2級建築士試験

日光東照宮

投稿日:2018年12月18日 更新日:

「日光東照宮」は徳川家康(東照大権現)が祀られる霊廟建築

この時代は庶民文化が発達し、幕府は統制のための権威付けのために彩色や豪華な装飾を施された絢爛な建築となっている。

墓(本殿)の前に石の間を挟んで「権現造り」の本殿が配置されているのが特徴。

日光東照宮




権現造り

建築物として特徴的なのは、本殿と拝殿を「石の間」で繋ぐ「権現造り」であること。

その起源は平安時代に遡るとされる。ただし、全国的に広まるのは豊臣家の家臣たちの築造によるものが多い。「北野神社(947年)」は権現造りの起源とされるが、現在の本殿は豊臣秀頼による命により1607年建築されたものである。豊臣秀吉を祭る豊国廟や、大崎八幡宮も豊臣家の家臣などが手がけている。

元々「八棟造」「石の間造」と呼ばれていたが、全国の東照大権現を祭る神社に多く用いられたことから、「権現造り」と称された。

過去の出題

建築士の対策としては、
・北野神社(京都府上京区、1607年、菅原道真)
・大崎八幡宮(宮城県仙台市、1604年、伊達政宗)
・日光東照宮(栃木県日光市、徳川家康)
を押さえておくべきであろう。

北野神社の八棟造(北野天満宮HPより)

令和元年1級学科1、No.02
平成26年1級学科1、No.02
平成18年1級
平成13年1級
平成30年2級学科1、No.01
平成28年2級学科1、No.02
平成20年2級学科1、No.01

 







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

多孔質材料

多孔質材料 グラスウールなどの多孔質材料に音があたり、小さな繊維を振動させたり、細かい隙間へ入るときの摩擦などで、音エネルギーの一部が熱に変わり吸収される。 特徴として、低音域より高音域が多く吸収され …

バリアフリー法施行令9条

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令 (バリアフリー法施行令) 第9条 基準適合義務の対象となる特別特定建築物の規模 基準適合義務の対象となる特別特定建築物の規模 第9条 法第14 …

マンセル色立体

マンセル色立体は色を色相・明度・彩度の3要素を立体的・感覚的に表したものである。中心軸は明度を表しており、下が0(理想的な黒)で上が10(理想的な白)。外側に行くほど彩度が高くなり、水平断面では円周位 …

強化天井とは?

「強化天井」 建築基準法施行令 第112条3項一号 「強化天井」とは、天井のうち、その下方からの通常の火災時の加熱に対してその上方への延焼を有効に防止することができるものとして、国土交通大臣が定めた構 …

即席単語帳施工20

即席単語帳施工20 一級建築士学科試験:2023年7月23日(日)令和05年度試験日まであと 日! 1.[溶接欠陥]溶け込み不良の場合、エアアークガウジングではつり取り、両端より〇〇mm程度除去、船底 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い