一級建築士試験分野別まとめ
構造
力の釣り合い

2023年7月23日(日)
令和05年度試験日まであと 日!
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分野別まとめ
(平成20年度から令和02年度まで)
一級建築士
構造
力の釣り合い
〔H24 No.2〕図のような梁において、B点及びC点にそれぞれ集中荷重PBとPCが作用する場合、支点Aに鉛直反力が生じないようにするためのPBとPCの比として、正しいものは、次のうちどれか。
解答 2:図の通り反力RA、RDを仮定する。支点Aに鉛直反力が生じないようにするためには、RA=0が条件となる。以下のように支点Dでの釣り合い式をたてて求める。
ΣMD=0
⇔ –PB×l + PC×l = 0
PB×l = PC×l
PB = PC
よって、PB : PC = 1 : 1
〔H24 No.3〕図のような荷重が作用する3ヒンジラーメンにおいて、A点における水平反力HAの大きさとして、正しいものは、次のうちどれか。
解答 3:3ヒンジラーメン構造であるため、反力を求めるためには4つの式が必要になる。ここでは(ⅰ)ΣX=0、(ⅱ)ΣY=0、(ⅲ)ΣM=0の3つの釣り合い式および、(ⅳ)O点の左側の曲げモーメントの合計の式から求める。(ⅰ)ΣX = 0
⇔ HA + HB = 0・・・①
(ⅱ)ΣY = 0
⇔ RA + RB – 3P = 0・・・②
(ⅲ)ΣM1= 0
⇔ 3P×2l – RB×3l = 0
⇔ RB = 2P(上向き)・・・③
(ⅳ)ΣM0(左)= 0
⇔ – HA×l + RA×l = 0
⇔ HA = RA ・・・④
③を②に代入すると、
RA + (2P) – 3P = 0
⇔ RA = P(上向き)・・・⑤
⑤を④に代入すると、
HA = RA = P(右向き)
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