(ベル)トラップは、清掃の際にが取り外されたまま使用されると悪臭や害虫が侵入するがあるので、なるべく採用しないほうがよい。
4.大便器の洗浄方式におけるロータンク方式は、連続して使用することができないので、不特定多数が利用する便所には適さない。
5.節水型サイホン式大便器の1回当たりの水使用量は、一般に、4l程度である。

解答 5:節水型サイホン式大便器の1回当たりの水使用量は、一般に、9~13ℓ程度である。

 

 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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