2級建築士試験

縦壁ロッキング構法(CDR構法)

投稿日:2020年3月7日 更新日:




縦壁ロッキング構法(CDR構法)

「縦壁ロッキング構法(CDR構法)」は、地震などの外力に対する建物の変形・挙動に対し、パネルが1枚ごとに微小回転し、1/100radまでの層間変形角に追従するとされている取付け構法。

パネルの両端のアンカーを用い、回転可能なように取付ける。

パネル表面の座掘り補修を必要としないため、補修作業の省力化、ならびに補修個所の浮き・ひび割れなどの心配がなく、長期耐久性ならびに美観性の向上を図ることができる。

目地にモルタルを用いない完全乾式構法。このため、寒冷地におけるモルタルの凍結の心配がない。

参考WEBSITE:https://www.clion.co.jp/

過去の出題例

「ACLパネルは、軽量で、耐火性及び断熱性に優れ、縦壁ロッキング構法を採用することにより、高い層間変形追従性能を持たせることができる。」(平成23年2級学科3、No.25)

「縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては二面接着とした。」(平成28年1級学科5、No.19)

「面内剛性の高いカーテンウォールの主要な取付け方には、地震時の建築物の揺れによる層間変位に追従させるため、ロッキング方式とスウェイ方式がある。」(平成27年1級学科1、No.04)

「縦壁ロッキング構法によるALCパネルへの磁器質タイル張りにおいて、ALCパネルの目違い精度については6mm以内とし、ALCパネルの伸縮目地とタイル面の伸縮調整目地を一致させた。」(平成27年1級学科5、No.17)

 

 







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

盤ぶくれとは?

「盤ぶくれ」とは? http://nexcokiyomi.hida-ch.com/より引用 「盤ぶくれ」は掘削工事において起こる現象で、工事に大きな影響を与えてしまう。 掘削底面下に、粘性土地盤や細粒 …

法15条1項

建築基準法第15条建物物除去の届出 第15条 建築主が建築物を建築しようとする場合又は建築物の除却の工事を施工する者が建築物を除却しようとする場合においては、これらの者は、建築主事を経由して、その旨を …

ポツダム広場再開発計画

ポツダム広場再開発計画(ベルリン) ポツダム広場再開発計画は、東西分断の壁が崩壊した後、荒廃していたポツダム広場の再開発を行なった都市計画である。 第二次世界大戦によって破壊され、荒廃したポツダム広場 …

マンセル色立体

マンセル色立体は色を色相・明度・彩度の3要素を立体的・感覚的に表したものである。中心軸は明度を表しており、下が0(理想的な黒)で上が10(理想的な白)。外側に行くほど彩度が高くなり、水平断面では円周位 …

漆喰

漆喰しっくいは、気硬性の塗壁材料で、空気中の炭酸ガスと科学反応して固まる。消石灰、すさ、のり、砂などを水で混ぜ合わせてできる。材料のすさは、しっくいの乾燥収縮によるひび割れを防止する効果がある 出題( …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い