一級施工(鉄筋工事)

建築士過去問解説

一級建築士試験分野別まとめ
施工
鉄筋工事

1級建築士学科試験:2022年7月24日(日)
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一級建築士試験13年分
分野別まとめ

(平成20年度から令和02年度まで)

一級建築士
施工
鉄筋工事

〔R02 No.8〕鉄筋工事におけるガス圧接継手の外観検査の検査項目とその外観形状について、鉄筋の継手の構造方法の規定に照らして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、鉄筋の種類はSD345とする。

解答 3:ガス圧接継手における圧接部分の形状は、以下の数値となるようにする。
・ふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上(SD490は1.5倍)
・ふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上(SD490は1.2倍)
・偏心量は、鉄筋径の1/5倍
・ふくらみの頂部とのズレは、鉄筋径の1/4以下
よって、鉄筋径25mmの「ふくらみの長さ」は、27.5mm以上としなけれが不合格となる。
(関連問題:平成30年1級学科5、No.08平成24年1級学科5、No.08平成20年1級学科、No.08、平成19年1級学科4、平成11年1級学科4平成10年1級学科4)

〔R01 No.8〕図中のア~エについて、鉄筋工事における柱主筋、大梁主筋等の一般的な継手位置(範囲)として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、鉄筋の継手は、ガス圧接継手とする。

1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ

解答 3:大梁における下端筋の継手中心位置は、「その梁端から梁の中央部へ向かって梁せいと同じ距離の位置」から、「梁内法長さの1/4以内」の範囲とする。(鉄筋コンクリート造配筋指針)
(関連問題:平成28年1級学科4、No.12、平成15年1級学科3)

〔H30 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スラブの配筋において、特記がなかったので、上端筋、下端筋それぞれにスペーサーをスラブ1m2当たり1.3個程度配置した。
2.普通コンクリート(設計基準強度27N/mm2)の耐力壁の脚部におけるSD295Aの鉄筋の重ね継手については、特記がなかったので、フックなしとし、その重ね継手の長さを40dとした。
3.機械式継手を用いる大梁の主筋の配筋において、隣り合う鉄筋の継手位置をずらして配筋するに当たり、カップラーの中心間で400mm以上、かつ、カップラー端部の間のが40mm以上となるように組み立てた。
4.D22の主筋のガス圧接継手の外観検査において、鉄筋中心軸の偏心量の合格基準値を5mmとした。

解答 4:ガス圧接継手の外観検査において、鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下にしなければならない。(JASS 5)
したがって、D22の主筋の場合の合格基準値は、22/5 = 4.4mm以下としなければならない。また、ふくらみの頂部と圧接面とのずれは鉄筋径の1/4以下であること。
(関連問題:平成19年1級学科4、平成11年1級学科4)

 

 

〔H29 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.大梁の主筋の定着に当たり、所定のフックあり定着の長さを確保することができなかったので、大梁の主筋を柱仕口内に90度縦に折り曲げて定着することとし、柱仕口面から大梁の主筋の鉄筋外面までの投影定着長さを柱せいの1/2 とした。
2.溶接継手を用いる大梁の主筋は、隣り合う鉄筋の溶接継手の位置を400mm以上離れるようにずらして配筋した。
3.大梁の主筋のガス圧接継手の外観検査において、圧接部の膨らみの直径が母材の鉄筋径の1.4倍であったが、膨らみの長さが母材の鉄筋径の1.1倍未満であったので、再加熱し、圧力を加えて所定の膨らみの長さに修正した。
4.大梁にU字形のあばら筋とともに用いるキャップタイについては、梁天端と段差のないスラブが取り付く側を90度フックとした。

解答 1:大梁の主筋の定着に当たり、所定のフックあり定着の長さを確保することができない場合、大梁の主筋を柱仕口内に90度折曲げて定着し、柱仕口面から大梁の主筋の鉄筋外面までの投影定着長さを、原則として柱せいの3/4倍以上とする。(JASS 5)

〔H28 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋相互の接合に当たって、「SD345のD25」と「SD390のD29」との継手をガス圧接継手とした。
2.ガス圧接において、加熱中にバーナーの火炎に異常が生じたため加熱を中断したが、圧接端面相互が密着した後であったので、再加熱して圧接作業を続行させた。
3.日本工業規格(JIS)のD25の異形鉄筋の受入れ検査において、搬入時に圧延マークを確認したところ、突起の数が2個であったので、SD345と判断した。
4.鉄筋工事の配筋検査のうち、壁の検査においては、交差する鉄筋相互の結束箇所が、交点の半数以上でバランスよく結束されていることを確認した。

解答 3:JIS規格品である異形鉄筋は、圧延マークまたは色別塗色のいずれかで種類を確認する。(建築工事監理指針)
  種類 :   圧延マーク  :色別塗色
 SD295A:突起なし(    ) :適用なし
 SD295B:突起1個( ・ ) : 白
 SD345  :突起1個( ・ ) : 黄
 SD390  :突起2個(・・): 緑
(関連問題:平成25年1級学科5、No.03平成22年1級学科5、No.08平成20年1級学科4、No.01、平成13年1級学科4、平成09年1級学科4)

〔H27 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋の継手の長さは、細いほうの鉄筋の径を基準とした。
2.ガス圧接継手において、SD345のD22とD29との圧接は、自動ガス圧接とした。
3.粗骨材の最大寸法が20mmのコンクリートを用いる柱において、主筋がD25の鉄筋相互のは、40mmとした。
4.柱におけるコンクリートのかぶり厚さは、せん断補強筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。

解答 2:ガス圧接継手は、原則として、その径または呼び名の差が7mm以下でなくてはならない。設問の「D22」と「D29」の差は7mmではあるので手動でのガス圧接は可能である。ただし、自動ガス圧接は径の異なる鉄筋では行ってはならない。(鉄筋継手工事標準仕様書)
(関連問題:平成28年1級学科5、No.08平成23年1級学科5、No.08、平成18年1級学科4)

 

 

〔H26 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.機械式継手を用いる大梁主筋の配筋において、隣り合う鉄筋の継手位置をずらして配置するに当たり、カップラーの中心間で400mm以上、かつ、カップラー端部の間のが40mm以上となるように組み立てた。
2.径が同じ異形鉄筋の相互のについては、「呼び名の数値の1.5倍」、「粗骨材の最大寸法の1.25倍」、「25mm」のうち、最も大きい数値以上とした。
3.片持ち庇のスラブ筋に用いるスペーサーについて、材質を施工に伴う荷重に対して耐えられる鋼製とし、型枠に接する部分には、プラスチックコーティングの防錆処理を行ったものを使用した。
4.壁内に設置するCD管(合成樹脂製可とう電線管)については、コンクリート打設時にCD管が移動しないように、壁縦筋に隙間なく沿わせて1m以内の間隔で堅固に結束した。

解答 4:床や壁内に設置するCD管(合成樹脂製可とう電線管)は、平行する配筋と30mm以上の間隔をあける。また梁に平行な配管は、梁面より100mm以上の間隔をあける。(電気設備工事監理指針)

〔H25 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.SD345のD29の鉄筋に180度フックを設けるための折曲げ加工を行う場合、その余長は4d以上とする。
2.スラブ筋の結束は、鉄筋の交点の半数以上とする。
3.D13とD16との鉄筋の重ね継手の長さについては、D13の呼び名の数値である13に所定の数値を乗じて算出する。
4.ガス圧接継手において、圧接面のずれが鉄筋径の1/4を超えた場合、その圧接部については、再加熱して修正する。

解答 4:ガス圧接継手における不良箇所の補正・修正(JASS 5)
①鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えた。
 →切り取り、再圧接
②ふくらみの直径または長さが規定値に満たない。
 →再加熱
形状が著しく不良、有害欠陥である。
 →切り取り、再圧接
④著しい曲がりが生じた。
 →再加熱して修正
⑤圧接面のずれが規定値を超えた。
 →切り取り、再圧接
(関連問題:平成29年1級学科5、No.08平成24年1級学科5、No.08平成21年1級学科5、No.08平成20年1級学科4、No.08、平成19年1級学科5、平成17年1級学科5、平成15年1級学科5、平成14年1級学科5、平成12年1級学科5)

〔H24 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.矩形柱の主筋と帯筋の交差する鉄筋相互の結束については、四隅の交点において全数行い、その他の交点において半数以上行った。
2.径が異なる異形鉄筋の重ね継手の長さについては、太いほうの鉄筋の径を基準とした。
3.構造体の計画供用期間の級が「標準」の建築物において、地中ばりのあばら筋の加工については、特記がなかったので、幅、高さの加工寸法の許容差をそれぞれ±5mmとした。
4.鉄筋のガス圧接継手の外観検査において、圧接部の膨らみの直径が鉄筋径の1.4倍以上であったが、膨らみの長さが鉄筋径の1.1倍未満であったので、再加熱し、圧力を加えて所定の膨らみの長さに修正した。

解答 2:鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋の継手の長さは、細いほうの鉄筋の径を基準とする。また、重ね継手の長さは特記によるが、特記がない場合はJASSの表より、鉄筋の呼び名の数値に所定の数値を乗じて算出する。(JASS 5)
(関連問題:平成27年1級学科5、No.08平成25年1級学科5、No.08平成21年1級学科5、No.08、平成16年1級学科4)

 

 

〔H23 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、設計図書に特記がないものとする。

1.D10のスパイラル筋の重ね継手については、長さを500mmとし、その末端については、折曲げ角度を90度、余長を60mmとした。
2.SD345のD25の鉄筋の手動ガス圧接については、技量資格種別2種の手動ガス圧接技量資格者が行った。
3.SD345のD19の鉄筋とSD345のD22の鉄筋との継手については、手動ガス圧接とした。
4.構造体の計画供用期間の級が「長期」の建築物において、耐久性上有効な仕上げを施す屋外側の鉄筋の設計かぶり厚さについては、耐久性上有効な仕上げを施さない場合の鉄筋の設計かぶり厚さから10mm減じた。

解答 1:スパイラル筋の重ね継手は、必ずフックを設けることとし、
①定着長さは、50d以上かつ300mm以上。(dは異形鉄筋の呼び名の数値)
→d=10なので、500mm以上。(正しい記述)
②余長は、90度フックの場合は12d、135度フックの場合は6d
→90度フック、d=10なので、120mm以上必要。(「余長を60mm」は誤った記述)
(JASS 5)
(関連問題:平成18年1級学科4)

〔H22 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、設計図書に特記がないものとする。

1.ガス圧接継手において、加熱中に火炎に異常が生じたが、鉄筋の圧接端面相互が密着した後であったので、火炎を再調節して作業を継続した。
2.JIS規格品のD19の異形鉄筋について圧延マークを確認したところ、突起の数が1個であったので、SD295Aと判断した。
3.スラブの主筋と配力筋との交差する鉄筋相互の結束については、その交点の半数以上について行うことを標準とした。
4.ガス圧接継手の超音波探傷試験において、試験の箇所数については、1検査ロットに対し30か所とし、検査ロットから無作為に抜き取ることとした。

解答 2:JIS規格品である異形鉄筋は、圧延マークまたは色別塗色のいずれかで種類を確認する。(建築工事監理指針)
  種類 :   圧延マーク  :色別塗色
 SD295A:突起なし(    ) :適用なし
 SD295B:突起1個( ・ ) : 白
 SD345  :突起1個( ・ ) : 黄
 SD390  :突起2個(・・): 緑
(関連問題:平成28年1級学科5、No.05平成25年1級学科5、No.03平成20年1級学科4、No.01、平成13年1級学科4、平成09年1級学科4)

〔H21 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、設計図書に特記がないものとする。

1.粗骨材の最大寸法が20mmのコンクリートを用いる柱において、主筋D22の鉄筋相互のについては、30mmとした 。
2.屋根スラブの出隅及び入隅の部分の補強筋については、屋根スラブの上端筋の下側に配置した。
3.D13とD16との鉄筋の重ね継手の長さについては、D13の呼び名の数値である13に所定の数値を乗じて算出した。
4.ガス圧接継手の外観検査の結果、明らかな折れ曲がりが生じて不合格となった圧接部については、再加熱して修正した。

解答 1:鉄筋相互のあきは、以下の条件を満たす必要がある。
条件①25mm以上
条件②粗骨材の最大寸法の1.25倍以上
条件③隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍以上
設問では、粗骨材の最大寸法が20mmなので、1.25倍の25mm(条件②)。主筋はD22なので、22×1.5=33、33mm以上のあきを確保する。
(関連問題:平成27年1級学科5、No.08平成26年1級学科5、No.08平成21年1級学科5、No.08、平成18年1級、平成16年1級、平成14年1級、平成10年1級、平成30年1級学科4、No.11平成24年1級学科4、No.09平成20年2級学科4、No.07)

〔H20 No.8〕鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、設計図書に特記がないものとする。

1.鉄筋の組立てに用いるスペーサーの材質は、スラブ及び梁の底部では鋼製とし、柱、梁及び壁の側面ではプラスチック製とした。
2.耐力壁(コンクリートの設計基準強度が27N/mm2)の脚部におけるSD295Aの鉄筋の重ね継手については、フックなしとし、その重ね継手の長さを35d(dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値)とした。
3.柱頭及び柱脚におけるスパイラル筋の末端の定着については、フック付きとし、その末端の定着を1.5巻き以上の添え巻きとした。
4.鉄筋のガス圧接継手の外観検査については、全圧接部を対象とし、圧接部の膨らみの直径が鉄筋径の1.4倍未満であったものについては、再加熱し、圧力を加えて所定の膨らみに修正した。
5.コンクリートの打継ぎ目地部分における鉄筋のかぶり厚さは、シーリングにより防水する箇所であっても、目地底から所定のかぶり厚さを確保した。

解答 2:鉄筋の種類がSD295A、コンクリートの設計基準強度が27N/mm2の時の鉄筋の重ね継手の長さは、呼び名の値の35倍、もしくはフック付きで25倍以上とする。(JASS 5)(関連問題:平成30年1級学科5、No.08、平成17年1級学科4、平成15年1級学科4、平成11年1級学科4)

 

 

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投稿日:2020年4月20日 更新日:

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