2級建築士試験

内部結露って?建築士試験用語

投稿日:2019年5月30日 更新日:




内部結露

「内部結露」は、室内の高温多湿の空気が壁内に侵入し、それが冷やされて水滴になる現象。この内部結露は柱や土台、また壁自体にも損傷を与え、悪影響であるので防止する必要がある。

内部結露は建材が腐る原因になり、またグラスウールなどの繊維系断熱材の吸水による断熱機能性の低下を引き起こしてしまう。

出題:平成20年度No.06

防止の考え方

内部結露は壁内に室内の湿った空気が入ることで生じてしまう。

その防止方法は、室内側の空気が壁内に入らないように考えれば良いので、以下のようにする。

①室内側の壁は気密性の高い材質を用いる。

②断熱材の内部に水蒸気が入ってはならないので、断熱材と室内側の壁との間に防湿層(防湿フィルム等)を設ける。(断熱材は防湿には効果がないので、厚くしても効果はない。)(出題:平成22年度No.06)

③壁内に侵入した湿り空気を逃がすため、室外側の外壁は気密性の低い材質を用いる

④断熱材と壁の外側との間に空気層を入れる。(壁体内換気)(出題:平成26年度No.06)

⑤二重窓の場合は、内側サッシの気密性を高くする。

⑥外断熱工法を用いる。

出題ポイント

建築士試験での出題ポイントは、

・内断熱の場合、断熱材を厚くしても内部結露防止には効果はない。
出題:平成20年度No.06平成28年度No.04

・内断熱の場合、防湿層は断熱材よりも室内側に設ける。
出題:出題21年度No.05平成26年度No.06

・外壁の室内側の壁材(もしくはサッシ)の気密を高くする。
出題:平成20年度No.06出題21年度No.05平成23年度No.07平成26年度No.06

・内断熱工法よりも外断熱工法の方が効果は高い。
出題:平成22年度No.06







-2級建築士試験

執筆者:

関連記事

袖壁

「袖壁(そでかべ)」とは、壁に対して直角に張り出した壁。壁に窓や出入口などの開口部がある場合、開口部の左右にある壁をいう。 袖壁の設置目的は、防火上の目的(特に外壁)、構造耐力を負担する目的、意匠の目 …

電波法102条の3

電波法 第102条の3 伝搬障害防止区域における高層建築物等に係る届出 伝搬障害防止区域における高層建築物等に係る届出 第102条の3 前条第2項の告示に係る伝搬障害防止区域内(その区域とその他の区域 …

床面積–建築士試験用語

床面積とは 「床面積」とは、建築物の各階またはその一部で、壁その他の区画の「中心線」で囲まれた部分の「水平投影面積」である。 ただし、原則としてピロティ、ポーチ、バルコニー、吹きさらしの廊下、外階段は …

コールドジョイント

斜めに線が見える、これがコールドジョイント コールドジョイント 「コールドジョイント」とは、コンクリートの打継ぎ時間の間隔を過ぎて打設した場合に、前に打ち込まれたコンクリートと重ねて打ち込まれたコンク …

A火災

A火災は、火災の原因3種類のうちの一つ。 紙や木材などの一般可燃物による火災で、火災のほとんどがA火災。消火には可燃物自体をなくすか、温度を下げるかが有効(冷却消火)。 ほぼ全ての消火設備で対応が可能 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い