一級環境(消火・防災設備)

建築士過去問解説

一級建築士試験分野別まとめ
学科Ⅱー環境・設備
消火・防災設備

一級建築士学科試験
2022年7月24日(日)

令和04年度試験日まであと 日!

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一級建築士試験13年分
分野別まとめ

(平成20年度から令和02年度まで)

一級建築士
環境・設備
消火・防災設備

〔R02 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.安全区画を自然排煙とする場合、避難方向と同一の方向に排煙口を設けることが望ましい。
2.大規模店舗の売場内に防火区画(面積区画)を設ける場合の階段配置について、防火区画された売場ごとの避難時間と避難扉幅当たりの避難者人数が概ね均等になるように計画することが望ましい。
3.自然排煙の排煙量は、煙層の温度と厚さに依存し、煙層の温度が低いときや天井高が低いときにおいては排煙効果が小さい。
4.病院等で採用される水平避難方式は、階段での自力避難が困難な者などを出火したエリアから隣接する防火区画されたエリアへ移動させ、避難時間の余裕を生み出したうえで、介助避難させる方法である。

解答 1:自然排煙とする場合、排煙口は避難方向と煙の流れの方向とが反対になるように配置する。

〔R01 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.縦長の窓は、横長の窓に比べて噴出する火炎が外壁から離れにくいことから、上階への延焼の危険性が高い。
2.病院の手術室、ICU、NICU等は、ろう城区画として計画することが望ましい。
3.不特定多数の者が利用する大規模量販店等において、売場の避難出口の扉は、廊下等の有効幅員に配慮しつつ、外開きにすることが望ましい。
4.避難時に利用する階段室への出入口の有効幅員は、一般に、流動係数を考慮し、階段の有効幅員よりも狭くする。

解答 1:縦長の窓は、噴出する火炎の勢いが強く、外壁から離れて噴出しやすい。逆に横長の窓は外壁に沿って噴出するので、上階への延焼の危険性が高い。
(関連問題:平成26年1級学科2、No.05平成22年1級学科2、No.05)

〔H30 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.防火扉は、火災や煙の伝 ・拡大を防ぐために、自動的に閉鎖する機構を有する。
2.「層間区画」は、上下階の延焼拡大を防止するために、耐火構造準耐火構造の、スラブ等の水平方向の部材や外壁のスパンドレル等の垂直方向の部材により形成するものである。
3.火災室から廊下へ流出した煙の水平方向の流動速度は、3~5ⅿ/sである。
4.建築物に使用するアカマツ、ケヤキ等の木材は、一般に、約260 ℃に達すると引火し、約450℃に達すると自然に発火する。

解答 3:火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は、一般に、0.5〜1.0m/sである。
(関連問題:平成27年1級学科2、No.05平成21年1級学科2、No.05)

 

 

〔H29 No.5〕火災時の煙制御に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.自然排煙方式の排煙の効率は、給気経路によらず、排気を行う開口部の位置及び面積で決まる。
2.吸引型の機械排煙方式は、発生した煙を外部に排出するとともに、煙が発生した室を減圧することにより、他の空間への煙の拡散防止にも有効である。
3.高層建築物の階段室に対する加圧防煙システムは、階段室への煙の流入防止とともに、階段室における煙突効果による煙の拡散防止にも有効である。
4.第二種排煙は、押出型の機械排煙方式であり、所定の排煙量を確保するために、排煙量よりも多い給気量が必要となる。

解答 1:火災時には排煙設備が機能する必要があるが、設備には「機械排気」と「自然排気」がある。「自然排気」方式は高い位置に配置された開口部から排煙する。この方式では開口部位置を高くし、給気経路を確保する。

〔H28 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.水平避難方式は、一つの階を複数のゾーン(防火区画や防煙区画)に区画し、火災の発生時に、火災の発生していないゾーンに水平に移動することによって安全を確保する方法である。
2.火災室で発生した熱を伴った煙は、階段室に流入すると、一般に、3~5m/s 程度の速さで上昇する。
3.中央部に光庭となるボイド空間を設けた超高層集合住宅において、ボイド空間を取り囲む開放廊下を避難経路とする場合、煙の拡散を防ぐために下層部分からボイド空間への給気を抑制する必要がある。
4.等価可燃物量は、可燃物発熱量が等価な木材の重量に換算した量である。

解答 3:ボイド空間の下層から上層への吸気を抑制してしまうと、上部の煙濃度が高くなってしまい危険である。そのため給気を促進するために上部を十分に開放し、下部に空気の流入口を設ける。

ボイド型を採用したエルザタワー55

(関連問題:平成25年1級学科2、No.05)

〔H27 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.人は、空気中の一酸化炭素濃度が1%を超えると、数分間で死に至る。
2.病院の手術室、ICU、未熟児室等は、ろう城区画として防火計画をすることが望ましい。
3.超高層建築物においては、設備シャフトや吹抜け等の屋内の延焼経路や、開口部を介した屋外の延焼経路を遮断する計画を行うことが重要である。
4.火災室から廊下や隣室へ流出する煙の水平方向の流動速度は、2~3m/sである。

解答 4:火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は、一般に、0.5〜1.0m/sである。 また、垂直方向には1秒間に1階程度上昇する3.0~5.0m/s程度となる。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.05平成21年1級学科2、No.05)

 



 

〔H26 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.天井、壁等の内装材料を不燃化することは、火災時にフラッシュオーバーに至るまでの時間を長くするための対策として有効である。
2.避難時に利用する階段室への出入口の幅は、一般に、流動係数を考慮し、階段の有効幅よりも狭く計画する。
3.大断面集成材を用いた木造建築物において、通常の火災により建築物全体が容易に倒壊するのない構造とするためには、主要構造部の柱及び梁に適切な燃え代を見込んだ燃え代設計が有効である。
4.縦長の窓は、横長の窓に比べて、噴出する火炎が外壁から離れにくいため、上階への延焼の危険性が高い。

解答 4:縦長の窓は、噴出する火炎の勢いが強く、外壁から離れて噴出しやすい。逆に横長の窓は外壁に沿って噴出するので、上階への延焼の危険性が高い。
(関連問題:令和元年1級学科2、No.05平成22年1級学科2、No.05)

〔H25 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.建築物の用途が異なる部分に設けられる区画については、原則として、発生した火災をその用途部分に留めるために防火区画とする。
2.中央部に光庭となるボイド空間を設けた超高層集合住宅において、ボイド空間を取り囲む開放廊下を避難経路とする場合には、煙の拡散を防ぐために下層部分からボイド空間への給気を抑制する必要がある。
3.等価可燃物量は、可燃物発熱量が等価な木材の重量に換算した量のことである。
4.吹抜けに面する通路において、吹抜けを経由した延焼の拡大や煙汚染を防止するための防火シャッターは、手すりの通路側ではなく吹抜け側に設けることが望ましい。

解答 2:ボイド空間の下層から上層への吸気を抑制してしまうと、上部の煙濃度が高くなってしまい危険である。そのため給気を促進するために上部を十分に開放し、下部に空気の流入口を設ける。

ボイド型を採用したエルザタワー55

(関連問題:平成28年1級学科2、No.05)

〔H24 No.5〕建築物の防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.高層建築物の上階への延焼防止のためには、スパンドレルを十分に確保する必要があり、ファサードデザインに応じてバルコニーや庇等により対応する方法がある。
2.水平避難方式は、一つの階を複数のゾーン(防火区画や防煙区画)に区画し、火災の発生していないゾーンに水平に移動することによって安全を確保する方法であり、高齢者や幼児が利用する施設において有効である。
3.耐火建築物において、火災の初期段階における煙層の降下の速さは、火源の発熱量よりも火源の広がり面積に大きく支配される。
4.室内の可燃物量が同じ場合、一般に、外気が流入する開口面積が大きいほど火盛り期の火災継続時間が長くなる。

解答 4:一般に、外気量が多いほど燃焼速度が大きくなる。そのため火盛り期の火災継続時間は短くなる。

 

 

〔H23 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.木材を加熱した場合、約260℃に達すると引火し、約450℃に達すると自然に発火する。
2.平成22年版消防白書によれば、住宅(一般住宅、共同住宅、併用住宅)で発生した火災による死者数は、建物火災による死者数の9割程度を占める。
3.火災室から階段室に流入した熱を伴う煙は、3-5m/s程度の速さで上昇する。
4.避難予測計算に用いる避難時の群衆の水平方向における歩行速度は、一般に、1.5m/sを用いる。

解答 4:「群集歩行速度」は、以下のように建築基準法告示に定められている。
劇場・百貨店・ホテルでは、1.0 m/s
学校・事務所では、1.3 m/s
(関連問題:平成27年1級学科1、No.16)

〔H22 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.火災階から竪穴区画に侵入した煙は、直上階から順次充満し、最上階への煙の侵入は遅れる傾向にある。
2.横長の窓は、縦長の窓に比べて噴出する火炎が外壁から離れにくく、上階への延焼の危険性が高い。
3.廊下から避難階段への出入口の幅は、その階の避難人口や階段幅等を考慮して決定する。
4.避難経路の計画においては、「日常使用する動線を使って逃げようとする」、「明るい方向やひらけた方向へ向かう」等の避難行動特性を利用した計画とすることが望ましい。

解答 1:煙は火災発生階から一気に最上階へ昇り、最上階から充満していく。また、竪穴区画から各階に煙がもれないよう、竪穴区画に用いる防火設備には遮煙性能が必要である(建築基準法施行令第112条9項)。

〔H21 No.5〕建築物における防火・防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.火災室から廊下や隣室へ流出した煙の水平方向の流動速度は、一般に、0.5〜1.0m/sである。
2.火災時に廊下において形成される上方の煙と下方の比較的清浄な空気とからなる二層流は、煙の温度が低いほど安定する。
3.住宅用防災警報器の感知器を天井面に取り付ける位置は、一般に、天井の中央付近とする。
4.空気中の一酸化炭素濃度が1%を超えると、人は数分間で死に至る。

解答 2:上方の煙と下方の比較的清浄な空気とからなる二層流は、煙の温度が高いほど安定する。これは煙の温度が高いほど、清浄空気層との温度差・密度差が大きくなるために安定する。また流速が小さいほど安定する。

 

 

〔H30 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.閉鎖型スプリンクラーヘッドの種別について、感度種別が1種で、かつ、有効散水半径が2.6ⅿ以上であるものは「高感度型」に分類される。
2.自動火災報知設備において、差動式熱感知器は、一般に、厨房、ボイラー室又はサウナ室に設置する。
3.非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1 lx(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合には2 lx)以上を確保する。
4.排煙設備の排煙口は、原則として、防煙区画のそれぞれについて、当該防煙区画部分の各部分から排煙口のいずれかに至る水平距離が30ⅿ以下となるように設ける。

解答 2:自動火災報知設備の「差動式熱感知器」は、室内(周囲)の温度が一定の上昇率になると作動する。そのため、火を使用する厨房室、ボイラー室、サウナ室等には使用しない。そのかわり、周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する「定温式熱感知器」を使用する。
(関連問題:平成28年1級学科2、No.18平成25年1級学科2、No.18平成28年2級学科1、No.24平成25年2級学科1、No.24平成23年2級学科1、No.24平成20年2級学科1、No.24)

〔H29 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スプリンクラー設備の設置が必要なホテルにおいて、床面から天井までの高さが12mのロビーに、放水型ヘッドを使用したスプリンクラー設備を設置した。
2.スプリンクラー設備の設置が必要な店舗において、スプリンクラーヘッドが設けられていない部分に、補助散水栓をホース接続口からの水平距離が25m以内となるように設置した。
3.特別避難階段の付室に、所定の機械排煙設備を設置した。
4.劇場の客席誘導灯を、客席内の通路の床面における水平面照度が、0.2lx以上となるように設置した。

解答 2:「補助散水栓」は便所、浴室、階段等など、スプリンクラーでは未警戒の部分を防護するための設備で、性能・機能は「2号消火栓」とほぼ同じである。そのため、水平距離は15mとなる。

補助散水栓

(関連問題:平成28年1級学科2、No.18)

〔H28 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.非常用の照明装置の予備電源には、蓄電池を照明器具に内蔵しない方式がある。
2.差動式熱感知器は、周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する感知器である。
3.補助散水栓は、屋内消火栓のうち2号消火栓(広範囲型を除く。)と同等の放水量を有し、スプリンクラー設備へ配管接続する。
4.開放型スプリンクラーヘッドは、天井が高く種々の可燃物がある舞台部等に用いる。

解答 2:自動火災報知設備の「差動式熱感知器」は、室内(周囲)の温度が一定の上昇率になると作動する。対して「定温式熱感知器」は周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.18平成25年1級学科2、No.18平成28年2級学科1、No.24平成25年2級学科1、No.24平成23年2級学科1、No.24平成20年2級学科1、No.24)

 



 

〔H27 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.連結散水設備は、地階の火災の際、消火活動を容易にするため、消防ポンプ自動車から送水して天井又は天井裏の散水ヘッドから放出し、消火する設備である。
2.泡消火設備は、冷却効果によって消火する設備であり、発電機等の機械室に設置される。
3.無線通信補助設備は、無線連絡に支障がないように、消防隊相互の無線連絡を可能にするための設備であり、延べ面積が1,000m2以上の地下街に設置される。
4.非常用コンセント設備は、消防隊が有効に消火活動を行えるように電力供給する設備であり、建築物の地階を除く階数が11以上の階及び延べ面積が1,000m2以上の地下街に設置される。

解答 2:「泡消火設備」は、 火災時の熱によって急激に蒸発するときに熱を奪うことによる「冷却効果」と、燃焼面を蒸気で覆うことによって酸素を遮断する「窒息効果」によって消火する設備。指定可燃物の貯蔵庫、大規模駐車場、飛行機格納庫などに用いられ、感電の危険性があるので電気室やコンピュータ室には用いられず、C火災(電気火災)には適さない。(下、動画音声注意)

(関連問題:平成23年1級学科2、No.18平成22年1級学科2、No.17平成28年2級学科1、No.24平成20年2級学科1、No.24)

〔H26 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.予作動式の閉鎖型スプリンクラー設備は、非火災時の誤放水を避けるため、衝撃等でスプリンクラーヘッドが損傷しても散水を抑える構造となっている。
2.イナートガス消火設備は、設計値量の消火剤が誤作動により放出されても、人命への危険性はほとんどない。
3.屋外消火栓設備は、防火対象物の外部に設置され、建築物の1階及び2階部分で発生した火災の消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている。
4.連結送水管設備の放水口は、建築物の使用者が火災の初期の段階において直接消火活動を行うために設置する。

解答 4:「連結送水管設備」は消防隊が3階以上の消火活動を行うための設備である。ポンプ車から送水口に連結し、各階に設けている放水口に消火水を送り込む。<a href=連結送水管設備 送水口

(関連問題:平成27年1級学科2、No.18平成26年1級学科2、No.18平成24年1級学科2、No.17平成28年2級学科1、No.24平成27年2級学科1、No.24平成26年2級学科1、No.24平成24年2級学科1、No.24平成21年2級学科1、No.24)

〔H25 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.排煙口は、防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように設けなければならない。
2.廊下や通路部において、避難の方向を明示する誘導灯は、通路誘導灯に区分される。
3.定温式熱感知器は、急激な温度上昇を生じる厨房やボイラー室には設置しない。
4.ドレンチャー設備は、外部等からの延焼を防止するため、ドレンチャーヘッドから放水し、水幕をつくる消火設備であり、重要文化財の神社や仏閣等に使用されている。

解答 3:自動火災報知設備の「差動式熱感知器」は、室内(周囲)の温度が一定の上昇率になると作動する。そのため、火を使用する厨房室、ボイラー室、サウナ室等には使用しない。そのかわり、周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する「定温式熱感知器」を使用する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.18平成28年1級学科2、No.18平成28年2級学科1、No.24平成25年2級学科1、No.24平成23年2級学科1、No.24平成20年2級学科1、No.24)

 

 

〔H24 No.17〕防災設備の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.隣接した二つの防煙区画において、防煙垂れ壁を介して一方を自然排煙、他方を機械排煙とすることはできない。
2.水噴霧消火設備は、噴霧水による冷却作用と噴霧水が火炎に触れて発生する水蒸気による窒息作用等により、火災の抑制・消火をする固定式の消火設備である。
3.非常用の照明装置の予備電源は、停電時に、充電を行うことなく30分間継続して点灯できるものとする。
4.連結散水設備は、火災時に消防車により送水口から送水して消火する設備であり、一般に、誤作動による被害を回避したいコンピュータ室等に用いられる。

解答 4:「連結散水設備」は、地階の火災発生時に備えて天井に散水ヘッドを設置し、火災時に消防ポンプ自動車から送水口・配管を通じて送水を行って消火する設備である。ただし、コンピュータ室に設置すると、誤作動の場合にはその損失が大きくなる。このためコンピュータ室には不活性ガス消火設備を設置するのが望ましい。

不活性ガス消火設備(出典)

(関連問題:平成25年2級学科1、No.24)

〔H23 No.18〕防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.泡消火設備は、液体燃料等の火災に対して有効な消火設備であり、駐車場、自動車整備場、指定可燃物の貯蔵所等に用いられる。
2.屋外消火栓設備は、1階及び2階の床面積の広い建築物に設置され、消火や隣接建築物への延焼防止を目的としている。
3.差動式感知器は、固囲が一定温度以上になると作動する機器であり、厨房、ボイラー室、サウナ室等に設置される。
4.非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1lx (蛍光灯を用いる場合には2lx)以上を確保する必要がある。

解答 3:「差動式熱感知器」は機械式感知器3種類のうちに一つ。室内(周囲)の温度が一定の上昇率になると作動する。そのため、火を使用する厨房室、ボイラー室、サウナ室等には使用しない。そのかわり、周囲が一定の温度以上になると火災信号を発する「定温式熱感知器」を使用する。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.18平成28年1級学科2、No.18平成28年2級学科1、No.24平成25年2級学科1、No.24平成23年2級学科1、No.24平成20年2級学科1、No.24)

〔H22 No.17〕消火設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.二酸化炭素消火設備及び泡消火設備は、いずれも酸欠効果と冷却効果によって消火する設備である。
2.スプリンクラー設備の設置が必要なホテルにおいて、床面から天井までの高さが10mを超える吹抜けのロビーには、放水型ヘッド等を用いたスプリンクラー設備を設置する。
3.社会福祉施設、病院、ホテルに設置する屋内消火栓設備については、一般に、1号消火栓を採用する。
4.粉末消火設備は、微細な粉末の薬剤を使用するものであり、凍結しないので、寒冷地に適している。

解答 3:工場、倉庫、危険物貯蔵庫には1号消火栓が設置され、その他の場所では1号・2号のいずれでも良い。ただし、1号消火栓は2人で操作するので、社会福祉施設、病院、ホテルに設置する屋内消火栓設備については、一般に、一人で操作ができる2号消火栓を採用する。 

 

 

〔H21 No.18〕防災設備の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.電源を必要とする排煙設備には、発電機などの予備電源を設けなければならない。
2.排煙口は、防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように設けなければならない。
3.屋内消火栓設備における2号消火栓の警戒区域は、原則として、半径15m以内である。
4.特別避難階段の付室には、機械排煙設備を設けなければならない。

解答 4:「特別避難階段」とは、屋内避難階段へ至る附室に排煙窓、機械排煙設備、またはバルコニーがある避難階段であり、通常の屋内避難階段よりも安全性が高い。設問のような機械排煙設備の設置に限らず、自然排煙の排煙口を設ける場合でもよい。(国土交通省告示第六百九十六号)

(関連問題:平成29年1級学科2、No.18平成28年1級学科3、No.08)

〔H20 No.23〕建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.エレベーターの防災対策において、地震時管制運転装置に使用するP波(初期微動)感知器は、原則として、エレベーターの昇降路項部に設置する。
2.空調機の送風機における主軸の回転に必要な軸動力は、一般に、「送風機の全圧」と「送風量」との積に比例する。
3.百貨店等の大型店舗ビルにエレベーター及びエスカレーターを設置する場合、一般に、エスカレーターにおける客の輸送分担の割合を、全体の輸送人数の80〜90%とする。
4.冷却塔と建築物の外気取入れ口との離隔距離は、冷却塔における冷却水からのレジオネラ属菌による汚染防止のために、一般に、10m以上とする。
5.キュービクル形受変電設備は、原則として、金属箱の周囲に所要の保有距離を設けることにより、屋外にも設置することができる。

解答 1:地震時管制運転装置を構成する感知器は、P波とS波用がある。P波とは地震の初期微動のことで、大きく揺れる本震(S波)よりも数秒前に到達する。P波感知器が作動したら最寄り階に自動停止し、S波が来る前に迅速な避難を可能にする。点検・非常時の操作の必要があるため、昇降路底部もしくは基礎に近い階に設ける。
(関連問題:平成24年1級学科2、No.19)

 



 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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