一級環境(採光)

建築士過去問解説

一級建築士試験分野別まとめ
環境・設備
採光

1級建築士学科試験:2023年7月23日(日)
令和05年度試験日まであと 日!

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一級建築士試験13年分
分野別まとめ

(平成20年度から令和02年度まで)

一級建築士
環境・設備
採光

〔R02 No.7〕照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.反射面の光束発散度は、その面の輝度に反射率を乗じたものである。
2.白い背景のもとで黒い文字を読むような場合、対象と背景の輝度の対比が大きいほど視力が上がる。
3.光束は、単位時間当たりに流れる可視光範囲の放射エネルギーの量に比視感度の重みづけを行った値である。
4.一般に、照度均斉度が大きい視作業面ほど、照度分布が均一に近いものとなる。

解答 1:「光束発散度(rlxラドルクスまたはlm/m2)」は、光源面(発光面・反射面・透過面)から発散する単位面積当たりの光束である。また「反射面の光束発散度」は、反射面の反射率×照度でも定義することができる。
(関連問題:平成27年1級学科2、No.05、平成18年1級学科1、平成15年1級学科1)

〔H30 No.6〕図のような窓をもつ直方体の室がある。この室内にある机の上の点Pにおける昼光率及び照度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、窓の外には昼光を遮る障害物はないものとする。

1.点Pにおける水平面照度は、窓面における屋外側の鉛直面照度に昼光率を乗じた値となる。
2.室内の内装材を暗い色にすると、点Pにおける昼光率は小さくなる。
3.窓ガラスが完全透過で、窓面に占める窓枠等の面積割合が十分に小さく、かつ、間接照度を無視できるとき、点Pにおける昼光率は、その点における窓面の立体角投射率にほぼ等しい。
4.机の位置をx軸に沿って窓面に近づけると、点Pにおける窓面の立体角投射率は大きくなる。
解答 1:室内におけるある点の「水平面照度」は、全天空照度(水平面照度)に昼光率を乗じた値である。
〔H29 No.7〕昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度で補正した値である。
2.受照面が均等拡散面である場合の輝度は、照度と反射率の積に比例する。
3.長時間の精密な視作業のための基準昼光率は、2%である。
4.設計用全天空照度は、普通の日(標準の状態)の場合、15,000lxを用いることが多い。

解答 3:採光設計の際に基準となる「基準昼光率」は以下の表を参考にする。「長時間の精密な視作業のための基準昼光率」は、下表の「長時間の読書・製図」に該当し、3%となる。(関連問題:平成26年1級学科2、No.07平成21年1級学科2、No.07)

 

 

〔H28 No.7〕昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.輝度は、光源面だけではなく、反射面及び透過面についても定義できる。
2.昼光率は、室内各部の反射率の影響を受ける。
3.配光曲線は、光源の各方向に対する輝度の分布を示すものである。
4.光幕反射を減らすためには、光が視線方向に正反射する位置に光源を配置しないことが重要である。

解答 3:「配光曲線」とは、照明器具から出てくる光が、どの方向にどれだけの強さ(光度)で出ているかを極座標にて表す方法。

一般電球(4.1W)の配光曲線

〔H26 No.7〕昼光・人工照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.人工照明により全般照明を行う場合、照度均斉度は、1/10程度あればよい。
2.学校の普通教室の昼光率は、2%程度あればよい。
3.光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度で補正した値である。
4.蛍光水銀ランプは、白熱電球に比べて、色温度は高く、演色性は低い。

解答 1:「均斉度」は、室内への採光による均一さ度合いを示すものである。昼光照明による片側採光の場合は1/10以上、人工照明による全般照明の場合は1/3以上、机や作業面上は1/1.5以上とするのが望ましい。

〔H25 No.7〕昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.均等拡散面上における輝度は、照度と反射率との積に比例する。
2.人の目には明るさの変化に順応する能力があり、明順応より暗順応のほうが時間を要する。
3.昼光率は、天空の輝度分布が一様であれば、全天空照度の影響を受けない。
4.白熱電球のランプ効率は、蛍光ランプに比べて周囲温度の影響を受けやすい。

解答 4:「ランプ効率」は光源の発する全光束を消費電力で除した値である。白熱電球はランプ効率は低いが室内の温度変化において影響は受けにくく変化は小さい。対して蛍光ランプは20℃~25℃以外の温度ではランプ効率は大きく低下する。一般に、ランプ効率はLEDやナトリウムランプが高く、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、水銀ランプと続き、白熱電球やハロゲン電球は低い。
(関連問題:平成24年1級学科2、No.09平成22年1級学科2、No.15平成20年1級学科1、No.22)

 



 

〔H24 No.9〕昼光・照明・色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.昼光率は、室内表面による反射の影響を受けない。
2.建築物の外壁や屋根の色は、「冬期の日射吸収」又は「夏期の日射反射」のいずれを優先させるべきかについて検討する際に重要である。
3.白熱電球は、色温度が約2,800Kの赤みがかった光色であり、ランプ効率は低いが、演色性は高い。
4.全般照明方式は、一般に、タスク・アンビエント照明方式に比べて、電力消費量が多くなる。

解答 1:昼光率は、直接入射する昼光と、室内反射して入射する光の合計で評価する。そのため、開口部の大きさ、形、位置だけでなく、ガラス面の状態や室の内装によっても影響を受ける。
(関連問題:平成30年1級学科2、No.06平成28年1級学科2、No.06平成23年1級学科2、No.07平成21年1級学科2、No.07平成20年1級学科1、No.05)

〔H23 No.7〕昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.モデリングにおいて、視対象に当てられる光線の方向と強さが異なると、得られる立体感及び質感は異なるものとなる。
2.白色LEDランプの平均演色評価数は、一般に、水銀ランプよりも高い。
3.昼光率は、開口部の大きさ、形、位置だけでなく、ガラス面の状態や室の内装によっても影響を受ける。
4.昼光による室内の照度分布を均斉にするためには、窓に光の拡散性が高いガラスを用いる場合より、透明なガラスを用いる場合のほうが、効果は大きい。

解答 4:昼光による照度分布を均斉にするためには、光の拡散性が高いガラス(例えば乳白色ガラス、すりガラス、ガラスブロックなど)を用いると効果が大きくなる。


〔H22 No.7〕照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.均等拡散面上における輝度は、照度と反射率との積に比例する。
2.演色性は、色温度が同じ光源であっても異なる場合がある。
3.モデリングは、物の色の見せ方に関わる照明光の性質である。
4.光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度で補正した値である。

解答 3:モデリングとは、「照明の位置・光の方向・強さ・形状」によって立体感や質感を出すことであり、照明光の性質ではない。(関連問題:平成23年1級学科2、No.07)

 

〔H21 No.7〕昼光率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.昼光率は、天空光による照度と直射日光による照度から計算する。
2.昼光率は、窓と受照点の位置関係だけでなく窓外の建築物や樹木等の影響を考慮して計算する。
3.昼光率は、室内表面の反射率を考慮して計算する。
4.学校の普通教室の昼光率は、2%程度あればよい。

解答 1:昼光率は、(受照面照度/全天空照度)×100%で定義される。この全天空照度は、直射日光は含まれない。 
(関連問題:平成30年1級学科2、No.06平成28年1級学科2、No.06平成23年1級学科2、No.07平成21年1級学科2、No.07平成20年1級学科1、No.05)

〔H20 No.5〕昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.側窓による昼光率を高くするには、「窓を大きくする」、「窓を高い位置に設ける」、「窓ガラスの透過率を高くする」等の方法がある。
2.光束は、光の物理的な量と人間の目の感度特性から計算され、人間の感覚で重みづけした測光量である。
3.輝度は、光源面の他に、反射面及び透過面についても定義することができる。
4.物体の表面に極端な輝度対比を生じさせる光源を、グレアという。
5.照明光の演色は、光源の分光分布による影響を受ける。

解答 4:「グレア」は、視野内に輝度の高い光源や極端な輝度対比があることにより生じる現象をいう。光源の特性ではない。

 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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